見出し画像

アフターコロナの世界、リスクとリターンの天秤はどうなる?

とうとうWHOからパンデミック宣言が出てしまい、欧州でも感染症の猛威が広がりつつあります。

株価は乱効果を繰り返しており、アメリカ合衆国でも欧州からの渡航制限を検討するという声明が発表されたり、世界的混乱の様相です。

かたや東京はというと...リモートワークや外出自粛要請、一斉休校などの影響で街の商店がダメージを受けています。

反面、小売店は活況で、家飲みのために酒販店や通販部門は売上UPと聞いています。しかし、トータルで見ると経済的なダメージは深刻な方向へ突き進んでいますね...先行き、ちょっと心配ですね。


この先どうなる?

それでは、この先の流れがどうなるかを勝手に予想してみます。感染症の専門医でもなければ経済学者でもないので、エンタメとして読んでください。

考えられるパターンは3つ。

A.ウイルス封じ込めに成功して終息
B.ウイルス封じ込めに失敗→感染爆発で経済崩壊
C.ウイルス封じ込めに失敗するも程々に軟着陸
D.ワクチン開発に成功して終息

現状、Aの可能性はかなり低いですね。

世界中に広がってしまった点、国境封鎖などを数ヶ月レベルで行う判断をすべての国が一斉に取れる可能性が低い点など、現実的にA.の可能性は低い。


B.はどうでしょうか?

イタリアがこの方向に突き進んでいて本当に失敗なのですが、医療機関のパンク→重症者への医療資源の不足→被害の拡大、という負のスパイラルにハマるとこの可能性が高そうです。現状、日本は踏みとどまっている印象です。


C.がいちばん可能性が高そうです。

常に感染者と死者の数字報告は上がりつつ、医療機関もパンクしないギリギリのところで重症化する感染者数を抑え込み続ける。

で、Cの状況を続けつつDのワクチン開発や予防接種の開発を待つ、というのが今後の展開になりそうな気配です。


そうなると困ったことに自粛要請が続きそうなんですよね。

気温や湿度が上がることで一次的に感染者数が減ったとして、また秋冬に流行する可能性もありますし、そもそも温度で非活性化するという保証もない。

お店をやっている側としては、もはやこれはウイルスの登場前後で世の中のシステムが変わってしまったと思ったほうが良さそうです。


アフターコロナの世界へ

さて、ずっとこの自粛要請が続くとなると...考えたくもないですが、今までのビジネスの方法とはガラッと価値観が変わってしまいそうです。


1.リモートワークが急速に普及する
これは良いことでもありますが、リモートワークは急速に普及します。じゃないと売上が立てづらいからです。リモートワークのしづらい仕事も、なるべく少人数で密集せずに業務ができるように切り替わっていくでしょう。


2.フリーランスが増える
リモートが増えるのと同時に雇用契約の見直しが進み、フリーランス=個人での業務委託も増えるでしょう。そして、いわゆるホワイトカラーの会社勤めのような働き方は減少し、良くも悪くも派遣社員などの雇用形態へ流れて行きそうです。


3.介護職の人気が下がる
今回のウイルス、重症化率を見ると60台以上や持病のある人で重症化しやすい特徴があります。その特性ゆえ、医療機関はもちろん介護施設の従業員などは感染した際のリスクが非常に高い職種です。

おそらく、職場の方で「ライブなどへの参加禁止」などの感染リスク対策が呼びかけられるはずです。職業上の理由で不特定多数のイベントに参加できない...それが給与に反映されればまだしも、そうでないなら離職率は上がりそうです。


4.WEB系の仕事は総じて裾野が広がる
悪いことばかりじゃないです。リモートを中心にSOHOなど在宅で出来る仕事、人と集合せずに完結する仕事、少人数で行える生産性の高い仕事は需要が伸びます。noteというプラットフォームに対しても追い風になる要素が多いです。


5.国境間の移動は制限される
このままだと感染拡大している国との移動制限は広がっていきそうです。

保険制度と訴訟制度で不利なアメリカ、EUとして人の移動が多いことがネックになるヨーロッパ諸国は封じ込めに苦戦しそう...かたや中国は早々に権力での封じ込めで一定の成果を出しているので、国家間の経済バランスでは中国がリードしそうな気配...とはいえ、感染状況によってはまた渡航制限とかになりそう。。。

そうなると、インバウンド頼みのビジネスモデルはいつ制限がかかるか読めない爆弾を抱えることになりますし、内需&ローカル需要も取りつつバランスを作っていくような方向性になりそうです。


...と、良いことと悪いこととで3:7くらいでしょうか?

コロナショックと呼ぶにふさわしい今回の騒動、歴史の教科書に載るような出来事だと思います。後半では飲食店をはじめとする既存ビジネスが、アフターコロナの世界にどう切り替えていくかを考えてみます。

たとえば、接客自体をデジタル化すること動きなども出てきてますしね。

今回はここから定額マガジン向けです!
定額マガジンは月500円で4本以上お届け。
2020年3月中購読で今月分がぜんぶ読めます。
4月以降は単品購入のみになります。

ここから先は

1,761字

¥ 300

いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm