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フルーツ好きではない「ウガンダのフルーツ王」が、消費社会に届けたい強烈なメッセージとは…。想いの見える化トークライブ、今回は石崎陸様をお迎えしました。

 19歳でウガンダに渡航し、フルーツを通じてメッセージを発信している石崎陸さんをお迎えし、フルーツフェチではないのに、なぜフルーツ王になったのか、そのいきさつをお聞きしました。 
 何の疑問も持たず日々生活している、その現象を考え出すと…。トーク中にも出てきましたが、まさに「ぞわぞわする」。石崎さんが自分を表現者と言うのもわかるし、考えるって大切なんですね。これからまたどんなことを表現してくれるのだろうと期待しちゃいますね。注目です。

《思いの見える化トークライブ》とは、おふぃす・ともともの代表、高野朋美が、経営者その人のバックストーリーに迫り、そこから来る揺るぎない思いを存分に引き出す、楽しくてへぇ~すごいっの1時間です。
これまで:これからの情報など、こちらから(Facebook)発信しています

【以下は文章です】
高野:はい、では7時になりましたのでトークライブをスタートしたいと思います。ありがとうございます。今日はトークライブね、4回目になります。あの今年からね、始めているこの想いの見える化トークライブでまいろんなこうま会社の社長さんだったりとか、なんかこう活動やってたりとか、なんかリーダーをやってらっしゃったりとかする方たちにご登場いただいて、でま思いをね語っていただくというトークライブなんですが。このトークライブはですねえ私経者専門ライター高野が1番楽しむという風に決めているので、出演者の皆様に失礼なこと、失礼なこと、たまに真面目なこと失礼なこと、色々聞いていきたいなという風に思いますので、えよろしくお願いします。ということで今日は今日はですね、フルツ王、なんとフルーツ王、皆さんフルーツ王って何だと思いますか?フルーツ王。よくわからない肩書きですが、そのフルーツ王の石崎さんという方に来ていただきました。石崎さんようこそ。
石崎:よろしくお願いします。
高野:いやもうね聞いてみたいことしかないんですよ。
石崎:いや嬉しいですね、そんなこと…
高野:そ聞いてみたいことしかない感じなんですが、はいまずね、あのフルーツ王って何なんていうことなんですよね。はいその前に、今石崎さんはどこにいらっしゃるんですか?
石崎:今ですね、あの激動の日々を過ごしておりまして、あのカフェに入るまもなくですね、ちょっと現場をバーって終わらせて、走って車の中で皆さんと…状況。
高野:なるほど。何の、何の現場なのか後でお聞きしたいと思いますが。あの廃墟かなと思ったんですよ。あの廃墟から怪談レポが始まるかなと思ったんです、最初見た時。この薄明かりに照らされたこうね石崎さんのこのお顔が最高に面白いなと。
石崎:この携帯のライトと車のライトでなんとか…
高野:そう、なんとか照らされている石崎さんがちゃめちゃおもろいなと思うんですが。まずねフルーツ王って何なのかっていうところからちょっと説明していただいてもよろしいですか?
石崎:はいはい。で、えフルーツ王と名付けたんですけど、ま皆さんこうフルーツ王に俺はなるとか言うとですね、なんかワンピース好きなんですかとか聞かれるんですけど、ワンピース見たことないんですよね。あんまり見てなくて。
高野:えっ石崎さんおいくつですか?
石崎:今25で今月 26なんですけど。
高野:みんな大体それぐらいの年代の人たちはみんなワンピース見てるんじゃないんですか?
石崎:そうです。なんかみんな周りはすごい好きなんですけど、全然興味がなくて。
高野:マジですか?興味ないんですか?
石崎:はい興味全然なくて、アニメ1本も見たことなかったんで。
高野:マジですか?
石崎:全然そうですね。ウルトラマンも仮面ライダーも見たことなくて。
高野:どんな幼少期なのか、また後でお聞きしましょう。でまフルーツ王に俺はなるぞって言われてもよくわかんないと。
石崎:なんですけど、あのアフリカのウガンダと。アフリカのこの真ん中ぐらいにあるですね国。
高野:ああウガンダってアフリカの真ん中ら辺にあるんですか?
石崎:そうなんですよ。赤道直下なんですよ。
高野:熱そうだな、なんか。
石崎:はい、あのウガンダをこう移動してると、あの赤道をたまにひゅって通るっていう。
高野:へえ、そんな赤道ですよ的なものが分かったりするんですか?
石崎:あります、あります。一応ね線書かれてるんです。
高野:嘘?マジで?すごい初めて知った。線が引かれてるんですか?皆さん赤道に線が引かれてるそうです。見たいって人はいいねボタン押してください。赤道見たいっていう人、いいねボタン。あそうなんですか。
石崎:はい一応ね、なんか観光地化されてますね、そこは。
高野:あやっぱりね。見たいですよね、みんなね赤道の線。わかる。まそんなウガンダ、はい。
石崎:そんなウガンダに、まお母さんとかお父さんがいない孤児院で、孤児院でえっと元々養鶏場をやってたんですよ。養鶏場をスタートして、そこの孤児院が寄付とかに頼らずに運営が自立していくっていうですね。
高野:あなるほど。自分たちで孤児院を運営しようと…
石崎:それが大学生、大学2年生の時にスタートさせて。
高野:え自分でやり始めたんですか?
石崎:あそうですね。もう1人と2人でやり始めて。
高野:えなんでそんなことをされて、大学生の時ですよね。なんでそんなことしようと思ったんですか?
石崎:やもう決めてたんですよ、僕。小学校、もう僕はあのジョンレノンのイマジンっていう曲があるんですけど。あれに感化されて、ジョンレノンさんに恥じないように生きようという風に決めてですね。
高野:小学生の時にですか?すごい小学生ですね。
石崎:旅行中にあの叔父の車の中で聞いて、涙止まんなくなるっていう。
高野:ちょっと今ものすごい想像してるんですけど。イマジンを聞いて涙が止まらなくなる小学生。
石崎:そうなんですよ、もうなんかいやこれ何旅行で楽しんでんだってなって。
高野:俺は旅行で楽しんでる場合じゃないぞっと思ったんですか?
石崎:自分ができることないかって思い始めたのがその時で、そん時から結構決めてたんですよ。
高野:ああそん時に何孤児院の支援をするとか思ったわけですか?
