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Google独占禁止法の裁判パート②:オープン vs クローズドの議論

Googleの独占禁止法の裁判が続く中、Off Topicでは出来るだけ頻繁に裁判の状況についてアップデートします。今回の記事は裁判の4日目〜8日目までの話となります。

詳細は記事にて記載してますが、アメリカ政府側が検索広告市場について触れたり、デフォルト検索エンジンにするために契約したVerizon社からの証言やGoogle競合のDuckDuckGoからの証言がありました。ただ、最も今週話題になったのはどれだけオープンにこの裁判の情報を公開するべきなのかという議論だった。

過去にGoogleの独占禁止法の裁判について書いた記事・音声は以下となります:

パート⓪:背景(音声版はこちら

パート①:適切な市場とデフォルトの影響力(音声版はこちら


検索広告市場について

先週の𝕏 Spaceで話したように、今回の「どの市場が的確か?」の質問に対して検索広告市場が挙げられた。結局独占禁止法を証明する一つの手法が該当していると思われる企業が値上げして利益率を勝手に上げられることだが、無料である検索サービスではそれが証明できない。ただ、検索広告市場だとGoogleが広告主に対して値上げしたのかは見せられる。今週はGoogleがこのような行為を行なったとアメリカ政府側が主張し始めた。

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