タイフーン寺尾事務所

ロック、サウナ、サッカー。 サ旅(サウナ旅、サッカー旅)を愛す。

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BLURの全アルバムレビューとランキング!

ブラーは、マンチェスタームーブメントの末端からデビューし、60年代から90年代までのUKロックの歴史を包括した「LIFE三部作」でブリットポップの中心としてシーンで輝きました。その後、USオルタナ志向が強まった傑作「BLUR」、外部のプロデューサーの力を借りデーモンの個性が強く出た2枚を発表し解散。解散後も何度か再結成しツアーを行い、ファンへの手紙のような2作(結構な力作)を届けてくれています。 個人的には、高校、大学の多感な時期に「LIFE三部作」がリリースされたこともあ

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      Wilco - Everlasting Everything

      90年代後半から00年代にかけて、60〜70年代のアーティストと変わらないクオリティでロックな名曲を連発したのがウィルコ。この曲はロック的なエキセントリックさと、スケールのデカさと、美メロが炸裂したウィルコらしさ全開の名曲だ。

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        クラシックロックは遠ざかっていく

        最近、BBCとかApple musicのラジオを聴く機会が多い。 最近の流行に否応なく触れられて良いのだが、凄く気になることがあって。 ビートルズとかストーンズのような超大物を除いて、全くと言っていいほど60年代、70年代のロックがかからないのだ。 日本でレコードコレクターズやミュージックマガジンを大体毎月読んでいる俺みたいな90年代ロッカーにとっては非常に違和感を感じるし寂しくなる。 世間では、積極的に聴こうとしない限り、クラシックロックが耳に入ってくることはほとんど無い。 「名盤アワー」とか「ビートルズテン]「山下達郎のサンデーソングブック」などでオールディーズをラジオで聴ける日本は世界的にはきっと稀有な国なんだと思う。 もっと自然にクラシックロックが聴けると良いのにな。

        • 00年代洋楽ベストソング30

          twitter(現X)の企画 #00年代洋楽ベストソング100 に参加した際の俺の「00年代洋楽名曲」30曲が以下。1アーティストにつき1曲とした。 ストレートに頭に浮かんだ曲をガンガン選んでいって、最終的に削ぎ落とした。時代を反映した王道のプレイリストになったと思う。 1.Wilco - Everlasting Everything90年代後半から00年代にかけて、60〜70年代のアーティストと変わらないクオリティでロックな名曲を連発したのがウィルコ。この曲は、ロック的な

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        記事

          Fujirock2024 初日

          今年もフジロックに行ってきた。金曜日一日のみの参加。いろいろ手間がかかることや、体力・気力を考えて、最近は一日だけの参加で、がっつり楽しむことに集中している。金曜参加の理由は、土日で体力を回復させモードチェンジすることと、3日間で一番ヒトが少なく快適ということからだ。 今年も朝5時半に出発。群馬で「あおぞら」という焼肉屋が気になったが行き帰りともに時間が合わず。来年は帰りに寄りたい。10時半には現地入り。暑い一日だった。 Indigo la End山梨県出身のスーパーギタリ

          240724 音楽記事やフジロック

          90年代を乗り越えた ロックその他について無駄に語るpodcast

          240724 音楽記事やフジロック

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          ミスター・ムーンライト

          毎週月曜日の朝は、radikoのタイムフリーでラジオ日本の「ビートルズ10」、いわゆる「ビー10(テン)」を聴いている。ビートルズは中学1年からずっと聴いているが、この番組のおかげで、俺のビートルズは毎週更新される。今週は、一曲目が「ロックンロール・ミュージック」、その後「ミスター・ムーンライト」が流れた(と思う)。 この2曲は、初来日時の法被を着たビートルズの映像と合わせて、テレビ番組で使われることが多い。白黒の映像と法被の異邦人、そしてミスター・ムーンライト。多くの日本

          ミスター・ムーンライト

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          breadの名曲。

          名曲。心の琴線に触れる。 breadは日本での評価が著しく低いが、良い曲沢山ある。

          The Beatles「Let It Be」を観た

          1970年の公開後、なかなか陽の目を見る機会が無かった後期ビートルズの映画。「Get Back」のピーター・ジャクソンにより復元され、ディズニープラスで公開された。 ずっと観たかった映画だった。 永らく、「ビートルズ解散前の争いや口論を生々しく収めた暗い映画」という評判だった。 映画がポールの弾く物哀しいピアノで始まるのと、ポールの独善的なお説教に時間を割いているのと、ポールとジョージの言い争いがあるということで、少しだけ暗い感じ(前半)だが、「Get Back」を観ている