石崎:いやそん時ではなく、なんかこう世界のためになんかできることがあるならしよう。
高野:なるほどなるほど、もう世界のために俺は生きると決めたわけですね。小学何年生ですか?それ。
い:小学3、2年。
た:すごいな。なんか私の時何やってたかって言うとアイス食べてましたよ。他に何も考えてなかったですよ。すごいな、いやちょっとあの皆さんあの、ね要所要所でいいねと思ったらいいねボタン押していただけると、え我々ね大変ありがたいんですが。あの今ご覧になった皆さん、決して石崎さんは廃墟から今日参加してくださっているわけではございません。あの諸事情がありまして、車の中からご参加されておりますのでね。これ怪談トークライブじゃないのでね、皆さんねそこよろしくお願いします。楽しい話をしていきます。怖い話はしないよ、はいはいなるほどで。小学校3年生の時にイマジンを聞いて、涙が止まらなくなり、これは世界のために自分は何かやらなければならないと心に決めて、でそっから小中校ま大学とどんな子供時代過ごされんですか?
石崎:いやもう小学校ぐらいからそのなんか権力に反発する人生を…
高野:ちょっと待ってください、ちょっと待って。小学生の時から権力、アンチ権力。
石崎:もうそうですね。先生、先生と戦いに行くのが学校だと思ってました。
高野:そっかまず権力といえば小学生のね身にすれば、もう今日先生だと。
石崎:なんて言うんですかね、いや世界平和を目指せなければいけないと、まず第1にあって。で世界平和、そん時小学校でピュアだったんで、あユニセフ募金とか見るじゃないですか?でそれ見てあ、お金が解決するんだと思いまして。とりあえずお金持ちになって、それで世界を平和にしたらいいんだと思ってですね。
高野:あーもうそれはなんか全うな考え方ですよね。
石崎:で、じゃあお金を稼ぐの何がいいかってなって。サッカー大好きだったんで、とりあえずしようって。サッカー、なんか1人で公園でボール蹴ってたりしたんですよね。で、してたんですけど、そのなんで、私はサッカー選手になって世界を平和にする、お金持ちになって世界を平和にするっていうことがやっぱ第一の目標で人生の使命なのに、なぜ私は漢字ドリルをやっているんだってなって。
高野:自分ビジネスやりたいんだよと。お金けしたいんやと。
石崎:いや、ビジネスよりもサッカー選手になったら世界平和にできる…
高野:サッカー選手になってちゃんと稼ごうと思ったわけですか?
石崎:そうですよ。なんで、俺をサッカーさせろと。できないんだというので、選手になるのが目標じゃなくて世界平和にするっていうのが目標だ…
高野:そっかなるほどね。そこが目的で、その手段としてサッカー選手になると。サッカーをやりたいのに、小学校はドリルをやれという。おかしいじゃないかと。
石崎:そうなんですよ。そっから権力への反発がもう始まり…
高野:ドリルをやらせる権力に反発するわけですね。
石崎:はい、テストなんかしてる場合じゃねえと。
高野:サッカーやらなきゃならないんだよ、こっちは。なるほど、どう戦ってたんですか?
石崎:いやもう、それはそれは、あの、いやもうなんて言うんですかね。もう先生を言い負かす戦いを…
高野:どういう風に言い負かしてたんですか?
石崎:いやなんか例えばあの飯合炊飯ってあるじゃないですか?あのカレー作るみたいな。遠足とかで。カレー作るとかを、あの先生がその前日に、終わりの会みたいなんで、明日は遠足ですと。で皆さん飯合炊飯でカレー作りますんで、皆さん米1号持ってきなさいと。それに大反発。
高野:なぜですか?
石崎:誰がカレー食いたい言うたんやと。カレーめっちゃ好きなんすけど、誰がカレー食いたいって言ったんやと。みんなでカレーが食べたいって多数決でもいいからなったら、カレーをその食べるためにコメ1号持ってこいっていう命令は分かると。ただお前ら先生どもが勝手に決めた法に俺ら合わせんねんから持ってこいじゃなくて、持ってきてくださいやろと。
高野:はい、あのね今いいねが1個つきましたよ。なるほど。
石崎:スタンス…
高野:あの共感してくれる人がいますよ。君らが上から言うのはおかしいと。
石崎:はい。てか立場がおかしい。君たちが決めたんだから君たちが米1号を持ってきてくださいって、俺らにお願いしろ。
高野:ちょっとやばい、涙出てきた。
石崎:今でも、今でも思うんですけどなんかね、ぎり合ってるんですよね。その理論、理論って、ロジックとしてなんかギリ正解じゃ…
高野:そうですね。あの聞いてると、ま確かに筋は通ってると。であのね野上さんという方から、あれ、陸君て私の知ってる陸君って来てますよ。
石崎:そうです、そうです。
高野:だそうです。あのいっぱいいいねしてくださいね。今ねあの陸君のこう小学生時代の権力という名の先生に反発する話を聞いて、めっちゃ面白いんですけど。なるほど。なるほど。そういう戦いを日々繰り広げたわけですか?中高はどうしたんですか?
石崎:中高も、も同じく。
高野:なかなか大変な生徒ですね。
石崎:そうですね、あのチャイム着席とかああいったものに反発しまくってましたね。なぜだって。チャイム着席っていう先生が、たまに遅れてきたりするんですよ。1分とか2分か。生徒が1人、1人とか2人着席しなかったとて授業はできるのに、あなた先生が遅れたらもうダメなの。成り立たなくなるんだから、あのあなたがまずチャイムを守んないといけないのよ、みたいな。
高野:あの非常に筋は通ってます。
石崎:非常にぎり筋通っててうざいんですよね。
高野:うざいですね、確かに、確かに。これはあれですね、マークされるんじゃないですか?もう学校の先生中から。石崎陸はやばいぞみたいな。
石崎:もう忌み嫌われて、忌み嫌われて、もとんでもない、なんか点数だけぎり勉強頑張ったのにすごい低い成績つけられて。いやびっくりしますね、今でも驚く。社会とかなんか平均点60何点とかのテストで僕90点とか取って…
高野:おすごい成績いいじゃないですか?結構いいじゃないですか。
石崎:であのノートとかも全部Aプラスみたいな。やって、10段階6だったんですよ。
高野:もうそれはちょっと理不尽だな。
石崎:何点取らなあかんねんみたいな。
高野:これ100点じゃね、100点でも足りないっちゅう話ですよね。
石崎:でもその社会の先生だいぶいじめちゃったんで、授業の中で。そうなんです。
高野:その一部始終をなんかめっちゃ聞きたいんですけど、ちょっと話を先に。めちゃくちゃ面白いな。
石崎:部落と集落の話し始めたんで、なんで部落って言うんですか?みたいなした時に先生があの部が落ちてるからとか言い出して、絶対嘘やろみたいな。
高野:それもうめんどくさいからでしょ、それ?
