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エンデューロ系

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エンデューロの本質を問う事件

みんな忘れてるだろうけど、未だにあそこでCGCをやってほしいと人気の池の平では、かつて日本一王座決定戦というイベントが行われた。BACK OFFというオフロード専門誌が主催したレースで、一般のライダーがエントリーするのではなくショップ単位で申し込んでた。

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元祖ミニバイぱにっく

みんな忘れてるだろうけど、かつてサガミ・ダ・カーラってのがあった。今はミニバイぱにっくがイキってるけど、あの手のは既出。敷居を下げていろんな人に来てもらおうと考えると行きつく先は似てくるんだわ。

今年はちょっと盛り返したけど、ここんとこパリダカ人気は低迷してた。
でもサガミ・ダ・カーラ当時は、パリ・ダカールラリーといえばバイクに乗らない人でも知ってるイベントだった。主に4輪でだが。
社員ドライバ

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エンデューロの聖地といわれた大地

みんな忘れてるだろうけど、北海道のエンデューロはヒダカだけじゃなかった。オフロード雑誌で北海道3大エンデューロと呼ばれた当麻フォレストエンデューロ(通称当麻=とうま)、北緯45°エンデューロin中頓別(なかとんべつ/通称ナカトン)、Hidaka Two Days Enduro(HTDE=ヒダカ)のほか、Survival Two Days Enduro in 木古内(STDE=きこない)、エンデュー

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EDはMXIAの草刈り場、HEDはTRIAの草刈り場。歴史は繰り返すか?

みんな忘れてるだろうけど、ユータローはエンデューロおじさんのアイドルだった。JNCCやJECで活躍している内山裕太郎選手のことだ。今となってはご本人がそのおじさんたちの年齢になりつつあるわけだが、当時中学生だった彼は行く先々でユータロー、ユータローとかわいがられてた。

というのも、当時のエンデューロはMXライダーたちの草刈り場。

「昔IAでした」

「もぅMXやるのはからだがきつい」

「最近

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ゲロはどこから?

みんな忘れてるだろうけど、昔はどんなにハードなレースでもゲロとは言わなかった。そして、ゲロという表現が生まれたころを思い出してみるに、そもそもゲロとハードはイコールじゃなかった。

石戸谷蓮さんがきれいな言葉遣いを推奨するのは自由だし尊重したい。競技を引っ張っていく者の気概も感じる。
だが、彼を崇拝する者がもし言葉狩りを始めるなら、俺はそれには反対だ。ゲロは決して美しい言葉ではないが、それでしか表

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ヒューヒュー隊

みんな忘れてるだろうけど、TBI(※1)にはヒューヒュー隊がいた。1990年代半ばの話。四国でいうと博田巌さん、加地守さんあたりが活躍していた時代。
ヒューヒュー隊はその名のとおり何かというとヒューヒュー囃し立てるのが仕事だった。他人より先に難所を超えて、超えた先で踊る。つまり、それなりに走れる人の集まりだった。

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星野正美さんとエンデューロ

みんな忘れてるだろうけど、JNCC代表の星野正美さんはモトクロスライダーだった。ウイリー松浦さんと同世代だと聞いている。
今となってはウイリー松浦とは?から解説しないといけない時代なので、今度松浦さんについても書かなきゃいかんか?

たぶんあの世代だと、ちょっと真面目にオフロードを走ろうって人はモトクロスを経験してるんだろう。戦後進駐軍とともに日本に入ってきたのがモトクロスだと聞いている。だから団

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ラリーとオープンエンデューロ

みんな忘れてるだろうけど、今ハードエンデューロと呼ばれているものの系譜の一つにオープンエンデューロがあった。公道を使用するためマシンはナンバー付が条件。セロー系からエンデューロレーサー、モトクロッサーにナンバーを付けたものまで、エントリーマシンはさまざまだった。
とはいえ、最強マシンはKTMだった。いや、なんならTMでもよかった。外車がいいのだ、最低地上高があるから。

国産にはエンデューロマシン

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身内の論理が優先する競技はメジャーになれない

無料版を作りました。こちらはもともと読まれるつもりもなく書いたものなので最初の設定に戻します。

無料版URL

https://note.com/offkouko/n/nd664818250d4

はじめに書いておく。今回の記事はイレギュラーだ。みんな忘れてるだろうけど、から始まってないだろ?俺の本音しか書いてない。
気持ちを整理するために書いた。読んでほしいわけではない。だからMFJが リザル

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【無料版】身内の論理が優先する競技はメジャーになれない

先日ツイートでお話した方に 言葉は乱暴ですが分かりやすかったです と仰っていただいた。誰も中身までは読まない心づもりだったので言葉遣いまで気を配っていなかった。大変失礼しました。
言葉を丁寧にしたら、もっと趣旨を理解していただけるかと期待して、かつ、追記で長くなってしまったぶんを整理して書き直すことにした。
こちらを無料公開にして、あちらはまたMFJ価格にしておきます。

まず、私が今回問題にして

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アメリカかぶれのオイラとしては と パワーエンデューロ と ノリック

みんな忘れてるだろうけど、と書き出しの文句をひとつに決めたのは、中尾省吾さんのまねだ。中尾省吾さん、通称てっぺー。モトパワーのパワーエンデューロでMCをやってる人。といえば ああ、あのひと!とわかる人もいるだろうか。

MCだけじゃない。カメラマンでライターでエディターでプロデューサーでコーディネイターでタクシードライバー。多才な人。今もバイクレースの写真を撮ってるし、最近だと二人展という展示会を

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BAJA1000(バハ1000)

みんな忘れてるだろうけど、BAJA1000に大勢の日本人が行っていた頃があった。100人以上の日本人が一つの海外レースに出てたんだよ。信じられないよな。

最近はとんと減ってしまったが、今でも走りに行く人はいる。
(コロナ騒動後は把握してないが、渡航も難しい今、もしかして0人?)

自分で何もかも準備する必要はない。現地、と言ってもメキシコじゃなくアメリカに、もろもろ準備してくれる会社がある。たと

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24時間エンデューロ、レイドクラス

みんな忘れてるだろうけど、岩手県釜石市でエンデューロをやってたことがある。会場名は釜石アイアンサーキット。

なぜアイアンなのか以下に説明する。東北の人には常識だろうから説明部分は飛ばしてくれ。

釜石といえば 鉄とラグビーの町 として有名で、なんでラグビーが?といえば、新日鉄があったからだ。新日本製鐵釜石製鉄所ラグビー部、通称 新日鐵釜石ラグビー部。
だから釜石は 鉄とラグビー なんだ。今はクラ

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ぼくのかんがえたれーすうんえい

みんな忘れてるだろうけど、前に

レース主催は儲かるか?
https://note.com/offkouko/n/nca42afa24922
を書いた。

これは4月半ばからGWにかけてちまちま書いてたんだが、ちょうど書き終わった頃にTLがザワッとした事件があった。

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