峰の営業日誌 2022年まとめ

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8月の
11月の
(※たまにまとめているけど、これから独立する人や、仲介で仕事を始めたばかり、みたいな人たちの役に立てばいいかな、程度にまとめています)

今年は疲れた。おかげで自分がやっぱり陰キャで人と関わりながら仕事をする、っていうことに向いていないということがよくわかった一年だった。
私が出入りしている会社の方は問題なく回っている。
仲介で3,000万円、買取再販で1,700万円、その他入れてだいたい5,000万円くらい出来た。一人でこれだけなら上々だし、来年はペースを落としたい。ほんとうにむり。今日の仕入れ契約はすでに買主が見つかっている契約だし、売上を伸ばしてそこそこの利益が入ればそれでよい。とても良く頑張りました。

問題は途中から請け負った賃貸管理会社での売買部門の設立だった。
控えめに言って失敗だ。


もう少しこいつらできるかな、って思っていたのだけど蓋を開けてみれば日々の業務に追われて何もできていない、という状態だった。

だけど、それは私からしてみたら言い訳だ。自分たちがわからないから、やれるけど時間を消費するからしなかっただけだ。できないならできるまで会社に残ればいいだけだ。数字が人格の世界において、数字を作っていない人間には不平不満を漏らすことなんて許されない。だって人権がないのだから。日々を嘆く口すら開けることは許されないのだ。
一日3件の電話すらできないほど忙しい事務所なんてものは存在しない。
仮に存在するならば一人頭賃貸で200万円くらいやっているんじゃないだろうか。大した数字も上げられていないのに口と態度だけは一人前の人間たちに教えることはなにもないと悟った。本当に腹が立つ。

(※私は人を育てることで彼らにもう少し責任感を感じてほしい、という気持ちもあって採用もして話を進めてみたけれど、人が育つ店舗、育たない店舗というものがあるのだ。これは大手も一緒でだいたい所長で決まる。なぜか微妙な営業が育つ店舗っていうものがある。リーダーの素質をもった人間がいない営業所はそうなる傾向がある気がする)

運営に関するコンサルっていうのはとてもむずかしい。個人個人の資質を見極めなければならない。どうやら私はそれを見誤ってしまったみたいだ。

仮にも店を預かっている身分の人間であるならばそれ相応の振る舞いが要求されるし、出来ていない時点で店長という肩書は本当にただの肩書でしかないのだ。仮に今回の仕事に集中しなかった場合、自分のところに発生した利益はおおよそ700万円だった。なんてもったいないことをしたのだろう。

じゃあ最初からやらなきゃよかったんじゃないか?という考えもここ数日ぐるぐると頭の中を駆け巡ってはいたけれど、その選択肢はなかった。
あるものは使ってみる。やったことないことはやってみる。これが私のモットーの一つだからだ。経験したことのないことはやはり経験してみたいのである。たとえそれが大変な道であっても。

部長からは「あんまりそこは関わらなくて良いよ」という話をもらっていたのにも関わらず、それでも進んでみた結果が芳しくなかったのは仕方がない。数ある答えの一つだっただけなので驚きはない。ただもう少しできるかもしれないと自分自身が驕っていた部分もある。来年は今まで以上に頭を低くして生きなければならない。

頭を低くして生きようとずっと思っている。偉そうにしていいことなんてなにもないのだ。それでも日々自分の業務を回しつつ、他社の面倒を見つつ、業務に関してはこまめに助言を出し、課題を与え、出来ない業務はサポートをする日々で人への感謝が薄れていってしまっていたのは事実である。

思い返すと今年後半に関しては私の中であまり好きでない私だった、と思う。それは仕事だけではなくプライベートにおいてもだ。
「忙しいって感じは心を亡くす」って缶コーヒーのCMで言っていたけどもしかしたら心を亡くしてしまっていたのかもしれない。

成果を出すために、誰よりも数字を作るために、気を張っていたのかもしれない。私の良くない部分なのだ。何度も何度も改善しようと努力をしてみるものの、気がつくと目の前の案件を追い、その先の先まで考えてしまう。考えているだけでそのとおりにことが進むことはないし、取り越し苦労になることも多い。そういう生活は疲れるのだ。疲れると人にやさしくできなくなる。LINEはいつも返信が遅いけれど、返そうと思いながらも業務の話が頭の中に沸き起こるとそちらに没頭してしまう。そうしてなんやかんやとやり始めると返信した気になってしまう。もう病気だよこれ。

無職になったのになんで社畜みたいなことをしてるんだろう、って思っても動き始めた歯車をいきなり止めることはできないし、もうやるしかないのだ。実際経験値は溜まったし、とてもおもしろかったのだけど、私の無職らしさはどこに行ってしまったのかって話。グループ内でのタイミングというものと、将来性を見てみたいという気持ちもあった。

今年得た結果を踏まえて来年はどう歩みを進めていこうか。どうなりたい、とかどうしたいとか、そういったものがなにもないのできっと来年もまた暇だから、とやらなくても良いことに手を出して頭を抱えている私がいる気がするのです。

今年も一年お疲れさまでした、アディオス

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