石崎:そういうなんかね揚げ足とって楽しむ時期だった。
高野:なかなか、なかなかな子供時代だったわけですね。
石崎:揚げ足を取ってくる。で先生が偉いみたいので来るんですけど、お前らは偉くないぞ。先に生まれたって書いて先生なんだから、お前ら偉いわけじゃない。選んで俺より早く生まれてきたわけじゃないんだからっていうクソみたいな…
高野:面白い。あのお聞きのね、全国のあの教師の皆さん、あのこんなお子さんがね、これからたくさん出てくると思います。是非ねえ対策を考えていただければという風に思うんですが。あの野上さんが何をした?陸君っていう風に。あの陸君とうちの子たち同じ保育園なんだ、あそうなんだ。野上さん、陸君今すごく立派になってます。はい、これからですね、そのお話を聞いていきたいんですが、まそんなあの先生、教師と戦う日々を経て、大学生になり、そしてウガンダに行くわけですよね。これどういうきっかけでウガンダにこう行くことになっていくわけですか?
石崎:えっと私ですね高校行ってるんですけど、2年生の時に実は1年間イタリアに留学をしてるんですよ。で1年間イタリアで留学をしてる時に、あのー物乞いをしてる男性に出会ったんですよ。
高野:ホームレスの、俗にいうホームレスの?
石崎:あまそうですね。でその物乞いしてる方と毎日こう通学路で会ってたんで、で仲良くなって、でまお前何してんだみたいな話から、えま彼がですね実はウガンダ人男性だったんですよね。
高野:あ、イタリアにいらっしゃったんだけど、その方はウガンダの方だったわけですね。なるほどな。
石崎:ウガンダという国に仕事がなくて、仕方なく来たんだと。いうことでお話をしてもらって、そん時まではなんかお金が解決するんじゃないかとか、なんか何が解決するんだろうって考えたんですけど、話聞いてから、あっ仕事作るっていうことが大事なんだって思って。で仕事を作りに行かなきゃっていうのが、まその高校の時に思ったことで。大学生になってこういろんななんかね、あのアフリカコミュニティーみたいなのとか色々顔出しまくって、そこで知り合った女性と、えっと一緒にこういうことしませんか?みたいなんで盛り上がって、養鶏場をスタートすると。
高野:盛り上がって養鶏場スタートする人は、なかなかいないと思うんですよ。あっめっちゃいいねが来たよ、めっちゃいいねが来たよ。なんでまた養鶏場やったんですか?
石崎:えっと色々計算した結果、養鶏場が一番良かったんですよ。
高野:え何が良かったんですか?今ものすごいいいねが来てる。ものすごい勢いできてる。
石崎:あの孤児院の状態としては、ま今やっぱりこう割とすぐお金になるものが良かったと。で養鶏場って結構ね、あのサイクルが早いんですよ。で卵とかだと、半年からずっともう取れ続けるんで。だから回収していけるんですね。で豚とかだと、確かにねあの育てて売った時のお金大きいんですけど…
高野:ま長いですよね、育成期間がね。
石崎:あとイスラム教とかあの辺もいるんで。
高野:すごい。ちゃんと計算しとられますね。
石崎:そうなんですよ。3えっとね2割はね、イスラム教ですね。なんで割と影響されるんですよ。そうなんですよ。ていうのでやめて、でえま色々考えた結果チキンがいいということで、チキン。
高野:チキン何羽ぐらい育てたんですか?
石崎:最初200羽くらい。
高野:あのいいですか?すいません聞いていいですか?あのなかなか生き物をま育てて、まそれをなりわいにするって未経験の人がやるの、えらい大変じゃないんですかね?
石崎:いやどうなんですかね?いや大変でした。
高野:だって何も、何も知らない状態で、行っていきなり養鶏場始めたんですか?
石崎:だから養鶏場立てて、まず建設、建設も素人のところから、はいそうそう。現地の人そうすね、雇ってっていうか。でレンガとセメントで、わーっ立てて。立てて、はい鶏仕入れて。200はヒヨコの状態からすね。それ育てて。
高野:うまく育ったんですか?
石崎:えっと育ちました、育ちましたちゃんと。でちゃんと卵も取れるようになって。
高野:素晴らしいじゃないですか?でうん養鶏場やって、まそもそもねその養鶏場やったってのが、現地に要するに産業を作るっていう意味合い?
石崎:あそうです、そうです。でえ養鶏場やってたんですが、まいろんな原因がこう重なっちゃってダメになっちゃったんです。
高野:どれぐらいでダメになっちゃったんですか?
石崎:大体2年ぐらいかなあ。
高野:でも2年やってたんだ。
石崎:1年半2年ぐらいで、そうですねダメになった。
高野:あのなぜダメになったのか聞いていいですか?
