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俺の一枚、レビュー

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記事一覧

radiohead「The Bends」アルバム・レビューと当時の俺

『The Bends』── レディオヘッドとの出会いと衝撃レディオヘッドの『The Bends』はリアルタ…

THE BANDのガース・ハドソンの訃報に触れて

ザ・バンドのガース・ハドソンが亡くなった。2024年、87歳だった。これでついに、オリジナル…

00年代UKロックの良心、The Stands特集。2枚のアルバム・レビュー。

The standsThe Standsは、ビートルズを生んだ港町リバプール出身のロックバンド。ギター・ボー…

Spencer Dickinson – Spencer Dickinson

2001年に発表。 当時、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンで旬を超えた感があ…

オアシス ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10感想

映画館でライブを観たのは初めて 爆音に近い音響で、迫力十分 観客も20名程で、気兼ねなく…

Paul Weller - 66

2024年発表。66歳の誕生日の直前にリリースされた。 レコーディングは3年の長期に亘り、ノエ…

tahiti80をもう一度 初期タヒチのアルバムレビュー

久々に20年以上前の音楽番組(DVDに落としてあったOFS)を観たら、tahiti80のCMが流れていて。「おおいいじゃん」ってなり、そこから俺の中でタヒチの再ブームが到来している。 タヒチ80は90年代にフランスで結成されたバンド。2024年の現在まで解散せず続いており、オリジナルアルバムを(多分)8枚出している。 音楽性は、「とにかくお洒落」で、日本の渋谷系を彷彿とさせるネオアコ系の音と、00年代的な未来っぽいビートが合体したようなサウンドが持ち味だ。 99年発表の「

Blur – Leisure

91年発表の1stアルバム。デーモン・アルバーンは68年生まれなので、当時23歳ぐらい。 ブーム…

稀代のモッズバンド、スモール・フェイセスのアルバムレビュー、おすすめ紹介

彗星の如く駆け抜けた若きモッズバンドスモール・フェイセスは、子役で歌手経験もあったステ…

年齢別アルバム ポール・ウェラーのキャリアと変化

みうらじゅん氏は「ディランのアルバムは自分の年齢と同じ作品を聴け、味わい深いから」と「デ…

Paul Weller – Fat Pop

2021年発表。コロナ禍に作成された。2作連続の全英1位。 長いキャリアの中でも最も丁寧に作ら…

Paul Weller – On Sunset

2020年、コロナ騒動の最中にリリースされたソロ15枚目の作品。 「As Is Now」「Saturns Patter…

ポーグスのシェインと俺

ポーグスのシェインが亡くなった。 「脳炎で入院し集中治療を受けていたが、退院した」なんて…

Paul Weller – True Meanings

18年発表。前作から約1年、短いインターバルでリリースされた。 アンプラグドっぽいアレンジで、内省的な曲が多く、ウェラーとしては異色作だ。曲によってはストリングスが絡んだり、ジャジーなナンバーもある。60代となったポール・ウェラー、年齢相応の落ち着きと、渋さを纏った作品だ。UK2位。 「Bowie」はタイトルそのまま、デヴィッド・ボウイに捧げた曲。シンプルな歌詞でボウイに感謝する。なかなかグッとくる優しい歌だ。 個人的にはキャリアの中で最も心を揺さぶられなかった作品のひと