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熱狂させない、という戦略

お店に限らずなんですが、いわゆる熱狂的なブームみたいなものってあるじゃないですか?

わかりやすいのだとコンテンツのバズとバイラル(拡散)や、二次創作やコピー商品やコピービジネスの登場とかね。

あぁいう段階までいくのって、それはそれですごいなー、と思うんです。でも、そこ目指したくないな、とも考えてしまうんですね。

熱狂って一種のお祭りなので、祭りは必ず終わりがあるんです。撤収したら残らない。

それはそれでパッと波に乗って注目集めて稼いで引くってのはすごいんですけど、もっと末永くジワジワ効くような、漢方薬みたいな方法ができないかなー、と最近は考えています。


トップセールスではなくロングセラーを目指す

もちろん、ビジネスとしてはある程度の注目を集めたりする仕組みづくりとか、今っぽい感じ=同時代性に乗るのは大事です。

その他大勢から抜け出て1番を取ること、瞬間的にでも注目を集めることはすごいことですし、狙ったところでそうそう成功はできないでしょう。

そして、狙ったところでその効果や効能をコントロールもしきれない。

特にバズやブームに関しては生き物のように常に変動するので、ある程度までは狙えてもその波及効果まではコントロールできないでしょう。

上がりきった熱量が冷めて消費されて過去にされてしまうのも、模倣品が乱立するのも、できることなら避けたいものです。


そうした点で言えば、やはりトップセールスを目指すよりもいかにロングセラーを目指すのか、を大切に考えたい。

でも、競合のいない市場=ニーズもない市場として需要自体が枯渇すれば、それはビジネスにはなり得ません。

かといって、過酷な競争を生き抜いてまわりが全滅するまで粘るサバイバルゲームに乗っかるのも生存戦略としては厳しい...

結局、リスクとリターンは表裏一体なので、背負ったリスクを乗り越えた先にしかリターンはないんですよね。楽はしたいし安全にいきたくはあるけれど。


淡々と手を打ち続けるしかない

色々と考えると、ある程度の市場のあるところで競合はしつつ、そこに限定性や属人的な付加価値を掛け合わせて...っていうのがいいのかな?と思います。

これってポーカーでいうところのフラッシュ狙い(5枚のカードのマークだけ揃える役、そこそこ強くて揃えやすい)に近い戦略です。圧勝はないけれど、勝ちやすい。

おもしろみのない手ではありますが、こういう地味な手を何度も繰り返すっていうのが、熱狂を求めずに淡々と進み続けるには有効なんでしょうね。

noteもそう、現在これで公開中noteが499個目です。

われながらしぶとく続けているもんだなぁ。小さな波紋みたいなバズは何度かあったけれど、大きくハネることもなくここまできました。

もうしばらく、淡々と続けていこうと思います。

誰でもできるを、誰にもできぬ位続けよう。
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