EPISODE 7: EMI HIROSE (ガラスと綿毛の素敵なコラボレーション）

7月3日（金）のことなので少し前の話になります。

最近何かとお世話になっている青沼優介さんが個展にコラボ作品を出すとのことでしたので仕事終わりに友人と一緒に表参道DiEGOへ。表参道駅からアップルストアの横道を行き、神宮前を散策した後に会場のオリエンタル原宿ビルに到着。今日はガラスの個展らしいという情報のみで参加です・・・・・ｗ

　（しかしちょうど周りにアート関連の友人が増えたり、デザインに関する仕事も関係してきたので自分の中での見識や感度を高める為に今回は楽しみに自分の中で収穫があるといいなと思ってはいた）

「展示会？個展って久々に行くからどんなノリで行けばいいのか・・・・」若干の不安を持ちながら、205室へ。入室してすぐに、DiEGOのロゴと赤白のガラスをモチーフにした綺麗な作品の数々が展示されている。そして触ってみたらプラスチックのように柔らかいぞ・・・・・なんかガラスとイメージしているものと違く、新鮮。

その会場の一番奥にいたのが今回のエピソードのゲスト、個展の主催者であり、ガラスアーティスト廣瀬絵美さん。最初は一通り展示を見た後、探り探りに作品の話を聞いていきましたが、今回の展示・作品やご自身の作風などを聞いているとガラスやアートに関して見識がない自分でも非常に面白く、今までの自分では見えない見方を感じることが出来た時間を体感出来た時間でした。特に今回の個展のタイトル「意識のむこう　（無効　X  向こう)というのがこの時期に粋でしたね。よりアーティスト廣瀬絵美さんについて知りたいと思い、今回EPISODE 7についてオファーをしたところ、快く承諾をしてくれたのが経緯です。

Episode 7: EMI HIROSE (Glass Art) by OFF THE RECORD • A podcast on Anchor

■プロフィール
経歴 　1990　富山県富山市出身 　
　　　2011　秋田公立美術工芸短期大学
　　　　　　　産業デザイン学科　
　　　　　　　プロダクトデザイン分野　卒業 　
　　　2013　富山ガラス造形研究所　卒業 　
　　　2013~2016　富山ガラス工房　勤務 　
　　　現在　金沢卯辰山工芸工房　所属

展覧会

2016 EMI HIROSE GLASS SOLO EXHIBITION (Elektrokardiogramm/ 岡山 )
2017 life-world (ALEXANDER TUTSEK-STIFTUNG/ ドイツ )
2017 アートフェア東京(東京国際フォーラム/東京) 2017 現代ガラスアート展 魂のかたち
　　　 (ギャラリー桜林/茨城)
2017 KOGEI Art Fair Kanazawa
2017 (ミヅマアートギャラリー ブース/金沢)
2018 アートフェア東京(東京国際フォーラム/東京)
2018 現代工芸展 (西武渋谷/東京)
2018 廣瀬絵美 ガラス展 線-SEN- (Gallery美の舎/東京)
2019 硝子展(JILLD’ART GALLERY/愛知)
2019 廣瀬絵美個展 Accumulated (SKLo/金沢) 2019 KOGEI Art Fair Kanazawa
2020 台湾International Art Fair (南港老爺/台湾)

【Instagram】
https://www.instagram.com/h.emi0919/?hl=ja
【Twitter】
https://twitter.com/emihrs

そして実際にコラボした青沼さんとはおそらく共通する考え方はあると思うけどあまりお話しできていないということを聞いておせっかいながら3人で撮る試みをしています。一番印象的だったのは、今の作風（コイル）がいけると思った瞬間は？という問いに対して廣瀬さんが言葉を選びながら、

単純にワクワクしただけ。同じ線を扱ってて、コイルをガラスで出来ると思っていなかったけど色々を試して欲望が出来て、ワクワクが持続した。ただコイルの作品はゴールと思っているわけでなく、過程であるとは思っている。きっと何かあるだろうなと思ってるから続けてて、きっとそう思わせることもあるから人が見てくれているのでは？「ワクワクやトキメキ」がある時に続いている感じがします。（一部抜粋 OFF THE RECORD PODCAST EPISODE 7）

→これは以前青沼さんが自分自身が大切にしてるのは「手を動かして作りながら考えること」と言っていることに通じるなと思いました。（廣瀬さんはどちらかというとフィーリング型のような感じましたが）

言葉などに派手さはないけど、作ったものをしっかりと感じ取って着実に自分自身の形にしていくのが廣瀬さんの強み何だと思います。

ガラスと綿毛でコラボをしてお互いインスピレーションを与え合う素敵な関係が垣間見れる瞬間でした。

今回のエピソードの目録は下記の通り、4項目。

途中僕のいらないガラスの歴史調べ（見事に空振りしたけど、優しい二人が回収してくれた）もありましたが、今回聞きたいことや二人の話をセッティングする目的も達成されて大満足。あとは実際に金沢の工房にいって作業されているところを見てみたいと思いました（あ、あとグラスは購入～9月中旬お届け予定）Part2もありますが、もう少しくだけて音楽の話をする廣瀬さんの話をお楽しみに。

最後に廣瀬さんをイメージしてspotifyでプレイリストをつくりました。

多くは語らないけど内に秘めた芯の強さ、おしとやかさ、女性・ガラスアートのはかなさ/しなやかさなどのコンセプトをもとにテクノ・ハウス・シティポップなどで構成された17曲。ぜひお時間ある時に♪

それでは。