石崎:えっとね、雨が降るっていう、こう雨が降るとですね、あの道路がぐじぐじになるんですよね。
高野:あなるほどね。ウガンダって雨いっぱい振るとこ?赤道直下だけど。
石崎:雨季と乾季があるんですよ。雨季になると、もうぐじぐじになって道路が動かないので、餌の仕入れができなくなるんですよ。
高野:うわすごい。なんかすごい実際的。あ餌の仕入れに困るわけですね。
石崎:餌の仕入れがタイミング合わなくなってく。で200はいると大体1日 56㎏ぐらい食うんですよ。
高野:そんなに食べるんだ。
石崎:も一生食ってるんですよ、あいつら。
高野:あいつら?鶏の皆さんすいません。そうです食べてください。あそうなんだ。
石崎:であのすぐ減るんです。300kgとか入れても。もう1週間持たないんで。
高野:すごい食べるんですね、鶏ちゃんって。
石崎:めちゃ食べるんです。あの別なんですよ、あの卵品種のレイヤーってやつと、ブロイラーってやつ、お肉のやつ。
高野:あ、お肉になるのと卵産むのとがまた別。
石崎:そう別なんですけど、お肉のはね、も結構雑食なんで、なんでも残飯でも何でも食ってくれるんですけど、卵ちゃんはですね非常にもうあの一生産み続けてるんで、栄養が多分…
高野:そっかずっと出産してるわけですもんね。
石崎:もうあの7日のうち6日は、6日は出産してるんで。
高野:そう言われると確かにそりゃ体力いりますわ。
石崎:そうなんですよ。で餌の仕入れが環境的に難しかったりですね、ていうのがあって難しく…
高野:うん難しくなって。養鶏場はまそこで、そこで失敗したタイミングぐらいで。
石崎:そこでよし戻ってもう1 回再建なんかしようかなって思ってる時に、コロナが来ちゃったですね。で向こうロックダウンでもう完全にもう動けないと、感じになって、ま僕たち行ってもしゃあないという感じになっちゃって3年間ぐらいですね、こうっと止まってたんですけど、いややっぱり来るわけですLINEっていうか連絡が来るわけですね。
高野:あその時は石崎さんは日本に帰っとられたわけですね。
石崎:そうです、そうです。あの大学生なんで、大学を終了しないと。
高野:あそっか忘れてた。大学生だった、そういえば。
石崎:ていうのがあって、えっと日本帰ってきてたんですけど、ずっと連絡だけ来るんですよね。はいでそこでやっぱなんかしたいなあと思って、なんかしなきゃって思ってて、なんかあのなんだろう、その現地、地産地消みたいなんの良さをなんとなくこう分かってきたというか、で現地にあるものをやっぱこう販売する。そしてこの現地の人だけじゃなくってその海外の人もこう楽しんで参加できるようなものにしないといけないっていうことで。でフルーツがすごい美味しいんですよね、パイナップルとかマンゴーとかが。
高野:いやあ美味しそう。
石崎:このフルーツを全世界の人が楽しんでくれたらですね、いいんじゃないかということで、あのフルーツ王になるというこうキャッチーなものでするようにしてて。そう、でなんかあの貧困とかSDGsとかああいうのはもう全然どうでも良くて。はい本当にどうでもよくて。あのどうでもいいっていうのは、なんかそのなんて言うんですか、みんなの様子を見てるとですね、みんなが買うものとかってなんかその、あのかっこいいから買うし、おいしいから買うし、こうブランド品とか買ったりするのも、別にブランド出してるところとか別にSDGsとか謳わないじゃないですか?わざわざ。
高野:謳ってないですね。結果なんかSDGsとかはあるかもしれないですけどね。
石崎:みんなが買う理由、SDGsだからルイヴィトン持つとかはない。かっこいいとか可愛いとかおいしいとか、ああいうなんかねすごいこう単純な感情みたいなもので、すごいこの消費っていうものは回ってるんだということ。そうなんですよ。ていうので、あのもうもはや、そ美味しいっていうだけでいいんだって思ったんですよね。
高野:もうウガンダ、フルーツ美味しい、もうそれで十分だと。
石崎:それでいいんですよ。であの売ってる人が、勝手にSDGsぽいことやっときゃいいんです。あのわざわざ謳わなくたって、勝手になんか人道的に生きてたらいいんじゃないかと。もう僕はあのジョンレノンにあの天国で会った時にちゃんと胸張って生きてきましたよっていうのが目標なんで。
高野:そこが目標なんですね。分かりやすいな。
石崎:はい。あの別にSDGs言わなくても、ジョンレノンさんはあまりどうでもいいかなと。
高野:まそう確かにあのイマジンの歌の中にSDGsというのはないですからね。なるほどです。わかりました。だからフルーツ王なわけですね、ウガンダのフルーツ王。でね、この後ろの写真ね、パイナップルを持ってらっしゃるんですけど、あのフルーツ好きなんですか?
石崎:いや全然、別に。
高野:なんなんじゃそりゃ。
石崎:いやおいしい、おいしいすよ。パイナップル、でも野菜ですからね。
高野:どういうこと?
石崎:あの学術上は野菜ですしね。
高野:これフルーツじゃないんですか?
石崎:下から生えてくる、あの草、草として生えてくるんで。
高野:すいません。質問していいですか?パイナップルって木になるんじゃないの?
石崎:違うんです。あの白菜みたいな、白菜みたいなノりで出てきます。キャベツみたいな。
高野:あ、マジ。あの知ってました?皆さん、あの見てらっしゃる皆さん。私だけ?知らなかったの。私だけかなあ?え何?キャベツとか白菜みたいな感じで?
石崎:で真ん中にポコって出て、こう蓋が…
高野:そんな感じでなってんだ。
石崎:なんで野菜なんですよね。
高野:あそうなんだ、知らなかった。へえ。でうんパイナップル、あとウガンダのフルーツって言ったら、あとマンゴー…
石崎:マンゴーとかですね。マンゴーはご美味しいですね、最高です。
高野:いいですね。あと何があるんですか?
石崎:えーあとはそうですね。まパッションフルーツとかもありますし。
高野:パッションフルーツ好き、好き。結構好き。
石崎:パッションフルーツもありますし、ジャックフルーツって結構面白いんですが、あの木のね、あの普通なんか枝とかにみかんとかつくじゃないですか?あの木の幹にダイレクトについてるっていうフルーツなんですよ。幹側にポンってついてるんですよ。
高野:そんなフルーツあるんですか?
石崎:本当顔面より全然でかい、こんな。ジャックフルーツって言うんですけど。化け物みたいな。頭に落ちてきたら多分死ぬっていうやつ。本当多分死ぬと思いますね。くそでかい、ああいうやつとかは、ありますね。
高野:それあのどういう味がするんですか?
石崎:いや香りはなんかちょっとくせが独特な、くせがあるんですけど、食べるとすごい甘くて美味しいですね。
高野:甘くて美味しい。あの今ちょっと調べてるんですけど、これ共有しますね。これ?
石崎:あそれです、それです。この写真めちゃダメな、この写真めっちゃちっちゃいっす。
高野:あ、ちっちゃいの?こんなもんじゃないってこと?
