タイフーン寺尾事務所

ロック、サウナ、サッカー。 サ旅(サウナ旅、サッカー旅)を愛す。

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2000年代洋楽、オルタナ目線での名曲30

twitter(現X)の企画 #00年代洋楽ベストソング100 に参加した際の筆者の「00年代洋楽名曲」30曲が以下。1アーティストにつき1曲とした。 ストレートに頭に浮かんだ曲をガンガン選んでいって、最終的に削ぎ落とした。時代を反映した王道のプレイリストになったと思う。 1.Wilco - Everlasting Everything90年代後半から00年代にかけて、60〜70年代のアーティストと変わらないクオリティでロックな名曲を連発したのがウィルコ。この曲は、ロック的

    • Spencer Dickinson – Spencer Dickinson

      2001年に発表。 当時、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンで旬を超えた感があったジョン・スペンサーが、初見でガツンときたノース・ミシシッピ・オールスターズのコーディとルーサーのディッキンソン兄弟(リズム隊)と組んだバンドだ。 ディッキンソン兄弟は、メンフィスの大物プロデューサー、ジム・ディッキンソンの息子。血を裏切らないソウル&ブルースフィーリングにあふれた「血が沸き立つような」グルーヴを生み出している。さらに、制約の多いJSBXから離れて自由を手にしたジ

      • オアシス ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10感想

        映画館でライブを観たのは初めて 爆音に近い音響で、迫力十分 観客も20名程で、気兼ねなく観れた 小声で歌った リアムの動きがいちいち笑える 家の音響では伝わらないドラムの音の良さ やはりバンドの核はドラムだ アランホワイト、ボーンヘッドは映っていたが、ベースのギグジーがいないものとされていた ギグジーは何かしたのかな 日本ではOASISの代名詞的存在になっているドンルクが、ノエルのソロコーナーで軽く演奏されていて、クライマックスになっていなかったのは面白かっ

        • Paul Weller - 66

          2024年発表。66歳の誕生日の直前にリリースされた。 レコーディングは3年の長期に亘り、ノエル・ギャラガー、ボビー・ギレスピー等大物から、ベンゴルデリア、ハンナ・ピールら常連ら多くのミュージシャンが参加。曲調も、近作のウェラースタイルであるエレクトリックとロックの融合的な曲、中期を彷彿とさせるクラシックなロック、ストリングスが入った流暢な曲と多彩だ。一方で少し散漫な印象も受ける。 プロデュースはほとんどの曲でポール・ウェラー自らが担当。新しい挑戦は無いものの、アレンジ、プ

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          tahiti80をもう一度 初期タヒチのアルバムレビュー

          久々に20年以上前の音楽番組(DVDに落としてあったOFS)を観たら、tahiti80のCMが流れていて。「おおいいじゃん」ってなり、そこから俺の中でタヒチの再ブームが到来している。 タヒチ80は90年代にフランスで結成されたバンド。2024年の現在まで解散せず続いており、オリジナルアルバムを(多分)8枚出している。 音楽性は、「とにかくお洒落」で、日本の渋谷系を彷彿とさせるネオアコ系の音と、00年代的な未来っぽいビートが合体したようなサウンドが持ち味だ。 99年発表の「

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          Wilco - Everlasting Everything

          90年代後半から00年代にかけて、60〜70年代のアーティストと変わらないクオリティでロックな名曲を連発したのがウィルコ。この曲はロック的なエキセントリックさと、スケールのデカさと、美メロが炸裂したウィルコらしさ全開の名曲だ。

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          クラシックロックは遠ざかっていく

          最近、BBCとかApple musicのラジオを聴く機会が多い。 最近の流行に否応なく触れられて良いのだが、凄く気になることがあって。 ビートルズとかストーンズのような超大物を除いて、全くと言っていいほど60年代、70年代のロックがかからないのだ。 日本でレコードコレクターズやミュージックマガジンを大体毎月読んでいる俺みたいな90年代ロッカーにとっては非常に違和感を感じるし寂しくなる。 世間では、積極的に聴こうとしない限り、クラシックロックが耳に入ってくることはほとんど無い。 「名盤アワー」とか「ビートルズテン]「山下達郎のサンデーソングブック」などでオールディーズをラジオで聴ける日本は世界的にはきっと稀有な国なんだと思う。 もっと自然にクラシックロックが聴けると良いのにな。

