冒頭に挨拶なんていらない

noteを読んでいると、冒頭で「こんにちは、〇〇の〇〇です！」みたいな書き出しの人がたまにいますね。定型文っぽいなぁ...と思いつつ、かなりの確率でスルーしてしまいます。

他にも、冒頭で興味を削がれてそもそもクリックして本文を読むところまでいかないパターンが結構あります。

で、なんでみんなこれを書くんだろう？と疑問に思っていくつか見回ってみて気づいたのです。書き手側のパターンがあるように読み手側にもパターンがあるんです。

そして読み手側のパターンとして、僕はかなりわかりやすく「冒頭に結論を好む」タイプなんだとわかりました。

実は今ちょっとお仕事でメンタルケアサービスを展開しているcotreeさんのお手伝いをしていて、cotreeさんのサービスでアセスメントコーチングというものがあります。

性格特性診断に基づいたコーチング｜目標を明確化して行動につなげる

このアセスメント＝性格特性診断というのがとても良くできていて、この分析の内容で考え直してみると自分は「冒頭に結論を好む」タイプだと仮定できたんですね。

それで、ほかのタイプの性格だとどんな書き出しを好むかがちょっと掴めそうな気がするのです。

今日はちょっと性格の特性に応じて、どんな書き出しが読まれやすいのかを考えてみようと思います。

読み手の4つのパターン

まず、アセスメント＝性格特性診断のタイプを簡単に説明しますね。詳細はcotreeのCEOである櫻本さんの傑作noteが詳しいのでそっちを読んでください。

だいたい特徴的な4つの性格パターンに分けて考えていて...

A.ドライバー
感情抑えめ、主張激しめ、行動派

B.エクスプレッシブ
感情豊か、主張激しめ、感覚派

C.エミアブル
感情豊か、主張抑えめ、協調派

D.アナリティカル
感情抑えめ、主張抑えめ、思考派

※これらのどこが強く出やすいかという話です。
人間は多面的なので、これだけで分類して盲信するのは要注意。

で、僕は思いっきりドライバーの中のドライバーみたいな性格特性が出てるんです。

上の表は僕はアセスメントコーチングを受けた時のものですが、右上のドライバードライバーというのが僕の性格特性です。

いわく...論理・データ重視で即断即決、はやく大筋を掴んで自分で決めたい。

つまり、冒頭にフックになる結論や問題提起が欲しい。挨拶など不要！というのが僕には響きやすい。

この傾向を見ていると、それぞれの特性タイプで受けやすい書き方も変わりそうです。

読んでもらうための4種類のアプローチ

それでは、それぞれの性格特性で特徴的な四隅のタイプが、どんな話し方や冒頭アプローチを好みそうかを考えてみましょう。

A.ドライバー
感情抑えめ、主張激しめ、行動派
・結論ファースト
・根拠やデータやロジックが欲しい
・曖昧よりハッキリが好き
・自分で決めたい派

B.エクスプレッシブ
感情豊か、主張激しめ、感覚派
・直感ファースト
・楽しそうかどうかが大事
・ワクワクしませんか？が効く
・みんなで決めたい派

C.エミアブル
感情豊か、主張抑えめ、協調派
・共感ファースト
・みんながどう思っているか知りたい
・一緒に考えよう！が効く
・決めて欲しい派

D.アナリティカル
感情抑えめ、主張抑えめ、思考派
・納得ファースト
・根拠やデータやロジックが欲しい
・理論的には...が効く
・納得できる答えが欲しい派

それぞれ、特徴が出ましたね。

さて、ここで冒頭の「こんにちは、〇〇の〇〇です！」みたいな書き出しがどのタイプならハマるのかを考えてみましょう。

「こんにちは、〇〇の〇〇です！」

A.ドライバーの読み手
×こんにちはとかいいからさ。
で、何の話？結論から言って。

B.エクスプレッシブの読み手
◯こんにちは！今日は何の話かな？（ワクワク）

C.エミアブルの読み手
◯こんにちは！（え、なんだろ？）

D.アナリティカルの読み手
△こんにちはとは昼の挨拶では？現在こちらは夜中の23:24:12なので昼の挨拶を書いてしまうのは（以下略）

というわけで、ドライバーの人にはダメですけどエクスプレッシブやエミアブルの人には特に問題がなく親近感を覚えてもらいやすいのかも。

つまり、どんな人に読んで欲しいのか次第では、冒頭で挨拶もアリかもです。

なるほど...検証してみて...これは僕が読む側だった時の好みの話だったという結論に帰結してしまった...

書き手としての自分のタイプってどうしても読み手も自分のタイプと同じ人に向けて書いちゃいがちなんですよね。

万人ウケが良いとは思わないのでそれで良いのですが、改めてこうして分類してみると僕は結構ドライにビシバシ結論出しがちなので、届けたい相手によっては伝え方をもうちょい考えたほうがいいのかもなぁ...なんて思いました。

そうそう、cotreeさんのアセスメントコーチング、性格特性診断もですがとても良かったので前書いた体験レポートも貼っておきますね。

実はこれから複数回のコーチングプログラムも受けるので、それもまた改めてレポート書きます！

それにしても、人の心って実態がないから難しいんですけど、冒頭の文章の書き方だけでも色々あっておもしろいですね。

以上！冒頭に挨拶なんていらない、というタイトルなのに、それも時と場合と対象次第でアリだよね、という結論でした。まぁ、こんな日もあります。

挨拶が有効な時もあるんですね。
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