石崎:こんなもんじゃないすね。もうこんなもんじゃないです。何㎏とかです。
高野:そりゃ落ちたら死ぬかもしれない。
石崎:はい、落ちたら死ぬ可能性が…
高野:へえ。こういうフルーツをどこに要するに売ってるんですか?
石崎:ドライフルーツとか、ジャムとか、ああいったものにして販売したりとか。
高野:え、食べたい。
石崎:これがですね、現在今販売をですね今、一旦停止しております。
高野:なぜですか?食べたくないですか、皆さん。
石崎:一時期ね売ってたんですよ、ジャム。であの僕ひとつのまあなんかなんでしょうね、一応会社でやってるんですけど、ビジネスというよりはもうあの僕の中では表現なんですよね。
高野:どういうことですか?
石崎:僕の中では本当にこのウガンダのものは表現で。
高野:また面白いことを言い出しましたね。
石崎:そのジャムを作るっていうのも、なんかね作品に近いんですよ、感覚的には。
高野:ジャムはあの食品ではなく作品なわけですか?
石崎:いや、というよりも、その要は、このジャムに、その社会のなんだろう?消費と生産の問題がこう詰め込まれてるんですよ、僕的には。
高野:うわあなんかすごい話になってきましたね。
石崎:このひとつ皆さんが、ジャムを買うっていう行為がその資本主義的な何かを表してて。消費っていうサイクルを表してて。そこをやっぱ僕は考えないといけない。この世界で起きてる多くの問題は、先進国側の消費の問題が結構多いと思うんですよ。ていうのでこの我々がなんか消費するっていうことに、もっと注目しないといけないって思いまして。でえっとなんか例えばそのジャムが、あの普通に多分あのウガンダで作って、このちっちゃい瓶とかに入れて販売すると、あのちゃんとその会社としても収益出してみたいな話をすると、600円とか700円位とかの世界で売らないと。まあのスーパーとかに売ってるやつは、企業力とかいろんなものがあってなんか200円とかそんぐらいで売られてる。でもそれをなんかジャムを作ったことない人が、作ったことない手間も知らないけど、ジャムが安い高いってものを判断できるのが、僕なんか変なんじゃないかと思ったんです。服とかも皆さんなんか買うの、あぁ安いとかこれは高いっていうので決めますけど、この服になんかどれだけの時間がかかってて、どれだけの人がなんか関わってるのかっていうものを、その生産側の状況を知らずに、消費者側が一方的にその価格を決めれるっていうのが、すごいなんかこれが歪みの原因なんじゃないかって思い始めて。で生産と消費がすごい切り離されていて、先進国いわゆる先進国ってところの方がその消費をしていくだけの世界を目指してて、正直なことに言うと。なのでなんか幸せとは何か?みたいな問いを投げかけた時に、割とその消費することに結構目が行きがちというか。車を買うとか家を買うとか、なんだ美味しいもの食べるとか、これ全部消費の世界なんですよね。でもその消費があるってことは生産があるんですよ、絶対。絶対紐づいてて、この消費をすること自体がすごい豊かなことみたいな、なんかものがあるんじゃないかと思って。これが世界歪ませてる原因のひとつだと。なので、この消費というものに対して、その目を向けてもらうためにあえてこのジャムを、あのすごいいろんな値段をつけて販売したんですよ。
高野:面白い。
石崎:あのジャムひとつっていうオンラインショップ名にして、ジャムひとつだけ届くんですよ。でも値段は例えばあの0円でゴミ箱に入れてる写真とか入れて、あなたが0円だと思ったら、それ0円だし。えっと1300円とか…とかで販売したりとか。あのディズニーのチケットとかと、僕ディズニーすごいアンチなんで、ディズニーとかも特に消費世界だと思ってるんで、ディズニーのチケットとかとこう並べて…
高野:はぁ強烈なメッセージですね。
石崎:だからディズニーのチケットって8000いくらとかなんですけど、8300とかで売って。みんなディズニーのチケットは安いって思って買うけど、ジャムひとつ8300円で買わないっていう。なんかそこが僕はすごい不思議だと思うんですよ、逆に。でなんか、うわ8300円高いみたいな、ジャムひとつに、なんで高いって思ったんだろうって、このなんか消費について考える時間を1秒でも作り出すっていう、こういうことになんかヒントがある気がするんですよ。でそういうことをえだからえっと一応あの売れなかったんですけど、一応ジャム1個1500万円まで値をつけてたんですけど。で販売をするサイトを作ってて、でこれ自体が僕的にはすごいこう消費社会へのメッセージというか、歪みを捉えていかないといけないので僕たちが。なので、すごいこう他人事だし、その僕が例えばなんかウガンダの貧困問題みたいなものに、考えてる時になんか頑張ってねみたいなってよく言われる言葉のひとつなんですけど、すごいそれは嫌、嫌というかあまりこういい思いはしてなくて、ていうのをその日本で暮らしてても、食料自給率とかも38、40%切ってるわけじゃない?つまりあのもう外国のそこのグローバリゼーションの中に、も完全に日本はいるので、私たちの消費をする、要は100円を使ったうち大体60円ぐらい外国に流れるって考えた方が、むっちゃ雑な、単純な計算ですけど、ていう風に考えた方が良くて。つまり私たちは日本にいるだけでその世界を救うこともできるし、世界をもっと歪めることもできるんですよね。
高野:うわなんかものすごい身につまされる話ですね。
石崎:なので私たち、この消費についてもっと考えるべきであるっていう意味で、そういう売り方をしてたりとか。僕としてはあの、なんでしょうね、表現なんですよ。社会に対してのメッセージ。このたまたまメッセージの出し方が絵じゃないし、音楽じゃなかったっていう。僕の中ではこの消費と生産、資本主義っていうものを表現したくって、絵とか音楽じゃなくてあえてプロダクトっていうものを選んでたっていう感覚にすごく近くって。
高野:なるほど。で、ジャムの販売が今はやってないっていうのは、これどういう理由から?
石崎:いやジャムをもうちょっと良くしたい。はい、ジャムのクオリティーとかをもうちょっと良くしたいと。そうですね。色々考え始めると、もうちょっと分かりやすいようにあのコーヒーとかをやろうとしていますね、今現在。コーヒーもすごいんですよ。コーヒーって貧困とすごく結びつきの強い産業で。なんか石油とかってみなさんなんか石油王とかいうとこうみんなこう、すごい…
高野:大金持ち的な感じがしますよ。
石崎:あのロンドンとかの証券取引場で言うと、あの石油の次に取引量が多いのってコーヒーなんですよ。世界第2位の、こうなんて言うんですかね、あの取引がある。なのにもかかわらずコーヒー王っぽいものって、なんかこういなくないですか?ね、コーヒーでむちゃくちゃ儲かるっていうその現地の人がね。アラブは生産国じゃないですか、石油の。むちゃくちゃ儲かってるじゃないですか。でも、えっとコーヒーの原作国であるエチオピアとかウガンダとか南米とかねブラジルとかあの辺が、むちゃくちゃリッチですかって言われたらリッチじゃないんですよ。その分私たち消費者側が搾取してるって考え方もできるはずなんですよ。対価を渡せてないっていうか、対価が渡ってないものがあるってことですよね。をなんか僕はまだ表現したいなと思ってて。だから今コーヒーに注力してます。
高野:なるほど。どんな表現になりそうなんですか?
石崎:いや僕、フェアトレードとかに戦いに行こうかなと思って。
高野:戦うの?フェアトレードと。
石崎:フェアトレードというもの自体に戦いに行こうかなと思います。
高野:どう戦うんです?いやでもフェアトレードはあの普通にいいイメージですよ。あの要するに生産者にちゃんと生産の対価を渡そうねっていうあり方だと私は思ってるけど、そうじゃないんですか?
石崎:そのやらないよりはめっちゃいいい取り組みというか、流れではあると思うんですけど、そのフェアトレードってなんでこっちが決めてんねやろっていうか。消費者側が決めることなんか?っていうか、今まで買い叩いてきた人間側が、なんでこれフェアやんなって言えるん?っていう。生産者側がフェアトレードですって言ってくれんねやったら、それはまフェアトレードな、フェアなんかなって思うんですけど。こっち側が一方的にフェアって言って、なんか50円とか100円とかだけこうプラスして販売するのは、なんかそもそもおかしいんじゃないかって思ってて。ていうのから色々考えて、ウガンダのそのコーヒーの調査行ったんですよ、農園の。したら農家さんとかその実際にこうファーマーとして働いて、大体月収4000円とかなんですよね。3500円とか4000円ぐらいなんですよね。必死に毎日こう働いてそんぐらいなんですよ。逆に言うと、そういう人たちがいるから僕たちは日本で300円とか400円でコーヒーが飲めるっていう。ていうのがあって、でこれをなんか例えば300円のコーヒーが400円でフェアトレードですって言われたとて、100円ごときで何が変わるんだい?という感じがしてて。でそれを考えて、やっぱなんかそのフェアかどうかって消費のなんか消費する側の水準と、生産する側の水準とが、なんか基本的に同じな状態の方がいいんじゃないかって考え始めて。例えば隣の人からお米買うとなって、なんか平均年収が420万ぐらい日本で、だからなりたってる…と考えると、その日本側の平均年収420万位で計算してあげるのが面白いんじゃないかと思ったんですよ。
高野:ああ、だから現地で、えっと例えば3000円4000円?
石崎:で、働いてる人が平均月収35万とかぐらいで計算したら、ーヒーの値段はいっぱいいくらになるのかってことを考えて。ってなると大体1万円ちょっとぐらいなんですよ。でこれもひとつのフェアと言えるんじゃないかっていうものを、ページとして伝えることはできるんじゃないかって思ったんです。なので、フェアトレードっていう名前であのポップアップショップを開かしてくれるコーヒー屋さんを今募集してます。
高野:はい。コーヒー、コーヒー販売してらっしゃる方、え石崎さんのえこの作品に共感をしてくださる方、是非石崎さんまでメッセージを送ってください。
石崎:このリスクはあのコーヒー屋さん、あの次の日から非常にこうやりづらくなる可能性があるっていう。
高野:やりづらいですね、これ。
石崎:そうなんですよ。1杯1万円、もう僕がやるとしたらですね、あの1 杯1万円ぐらいの、そのちゃんともっと計算してやるんですけど、1杯1万円ぐらいのコーヒーと普通に300円400円のコーヒーと、同じコーヒー、2つの値段で販売するっていう。でもなかなかやっぱ 1万円で買う人って難しいと思うんですよ。
高野:難しいと思います。
石崎:でもその、そこが大事なんですよ。1万円で私は買えない、つまり私はどういう人間なのか?買えない選べない私がこうなじゃないかっていうことも考えるじゃないですか?選択できないんですよ、実は。
高野:ドキドキしてきた。そういうそういう感じ?
