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1990年、中2だった俺と洋楽

1990年を特集。この年、自分は13歳〜14歳。中学2年。

ビートルズの洗礼を受け洋楽にどっぷり浸かり始めた頃です。

2月にローリング・ストーンズが来日。テレビ放送されていましたが、正直よくわかりませんでした。

3月にはポール・マッカートニーがソロとして初来日。これは多いに盛り上がりましたが、メディアの取り上げ方はストーンズに比べるとそれほどでもありませんでした。

映画はバック・トゥ・ザ・フューチャー3。映画館で2回観ました。

邦楽は「踊るポンポコリン」がバカ売れしていました。洋楽はスティービーBがずっとチャートの1位にいました。ビルボードトップ40を毎週見るようになったのもこの頃です。

シドニィ・シェルダンが売れていて、バカにしながら読んだら面白くて一気に駆け抜けました。

大相撲は、遠藤や竜電が生まれた年。

今思うと自分のベースが作られた年ともいえます。そんな1990年、当時の自分の状況をふまえながら8曲を選んでみました。


Step by Step/New Kids On The Block

同名アルバムのタイトルトラックで90年を象徴する曲のひとつ。新しい時代(90年代)がやってきた!って感じでした。
ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの前に別のグループで録音・発表されたがヒットしませんでした。
メンバーでボーカルを分け合います。ドニー・ウォルバーグのパートがカッコよかったですよね。ミュージックビデオには、ドニーの弟で後にラッパーとしてデビュー、俳優としても猿の惑星やブギーナイツ、バスケットボール・ダイアリーズで成功したマーク・ウォールバーグが出ています。


Do You Remember? /Phil Collins

「バットシリアスリー」からのシングル・カット。ビルボード4位まで上がりました。
当時は凄くオーディオ映えする「良い音」の作品だと感じていました。今聴いても柔らかい感じのキーボードの音が凄く気持ち良いです。プログレ出身ならではの耳だと思います。
曲もメロディアスで中学生の耳を奪うには十分。その後の失速と低評価は残念です。


Sacrifice/Elton John

エルトン・ジョンは10月15日付チャートでデュア・リパとのシングル「cold heart」が全英1位になりました。これは16年ぶりの1位。
「cold heart」は「サクリファイス」を下敷きに、エルトンの代名詞とも言える「ロケットマン」など4曲を合体させた面白い曲ですよね。
当時、「サクリファイス」及びアルバム「Sleeping with the Past」は地味な印象しかなかったですが、「cold heart」のヒットで改めて聴くと、ジャケット通り穏やかな感じの良作です。
この曲、実は英国で1位まで上がっていました。


Killer/Adamski, Seal

90年のクラブシーンを代表する1曲。ベースとシールの歌、Bメロに向かう展開が無茶苦茶かっこいいですよね。
「映画の殺人シーンで流れるよう」だったため、「キラー」と名付けられたインストゥルメンタルトラックに、レイヴシーンで歌っていたシールが歌を入れました。
UKでチャート1位。

93年にジョージ・マイケルが「パパワズローリング・ストーン」とマッシュアップしたカバーを発表。ジョージのヴォーカルが圧倒的でかっこいいトラックですよね。

Dirty Boots/Sonic Youth

ゲフィンからの最初のアルバム「goo」からの3枚目のシングル・カット。
ニルヴァーナの「never mind」は翌年(91年)。水面下でオルタナが埋めいていた年。
ただ、チャート上にはほとんど顔を出していなかったため、リアルタイムでは全く感知しませんでした。ビルボードトップ40を追いかけていた中学生にとって、ニルヴァーナは、いきなり出てきたわけのわからないかっこいいバンドでした。


Nothing Compares 2 U/Sinéad O'Connor

各国のチャートで1位を獲得した90年を代表する1曲。
プリンス作。元々80年代にプリンスが子分のバンドthe familyに書いた曲。
シニード・オコナーのアップで構成されたミュージックビデオの美しさも話題となりましたよね。


Waiting for That Day /George Michael

傑作アルバム「listen without prejudice vo.1」からのシングルカット。
ジェイムス・ブラウンの「ファンキードラマー」のドラムのサンプリングループに、ローリング・ストーンズの「無情の世界」が載っかった感じの曲。
アコースティックギターの音が気持ちよく当時良く聴きました。
「listen without prejudice vo.1」は1曲目のpraying for timeから圧倒され、何度も繰り返し聴きました。


More Than Words/Extreme

アルバム「ポルノグラフティ」から。シングル・カットは91年。
各国チャートで1位を獲得。
ファンク・ハードロックを得意とするバンドのサウンドと異なるアプローチのアコースティックバラード。91年から92年にかけてヒットした「to be with you」もそうですが、この頃ハードロックバンドのアコースティックバラードが流行っていました。バンドとしては諸刃の剣だったと思われます。
ラジオとかテレビでふと耳にすると絶対にアガる曲。

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