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おでんかシチューか豚汁か


■寒い。ちゃんと天気予報見てたけど、ちゃんと重ね着したけども、びっくりするくらい寒い。


かろやかです。


■今日は、おニューを着る日なのに〜!大好きな色(オレンジ)の最高にイケてるニットをいちばん上に着たかったのに、寒すぎて上着着るしかなかったじゃん。何ならカバンの中にマフラーまで忍ばせて来ちゃったよ。悔しい。気温と服装のタイミング、全く合っていません。ちゃんと打ち合わせしておいてください。


■夏に買った時からずっと着たかったニット。常に涼しくなるタイミングをうかがっていて、ホントは先週着たかったのだけど26℃だったから諦めてペラッペラの半袖のサマーセーターを着ることになり、ようやく気温が下がったからやっと着れる…!と思ったら最低気温8℃。

……………なんで?


■ショックのあまり、寝起きでも言えそうなくらいシンプルな疑問を抱いてしまっている。なんでこんな急に寒いん。



「お待たせ〜、今日めっちゃ寒いなあ」

"ほんまになあ、ついこないだまで夏やったのに"

「もう冬やん、あっという間に年越すで」

"早いなあ、一年の感覚どんどん短なってるわ"


■これはここ数日、日本全国の人が待ち合わせ場所で会った時にしているであろう会話。あと会議の最初とかにも言ってる。何の会議にも出てないけど、きっとそう。





■今日は、私が色んな場所で色んな人の話す「寒いなあ〜」を聞いていた中で一度も出てこなかった話をしたいんです。


ここ数日の寒さはおでんの寒さだよねって言いたい。


■「わかる~」の声が小さいような気がしますね。「何言ってんの?」の顔が見えます。


■寒い日はあったかいものが食べたくなるし、毛布にくるまりたくなりますよね。これはみんな分かってくれるでしょう。その寒さにも色々種類があって、私の中では「食べたくなるもの」によって変わってくるんです。


■おおまかに豚汁、シチュー、おでん辺りのどれかが欲しくなる寒さがあると思っていて、段階が分かれているというよりは時期や過ごし方で変わる感覚だからチャートにはできない。そのくらい曖昧でテキトーな分類なんだけど、ここ数日は「おでんの寒さ」だった、という話。


■ちなみに豚汁が食べたくなる寒さはお鍋を食べたくなる寒さと似ていて、細かく切った具材を熱々のお出汁と一緒にたんまり食べたくなる感じ。シチューは雪が降りそうな時期と気温の、息が白い頃。冬本番!みたいな日に食べたくなる。おでんは、大きな大根とゆで卵、味の染みたさつま揚げ…と一つ一つの具をハフハフしながら味わいたい寒さ。


■ちゃんと説明しようとすればするほど、ただの食いしん坊にしか見えない。でも!なんとなく分かってきたでしょ…?シチューかおでんかと言われたら、ここ数日は、おでんが食べたくなる寒さだったよね?


私、ちゃんとおでん食べたもん。


■大手コンビニチェーン店でおでんを売ってくれていること、人生で何度も感謝すると思う。おでんを食べたくなる寒さの時にいつでもパッと買いに行ける環境を整えてくれて、本当に助かっています。毎年ありがとう。


■例えば夜遅くまでバイトをした日、そんなにすぐ近くにおでん屋さんはないし、どんなにおでんが食べたくても家に帰って作る時間も気力も無いとなると、「おでんが食べたい気持ち」を無視するしかない…という帰り道の、コンビニおでんは救世主。メシア。めし屋じゃないよ、メシアだよ。おでんを売っているコンビニがたくさんあることを、この時代に生きていて良かった〜と思う理由のひとつにできるくらい大切。おでんが食べたい夜に寄り添ってくれる安心感を、ナメちゃいけない。


■今年の冬はあと何回おでんを食べることになるのでしょうか。家で作るおでんに、ごぼう天や牛すじ、がんもをたんまり入れるのが好きです。ただ、一番好きな具は大根です。


それでは、また~。

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