翻訳の仕事を探す方法
この記事では、翻訳者たちが主にどのような方法で仕事を得ているかをご紹介します。他にもいろいろ方法はありますが、以下にご紹介するのはごく一般的な方法です。
目次
順にご紹介していきます。
1. 日本国内の翻訳会社の求人を探し、応募する。
・求人欄を閲覧する
フリーランスで翻訳の仕事を始める際、最も一般的な方法は翻訳会社に応募してトライアル(選考試験)を受け、翻訳会社と契約を結ぶ方法です。主に以下のようなところに翻訳の求人が出ています。
■翻訳者ディレクトリの求人欄(閲覧無料)
閲覧無料ですが常に新しい求人が入ってきている印象です。
■日本翻訳連盟(JTF)の求人欄(閲覧無料)
業界団体の求人欄ですので、大手からの求人もあります。
■日本翻訳者協会(JAT)の求人欄(有料会員限定)
国内外からの求人が掲載されています。海外からの求人を探している人にもお勧めです。
■アメリアの求人検索欄(有料会員限定)
アメリアとは、会員になると限定の求人情報にアクセスできたり、会員限定の有料トライアルを受けたりすることのできる有料の翻訳者ネットワークです。
・検索機能を使う
次に、検索機能を使う方法があります。Googleなどの検索機能で「翻訳者 求人」などと探すと、「Indeed」や「求人ボックス」に掲載された求人欄がヒットします。
2. 海外の翻訳会社の求人を探し、応募する。
・求人欄を閲覧する
日本語との言語ペアでの翻訳者を探している翻訳会社は日本国内だけではありません。翻訳会社は海外にもあります。そして、海外の翻訳会社と取引している翻訳者は少なくありません。特に円ドル為替相場が円安となっている今は、ドル建て取引で高めの報酬を得ている人もいます。ただし、やり取りは基本的にすべて英語ですし(契約書も英語でしっかり読んで確認する必要があります)、時差があるため日本時間の深夜や早朝に連絡が来ることもあります。
海外の翻訳求人が掲載されている代表的なサイトは「Proz.com」です。
■Proz.comの求人欄(閲覧無料・英語表記)
また、以下のようなFacebookグループもあります。こちらのグループには誰でも参加可能で、グループのメンバーの方が翻訳者を募集する必要があるときに投稿しているので、それに返事をする形で応募できます。
■Facebookグループ "Translation Jobs and Translators"
・検索機能を使う
海外の取引先を探す際にも、検索機能が使えます。
Google検索で"Japanese translator jobs, employment in remote"などと検索するとIndeedの海外版にヒットします。(キーワードを変えると日本のIndeedにヒットしてしまうこともあるので、その時々によってキーワードを色々変えてみてください)
3.自分の情報を掲載して顧客(翻訳会社・直取引のソースクライアント)からのコンタクトを待つ
ここまでは自分で求人欄を探し、そこへ応募する方法をご紹介しましたが、それと並行して「自分の情報(プロフィール)をあちこちに掲載して先方からのコンタクトを待つ」という方法があります。具体的には以下のような場所に自分の情報を掲載します。
・各種ディレクトリ、各種業界団体のプロフィールページに掲載する
自分の情報を掲載できるサイトには以下のようなところがあります。
■翻訳者ディレクトリ(国内、掲載無料)
■TranslationDirectory(海外、無料プラン・有料プランあり)
■Proz.com(海外、無料プラン・有料プランあり)
■日本翻訳者協会(JAT)(会員になるとマイページを持てる。年会費要。)
■日本翻訳連盟(JTF)(会員になるとマイページを持てる。年会費要。)
・LinkeInに掲載する
LinkedInは、ビジネスに特化したSNSです。自分のアカウントを作成し、日本語と英語併記でプロフィールを掲載しておくと、国内外の翻訳会社やソースクライアントから引き合いが来ることがあります。
LinkedIn活用ガイドはこちらをご参照ください。
※具体例として、もしよければ筆者のプロフィールサイトをご参照ください。
・自分のウェブサイトを立ち上げる
上記のようなプロフィールページに加え、可能であれば自分のウェブサイトを持つとさらに潜在顧客からの引き合いが増えます。こちらも参考事例として筆者のウェブサイトをご参照ください。
・SNSやブログにプロフィールを掲載する
翻訳者にはTwitterを利用する人が多いです。翻訳関連の情報収集をしたり、現役の翻訳者とつながりを持ちたい場合は、Twitterアカウントを作成して翻訳者をフォローしてみてはいかがでしょうか。同業者やその周辺業務に携わる方々とつながりを持てるようになると、Twitterのダイレクトメッセージ経由で仕事の引き合いが来ることも少なくありません。ちなみに筆者のTwitterアカウントは以下の通りです。
応募先についての情報を一通りご紹介しました。応募後の書類選考、トライアル(翻訳者選考試験)については別の記事でご紹介する予定です。
ご質問がありましたら筆者あてメッセージ、または以下のマシュマロ(匿名メッセージサービス)からお寄せください。
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