見出し画像

続・新型コロナ感染爆発の時、飲食店はどうする?

先日ちょっと書いた新型コロナ感染爆発の時に、来店前提の飲食店や美容室なんかはどうすりゃいいの?というnote。

うちのお店でもイベントのキャンセルとかも出始めたり、登壇オファーのあったイベントや友人の会社の周年パーティーが無期限延期になったり、僕の周りでも影響が出始めています。

そんな流れもありつつ先日のnoteをbarbossa林さんが紹介してくれたので少し広まりまして、何人かが「お気に入りのお店を買い支える!」宣言をしてくれたり。

とはいえ、買い支えるにも来店できないと購入ルートがない...

・食事券の販売(有効1年)
・宅食対応

などを前のnoteで提案していますが、それだってお店側が準備しないとダメなんですよね。いきなり現金送りつけるのもアレだし...

WEBでそういう購入サイトがあればいけるけど、実際はそういうのを自前で用意できる飲食店は少なそう。

そもそも飲食業界ってアナログのガテン系な現金商売で、ITリテラシーあまり高くない業態なのです。

実際は来客減で困ったら駅前でビラ配ったりクーポン配ったりしてしまいそうで、そもそも外出が減っている状態+感染リスクあるから他人と接触を避けたい心理的にビラ配りは悪手...

せめてポストインの地域DMに...と勝手に心配してしまいます。

現実問題として、震災後の不謹慎自粛ムードとかこういう状況って、お店側で打てる手ってかなり限られるんです。こういう状況に飲食店って滅法弱い。

そして、仮にこの状況が2月で収束せずに、3月...4月...5月と続くと...かなりしんどいというか、新歓やお花見やゴールデンウィークまで外食控えられると耐えられないお店がほとんどなのではないでしょうか?

この状況、今のうちにもっと打てる手を考えて動かねば...

もう少し、なんかこう...お店ってリアルな箱があって、調理技術などもあって、食材調達ルートもあって...それらを活かす方法で、お店にお客さんが来なくてもできることってないかな?と考えてみました。

そして見つけたのが、けんすうさんの紹介していた動画サービスです。

たしかにフィットネスとかヨガなどは動画でもいけるので、こういう状況では強い。

むしろ在宅SOHOになればなるほど室内での健康需要って高まるから、チャンス!

じゃあ、これを飲食店verで何かできないでしょうか?


飲食店のお料理教室を動画コンテンツに!

例えば、動画コンテンツを作る。

飲食店ならではの調理技術や工夫ってかなりあります。

目の前で調理してる風にみえて、仕込みでガッツリ準備して実際は加熱して盛り付けるだけとかも普通にやってる。

これって時短調理なんですよね。家庭のおもてなし料理とかでも使えるワザです。

塩加減の決め方とか、茹でた野菜の色止めとか、クズ野菜で美味しいスープを作るとか、みんなそれぞれオリジナルの工夫をたんまりもっている。

で、それが日常過ぎてその特殊性やオリジナルな価値に気づいていないんです。

なにより、自分がひいきにしているあのお店のあの味はどうやって作ってるのかって、気になりませんか?

それこそ短縮版は無料で、詳しいロング版は有料で、とかでも買ってくれるファンは多いはず。

動画が難しければ有料noteで調理工程の写真付きレシピを売るとかもアリです。やり方次第では色々な方法があるはず。


仕入れのコツをnoteでまとめる

他にも飲食店がコンテンツにできる技術はあります。ひとつは仕入れ!これを前半は無料にして、細かい後半から有料noteで販売する。

市場の専門業者から買う方法から、産地の生産者さんから取り寄せる方法、スーパーで状態が良いものを選ぶ方法から、まんがいち状態が悪い場合にどう工夫してクリアするのかまで、毎日あたりまえにやっているハズです。

もちらんこれらは本部から冷凍で送られてきたのを溶かすだけ、みたいな作り込まれたFCチェーンだと難しいのですが、そういうところはそれこそ宅食配達に切り替えればいい。

実はお店って意外な技や知恵や工夫の宝庫なので、コンテンツ販売とは相性いいはずです。

作り込まれた内装のお店でちゃんと撮れば、自宅のキッチンで撮ってるのとは雰囲気もまるで違う。最初から差別化できる要素が揃ってます。


通販商品を開発する

もちろんコンテンツ販売ってロングテールですから、はじめていきなり売上爆発!みたいなことは起きにくい。

だからやるならちょっと高めの通販商品も用意するとよさげです。

ライトアップさんの取り組みとか、まさしく逆境を逆に乗りこなす意志を感じます。

それこそオリジナルの瓶詰め惣菜とか、調味料とか。できれば保存期間が長くて常温OKだと在庫リスク低くて良しですが、いっそ受注販売の一斉配達にして鮮度勝負もありです。

大好きなレストランのおせちを買うように、大好きなレストランのとっておきのランチボックスを試してみたいって人もいるはず!

そう考えると、まだまだ打てる手はありそう。

※飲食店営業許可と、食品の製造許可は別物です。製造販売には保健所の許可が必須です。また、成分分析などが義務付けられている場合もあります。闇営業ではなく、きちんと適法な商売をしましょう。不明なときは専門家に相談を!


ピンチはチャンス、頭を使おう

日に日に感染者数も増えてますし、重症化率はちょっときついインフルエンザ程度とはいえ、メディアがこれだけ放映すると不安が広がるのは避けられなそう。

いちばん怖いのは、不安が先行して消費者心理が冷え込むこと。そして、現代では不安はもはやエンタメの一つなので、メディアはこぞって取り上げがち。

そんな時こそ新しいビジネスモデルを開発するチャンス!と思って、頭しぼってがんばりましょう。

うちもいい機会なのでBASEさんで通販&チケット販売サイト準備してみます。動画もやれるといいけど、まずはレシピ販売からかな。

ピンチは発明の母なので、ジリ貧で倒れる前に仕掛けていきましょう!

ピンチの時こそ挑戦していきましょう!
「♡」を押すと、次回更新の予告が出ます。
オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。

塩谷さんが新型コロナウイルス関連で困ってる宿泊施設や飲食店さんで、相談シェアできるグループを作ってくれました!

実名ですが知見をシェアして乗り切りましょう。僕もできる範囲でご相談乗ります。



いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm