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怪しい翻訳講座の見破り方

翻訳業界には翻訳が「簡単」「誰でもできる」「英語力がなくてもできる」と謳って大勢の受講生を集め、動画教材と受講生同士の交流手段だけを用意してろくに指導もしない翻訳講座が次から次へ現れて問題になっていますが、その特徴、「見破り方」を以下の通りお伝えしますので参考にしてください。

・英語力が低くても(ゼロでも)翻訳者になれると誇大広告している

お試しレッスンや授業見学の類が一切ない。あるのは宣伝動画内のダミーの受講生の体験談だけ

・LINEのLステップというしくみを使い、申し込みページを開いた瞬間に「あと●日〇時間△分■秒と、カウントダウンが始まる(焦って契約させようとする)

・高額な2種類の講座を勧めた後(約50万円、約30万円)、サポートなしの動画教材(約7~8万円)を売り出し始める

・人数限定のはずなのに、当初の予定人数を超えてもいつまでも締め切らず、参加者の数が膨れ上がっている

・結果、少ない人数で大量の受講生の相手をしているのでサービスの質が落ち、質問しても課題を出しても全然返事が来ない

・資料請求のページもなく、講師のプロフィールが一人分しかない(一人で対応できない数の受講生を受け入れている)

・教材の詳しい内容が書かれていない

・翻訳の基本的な知識や技術を教えずに、経歴詐称、もしくは詐称スレスレの「実績の書き方」を勧める

・翻訳は簡単にできるのだとやたら強調する

・翻訳でいくら稼げると、やたらと金額の話ばかり強調する(実際は人によりけり)

・講師が自分の年収の話をやたらと自慢する

・講師が過去の実績を実際のクライアントの実名を出して語っている(秘密保持契約違反の可能性)

契約書や教材を交付しない、または不備がある

・「特定商取引法に基づく表記」欄に「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません」という一文、またはそれに類似した文言が入っている。

・「特定商取引法に基づく表記」欄に「インターネットによる通信販売では、特定商取引法に定められたクーリングオフの対象外となります」という一文が入っている

・返金や解約に応じない、または返金条件が異様に(常識の範囲を超えて)厳しい

・講座の中の様子を外部に漏洩した場合、異様に高額の違約金(受講料以上の金額であるなど)が課せられる

あなたの気になっている講座にはいくつ当てはまっていましたか?
入会してしまって後悔している方、消費者センターに行けば相談に乗ってもらえるかもしれません。

全国の消費生活センター等

消費生活センターへの相談の仕方など、相談に乗ります。
このnoteの筆者の連絡先はこちら→ (メール問い合わせフォーム


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