テック業界の方針を決める裁判 Daily Memo - 9/7/2023
今日のDaily Memoは来週から始まるアメリカでの重要な出来事についての話です。こちらはOff Topic Clubメンバーシップ向けに最近試験的に投稿している「Daily Memo」ではありますが、少し長文で画像やTwitterを表示する必要があったため記事として書かせていただいてます。気になる方は是非Off Topic Clubに参加してみてください!
来週アメリカ時間の火曜日から1998年のMicrosoftに対しての訴訟以降、現代のインターネットでの初の大手テック企業に対してアメリカ政府が独占禁止法の裁判を始めます。アメリカ政府は10週間にわたってGoogleが検索市場を様々な手法を通じてシェアを獲得したが、それが独占禁止法に該当すると主張する。Googleはそれに対して何百人の従業員と大手弁護士事務所を3社採用して自社のポジションを守ろうとする。
アメリカ政府は過去3年間Googleに対しての調査を進めていて、GoogleがAppleや様々なステークホルダーにお金を払ってデフォルト検索エンジンのポジションを取得したことによって他社の検索エンジンを消費者が見つけにくくしたことを主張する。これはまさに過去のOff Topicのポッドキャストで説明したように、Googleはデフォルトの力を理解しているからこそコアの検索事業を強化しつつディストリビューションを取ることによって優位性を作った。まずはChromeやAndroidなど無償で検索サービスに関わる事業から始めたが、徐々に「Less than free」ビジネスモデル、いわゆるGoogleがお金を出してもディストリビューションを獲得する戦略を取り始めた。GoogleはAppleに年間$20Bぐらい支払っていると思われている。
詳細はOff Topicポッドキャストを聴いてください。
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