石崎:ていう考え方もできるし、300円1杯コーヒーを飲むじゃないですか?それで1万円と並べられたときに300円のコーヒーを飲むていう、この、あていうかその罪悪感みたいな…これをなんか感じる場があってもいいんじゃないかって思うんですよね。でなんか…
高野:ざわざわざわざわしますね、なんかね。
石崎:そうです。でも買わなくてもいいんですよ。買わなくてもいいし、あのコーヒー僕がやるコーヒーショップに来なくてもいいんですよ。でも毎日皆さんが、僕がやらないといけないのは商品を売ることじゃなくて、皆さんにメッセージを届けることなんで。やっぱりみんなが日々毎日飲むコーヒーとかのこの消費一杯、あ300円、今日も〇×バックスさんで、コーヒー
高野:いや言うて大丈夫ですよ。あの言うて大丈夫なとこです。
石崎:いうところであのコーヒーを買うっていう時に、あ300円だって思う、この感情がすごい大事なんじゃないかと思うんです。今までは、よし300円はいはいって買ってた…
高野:まあ何の意識もせず…
石崎:うんこれがなんか、あ300円かって思う、この、この時間がすごい大事なんじゃないかと思う。このこの時間が世界をより良くするんじゃないかっていう風に今は考えてて。人生のフェーズとして今、そこなんですよ。表現していきたいなっていうのはちょっと考え てるんで、ちょっとご協力いただける方、はい。これで大手コーヒーメーカーとかに殺されたら、あのこれはこれであのいい人生だったなって思います。
高野:やめてください。殺されないでくださいよ、マジ。
石崎:表現しきって死ねるのだったらっていう感じですよね。
高野:是非あの長生きして、いろんな表現していただきたいなっていう風に私は思うんですが。なのであの大手コーヒーメーカーさん殺さないでくださいよ、殺さないでよ、お願いよ、ね。あそうなるほどそういう考え方なんだ。
石崎:そうなんですよね。だから、まいわゆる国際支援とかそういった類いとはちょっと違うかもしれませんね。
高野:確かにね違いますね。
石崎:はい。結構いやもう国際支援とかも確かに大事なのかもしんないですけど、すごい広く見たら、なんかその人間の意味みたいなものをやっぱ考えるわけで、ずっと中二病みたいなことを考えてるんで。
高野:いやでもあれです、考えると本当なんかあれですね。なんかものすごいざわざわしてくる。
石崎:ものすごいピュアに入ったんですけど、僕も。ピュアに現場に立ってきたし、ずっと、その孤児院っていう本当にもう電気も水道もガスもないとこで生活してたし、ていうところを見てやっぱ考えるんだけど、やっぱね色々こう、もう仕方ない部分が不可抗力な部分たくさんあるんですよ。なんかこう、このみんなをむっちゃ救ったとして、人口めっちゃ増えて、ま今も増え続けてますけど、人口めっちゃ増えて、で結局食料足りないっていう話。まみんな貧困になっていくわけじゃないですか?すごい単純な話で。てなったらなんかもう救うことがいいのかどうかもなんか結構あやふやになってくるというか。もそうですし現地の人の主観としていいっていうものがなんか僕が思ってたよりなんかすごいヘビーなものじゃなかったりするんですよ。えっと死ぬことよりも大事にしている、なんか死ぬことよりもなんか儀式とか、なんかそれより大事にしたい文化みたいなものが彼らの中にあったりとかするんですよね。宗教だったりとか、それが宗教だったりとかするんですよね。土着の宗教で、例えばあの蚊、あのすごいエボラ出血熱っていう病気、あれに感染した親族を例えばそのお葬式するとなったときに、みんなこう遺族がこう手を、手で触ってこうなんかこう持ち上げたりって儀式があるらしいんですよね、宗教的に。で、もそのエボラって遷っちゃうんで、触ると。でそれを触っちゃうとやっぱ遷ってみんな感染して死んじゃうんですよね。こなんか国境なき医師団とかが、やっぱ指導しに行くんですけど、それはもう宗教否定だし文化否定だという風な話になって、結局国境なき医師団の病院がテロにあったりとかっていう話になると、なんか僕たち先進国とかなんだろう西洋なんだろう西洋文明を追いかけてきた人たちが、なんか考えてるなんか絶対的な善みたいな、そのえっとなんだろうなんか生きるだけ生きた方がいいみたいな、なんか絶対的に揺るがない価値観ってあるじゃないですか?死は、死ぬよりは生きるみたいな。この…がなんかすごいなんか根底から覆されるようなものって結構あるんですよね。自分が死ぬとかよりも親への感謝を大事にして、エボラ出血自分がなろうがやっぱお母さんをちゃんと葬るっていうことの方が大事みたいな考え方も、彼らにはあるんすよ。そういったなんかうん民族としてそういう考え方をされてるところもあるしっていう意味で、出してるんで。ウガンダ全体がそういう感じじゃないんですけど、見てるとすごいなんか一概になんか人を救うことだけがなんかいいことでもないような気もしてきて。そうなんですよね、てなると、すごい難しくなってくる。なんかま確かに人間なんか非効率なことするのがなんか結構メインなところあったりするじゃないですか?なんか非生産的なことの方が楽しんでるし、確かになんかみんなエンターテイメントしになんか遊びに行ったりとかするじゃないですか?そういったなんか非生産的なことの方がなんか人間として追い求めてるものな可能性はあるなみたいなも考えていると、やっぱりこの国際支援みたいなものの意味というか意義みたいなものがすご揺らぐよなっていうので。あのなんか色々だから表現者として生きるっていう方が僕としてはすごいしっくりくるんですよ。
高野:へえ日々そういうこと考えておられるんですか?
石崎:それしか考えてないですね。
高野:すごいな、なんか。へえー。で、なるほど、そんな、そんな石崎さんのね、メッセージにもっと触れたいという、ちょっと変態チックな人がいたとしたら、どう触れればいいでしょうか?
石崎:まずいや何しましょうね、どうしましょう。
高野:あのここでね、本につなげようという目論みですね、私の。
石崎:あの本、2、3年前ぐらいに出版してるんですよ実は。
高野:こちらですね、この、世界が世界に伝えるメッセージ。
石崎:はい、写真集になってます。
高野:これ写真集なんだ。もじもじしてるやつじゃない。
石崎:ではなく写真集。これどういう写真集かっていうと、このま生産と消費の話にも若干繋がるんですけど、あの世界をなんかどうやったら良くなるかなぁみたいなこと考えた時に、ひとりひとり、世界に生きるひとりひとりがこの世界作ってるわけじゃないですか。世界は誰が作ってますか言われたら、このやっぱ70億人が作ってるもので。どうよくするかって考えたら、この世界に住んでるひとりひとりが、世界に対して何かひとつメッセージを持つっていうのがいいんじゃないかと思ったんですよ。なんかこう地球綺麗になれって思ってる人ってなんかポイ捨てしないのかなとか、そういうすごいライトなとこから考え始めて、でなんかこう世界に対して何かメッセージありますか?ていうのをホワイトボードに書いてもらって、でそれ書いてもらってそれを僕がま翻訳して出版しているっていうもの。
高野:へえーなるほど。もういろんなメッセージがあるわけですか?
石崎:いろんなメッセージがあります。
高野:そう、なんか私たちが、ええっみたいなメッセージもあるんですか?