          The Beatles「Let It Be」を観た

          Blur – Leisure

          91年発表の1stアルバム。デーモン・アルバーンは68年生まれなので、当時23歳ぐらい。 ブームのピークを迎えたマンチェスタームーヴメント(ムーブメントの中心にいたプライマルがスクリーマデリカを発表)とシューゲイザー(マイブラがラブレスを発表)の間の子のようなサウンドで、バンド名通り、はっきりしない曖昧な感じのプロダクションだ。メロディ的には、今に至るフック満載のデーモン節を聴くことができる。ただ、マンチェをなぞるもグルーヴの無いリズムと、この時点では無個性なグレアムのギタ

          PCオーディオ、いろいろ試したが結局20年ぐらい前に買ったオンキョー WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U55とコンポを光ケーブルで繋ぐ形に落ち着いた。凄く柔らかい音。普段聴いている音楽が新しい!

          PCオーディオ、いろいろ試したが結局20年ぐらい前に買ったオンキョー WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U55とコンポを光ケーブルで繋ぐ形に落ち着いた。凄く柔らかい音。普段聴いている音楽が新しい!

          稀代のモッズバンド、スモール・フェイセスのアルバムレビュー、おすすめ紹介

          彗星の如く駆け抜けた若きモッズバンドスモール・フェイセスは、子役で歌手経験もあったスティーヴ・マリオットと、マリオットが楽器屋でバイトをしているときに知り合ったロニー・レインを中心に、1965年ロンドンで結成された。マリオットは1947年生まれなので、生きていれば77歳(2024年時点)。60年代ミュージシャンとして一括りにされることが多いが、ジョン・レノンが1940年生まれなので、小学校が被らない、ひとつ下の世代といえる。同級生はデヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン、ブライ

          稀代のモッズバンド、スモール・フェイセスのアルバムレビュー、おすすめ紹介

          年齢別アルバム ポール・ウェラーのキャリアと変化

          みうらじゅん氏は「ディランのアルバムは自分の年齢と同じ作品を聴け、味わい深いから」と「ディランがロック」の中で語っていた。当時のディランの考えや迷いが理解しやすくなると。 長いキャリアを誇るポール・ウェラーにも同じやり方が有効だと思い、まとめてみた。 ソロデビューが33歳。スタンリーロード期でも37歳だ。この時期「モッドファーザ」とか「兄貴」とか言われて大ベテランの佇まいだったが、会社だとまだ課長前ぐらいの年齢だ。ジャムでのデビューが10代だったからな・・・。ジャム、スタカ

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          ポール・ウェラー、アルバムランキング

          ソロ16作のレビューを終えて、自分の尺度でアルバム順位付けしてみた。 ウェラーの30年超のソロの歴史は、関わった主なプロデューサーにより、大枠で3期にわけられる。ブレンダン・リンチ期、サイモン・ダイン期、ジャン・スタン・カイバート期だ。 サイモン・ダイン期に個人的にはウェラーから一時離れたが、UK界隈で最も評価が高いのはこの時期だったりしてよくわからない。 自分のやりたいことと作品の完成度が高いレベルで重なっているのは、アラ60期の作品だと思う。ブレンダン・リンチ期には無い

          ポール・ウェラー、アルバムランキング

          ロキノンは、昔の批評性が失われ、単なる商業誌に転落し、これが洋楽低迷の大きな要因となっています。編集長を若手に変更しなかった渋谷の判断は痛恨の極みです。絶対病から復活してほしいと思います。

          ロキノンは、昔の批評性が失われ、単なる商業誌に転落し、これが洋楽低迷の大きな要因となっています。編集長を若手に変更しなかった渋谷の判断は痛恨の極みです。絶対病から復活してほしいと思います。

          ロッキングオン。ローリングストーンズの新作が年間ベスト3入り。客観的に見て、作品の質は相当にイマイチだったと感じます。盛り上がりはあったものの、ベスト3は無いかと。

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