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          Fujirock2024 初日

          今年もフジロックに行ってきた。金曜日一日のみの参加。いろいろ手間がかかることや、体力・気力を考えて、最近は一日だけの参加で、がっつり楽しむことに集中している。金曜参加の理由は、土日で体力を回復させモードチェンジすることと、3日間で一番ヒトが少なく快適ということからだ。 今年も朝5時半に出発。群馬で「あおぞら」という焼肉屋が気になったが行き帰りともに時間が合わず。来年は帰りに寄りたい。10時半には現地入り。暑い一日だった。 Indigo la End山梨県出身のスーパーギタリ

          ミスター・ムーンライト

          毎週月曜日の朝は、radikoのタイムフリーでラジオ日本の「ビートルズ10」、いわゆる「ビー10(テン)」を聴いている。ビートルズは中学1年からずっと聴いているが、この番組のおかげで、俺のビートルズは毎週更新される。今週は、一曲目が「ロックンロール・ミュージック」、その後「ミスター・ムーンライト」が流れた(と思う)。 この2曲は、初来日時の法被を着たビートルズの映像と合わせて、テレビ番組で使われることが多い。白黒の映像と法被の異邦人、そしてミスター・ムーンライト。多くの日本

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          breadの名曲。

          名曲。心の琴線に触れる。 breadは日本での評価が著しく低いが、良い曲沢山ある。

          The Beatles「Let It Be」を観た

          1970年の公開後、なかなか陽の目を見る機会が無かった後期ビートルズの映画。「Get Back」のピーター・ジャクソンにより復元され、ディズニープラスで公開された。 ずっと観たかった映画だった。 永らく、「ビートルズ解散前の争いや口論を生々しく収めた暗い映画」という評判だった。 映画がポールの弾く物哀しいピアノで始まるのと、ポールの独善的なお説教に時間を割いているのと、ポールとジョージの言い争いがあるということで、少しだけ暗い感じ(前半)だが、「Get Back」を観ている

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          BLURの全アルバムレビューとランキング!

          ブラーは、マンチェスタームーブメントの末端からデビューし、60年代から90年代までのUKロックの歴史を包括した「LIFE三部作」でブリットポップの中心としてシーンで輝きました。その後、USオルタナ志向が強まった傑作「BLUR」、外部のプロデューサーの力を借りデーモンの個性が強く出た2枚を発表し解散。解散後も何度か再結成しツアーを行い、ファンへの手紙のような2作(結構な力作)を届けてくれています。 個人的には、高校、大学の多感な時期に「LIFE三部作」がリリースされたこともあ

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          Blur – Leisure

          91年発表の1stアルバム。デーモン・アルバーンは68年生まれなので、当時23歳ぐらい。 ブームのピークを迎えたマンチェスタームーヴメント(ムーブメントの中心にいたプライマルがスクリーマデリカを発表)とシューゲイザー(マイブラがラブレスを発表)の間の子のようなサウンドで、バンド名通り、はっきりしない曖昧な感じのプロダクションだ。メロディ的には、今に至るフック満載のデーモン節を聴くことができる。ただ、マンチェをなぞるもグルーヴの無いリズムと、この時点では無個性なグレアムのギタ

          PCオーディオ、いろいろ試したが結局20年ぐらい前に買ったオンキョー WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U55とコンポを光ケーブルで繋ぐ形に落ち着いた。凄く柔らかい音。普段聴いている音楽が新しい!

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          稀代のモッズバンド、スモール・フェイセスのアルバムレビュー、おすすめ紹介

          彗星の如く駆け抜けた若きモッズバンドスモール・フェイセスは、子役で歌手経験もあったスティーヴ・マリオットと、マリオットが楽器屋でバイトをしているときに知り合ったロニー・レインを中心に、1965年ロンドンで結成された。マリオットは1947年生まれなので、生きていれば77歳(2024年時点)。60年代ミュージシャンとして一括りにされることが多いが、ジョン・レノンが1940年生まれなので、小学校が被らない、ひとつ下の世代といえる。同級生はデヴィッド・ボウイ、マーク・ボラン、ブライ

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          年齢別アルバム ポール・ウェラーのキャリアと変化

          みうらじゅん氏は「ディランのアルバムは自分の年齢と同じ作品を聴け、味わい深いから」と「ディランがロック」の中で語っていた。当時のディランの考えや迷いが理解しやすくなると。 長いキャリアを誇るポール・ウェラーにも同じやり方が有効だと思い、まとめてみた。 ソロデビューが33歳。スタンリーロード期でも37歳だ。この時期「モッドファーザ」とか「兄貴」とか言われて大ベテランの佇まいだったが、会社だとまだ課長前ぐらいの年齢だ。ジャムでのデビューが10代だったからな・・・。ジャム、スタカ

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