石崎:あります、あります。それで結構出版社と結構揉めたりもあります。そうですやっぱりそのメッセージっぽくないみたいな言われたりとかするんですよ。その中にはすごいライトなものとか、親兄弟みたいなのとか…
高野:あそっか、インパクトがなんかないぞみたいな。
石崎:うん、みたいなものはやっぱメッセージとしてはどうなんだみたいなのとか。でもそのメッセージを否定する権利は僕たちはないから。絶対にメッセージ書いてもらったものは全部時系列順に載せると。でその順番入れ替えても僕のメッセージになるじゃないですか?なんか最後、愛の話で終わるみたいなそういうものに変えた方がいいんじゃないかとかも提案されたんですけど、それは彼らのメッセージじゃなくて僕のメッセージになるから絶対嫌で、時系列順にあの全部書かれたものに関しては全部載せるっていうのでっていうこだわりが、結構何社か出版社とNGになって、唯一それ面白いですって言ってくださった出版社のところで出版させていただいたと。
高野:良かった…私どっちかと言えばね、こうなんか出版する側にいる人なので、NGを食らう理由はわかる。いやでもよく出ましたね、この本。素晴らしい。
石崎:はい。これクラウドファンディングで資金を調達、出版に至った。はい皆さんの応援のおかげでこう今もAmazonとか楽天とかで…
高野:良かったー。あの、はい今あのコメント欄にね、あのURL貼り付けたので、あのご興味ある方ね、是非見て見ていただければなという風に思います。
石崎:じんわり、じんわり楽しめる本ですね。
高野:じんわり楽しめるそうです、はい。でね、あっという間の1時間経つんですよ、もう。
石崎:すいません、なんか僕があのすごいシリアスな場所で、シリアスな話を延々としてしまった気がする。
高野:ちょっと待って、車シリアスな場所なんですか?
石崎:心霊…
高野:心霊スポットじゃないよ、みんな違うよ。いやでもね、今日ほんまになんか価値観をほんまになんかこうなんだろうな、ぐるんぐるんさせられるような話だったので。
石崎:あ嬉しいです。
高野:ちょっと色々なんか身につまされますね。いやこれが大事なわけですよね。こうこのこれを考えるという、この身につまされる時間というのが。
石崎:そうなんですよ。やっぱ人間、考えるってやっぱむちゃくちゃ難しいというか、考え続けるっていう、考えるのを放棄したがる生物じゃないですか?やっぱり。
高野:でも考えると苦しくなるっていうのもあるしね。
石崎:脳科学とか見てても、絶対に省エネなんですよ、その人間の行動自体が。生物としてその脳をできるだけエネルギー使わずに動いていくんですよね。ていう生物、もう構造としてあるんですよ。まそれ正解なんですよ、生物としたら。なんでなんか考えるってむちゃくちゃ無駄じゃないですか?考えずになんかこういけるっていうのが学習能力だったりとかするわけなので。考えるに逆行する側面もちょっとあるんじゃないかと。でもうこの世界についても考え放棄する方が楽なんですけど、なんですけど、あえてそこに抗い続けてみる、でも考えるっていう能力がなんか人間に備わってるわけじゃないですか?せっかく備わってる、来世ワンチャン犬かもしんないんで、今世生きるんだったらせっかくだからそのなんか人間としてせっかくできる考えるみたいなことを、なんか使い切りたいっていうので、あえて逆行するために考え続けることしてるので。考え続けるのもなんか絶対大事だと思うんで。そういうコンテ…
高野:なるほど、面白いです。で最後に1個聞いていいですか?なぜ車の中に今日はいらっしゃるんでしょうか?
石崎:あのですね。あの私大阪、大阪に住んでるんですけども、大阪…
高野:今ウガンダじゃないですよ、皆さん。ウガンダじゃない、大阪ですよ。
石崎:あの5月にですね、あの放課後デイサービスといって、日本はやっぱり教育だというのはもう大学時代からずっと思っておりまして。ま教育にね、そぐわなかった人間ですから。教育、絶対に日本を救うというので、教育業界に絶対に参入すること決めてた。30歳までにはもう絶対保育園作るっていうのは決めてて。ちょっとま第1ステップとか言ったらあれですけども、デイサービスっていうところから始めてですねえ、少しずつ日本の教育っていうところを考えていこうかなというのでいってて。さっきまでですね、あのくそド素人なのにですね、あの現場の作業員のおっちゃんに教えてもらいながら、あのビスとか打って、作業していったと。
高野:作業して今だから放課後デイを作ってる最中だと。
石崎:そうです、今。でこれからペンキ塗りに行くみたいな。
高野:えまだ仕事するんですか?
石崎:今日は朝まで塗装。
高野:うわあちょっと、あの誰か手伝ってあげてくださいっていう感じなんですけど。いやすごい。ものすごい迫力ある生き方ですね、石崎さん。
石崎:そうですね頑張りたいです。
高野:めちゃくちゃ面白かったです・
石崎:ありがとうございます。楽しんでいただくのが1番ですから、このライブ。
高野:楽しかった。いやちょっと、ちょっと会ったことないタイプで、私も今までいろんな人に会ってきましたけど、ちょっと会ったことないタイプ。だからすごく面白かったです。面白かったです。あのざわざわもしました、ざわざわした。ありがとうございます。
石崎:ありがとうございます。
高野:じゃあですね、ちょっと最後にあの私のPRさせていただいていいでしょうか?
石崎:はいもちろんでございます。
高野:ありがとうございます。え私はですね、ま経営者専門ライターというま仕事で、経営者の思いを見える化するという仕事をやってるわけですね。でその中に経営者の皆さんのま本を作るっていうのをやってるわけです。で普通のこう出版社とはまた違って、ま本とはいえ、あのこう厚い本じゃなくて、すごくコンパクトな、あの本を作ってるんですね。でここに登場する社長さんたちはいわゆる有名な社長さんたちでも大した社長さんたちでもテレビで話題になってる社長さんたちでもないんです。ま言えば近所のあそこの工場にいる社長だったりとか、あのはす向かいにあるあのビルのあの5階に入ってるあのオフィスの社長だったりとかするわけですね。要するに非常にこう等身大なわけですよ。でその等身大の方たちがどういう風なプロセスで、今会社を経営しているであったりとか、どんな思いで会社をやっている、仕事しているっていう話って、すごく普通、ま何が普通なのかもあれなんですけど、すごくこう一般的に生きている人たちの心に響くって思ってるんですね。等身大であるがゆえに。であの、それぞれのこうま人生のストーリーなんですけど、なんかものすごいこう映画になりそうなものもあれば、とても淡々としてるものもあるんですけど、でもそのひとつひとつが届く人はいるっていう風に思ってるんですね。で今、あのこの本を14名の社長さん、リーダーの方たちが作ってくださってるんですけど、私これ100にしたいと思ってるんですね。で100にしたら100の物語の中に何かあなたを勇気づけたりとか、あなたの人生を変えるストーリーがあるっていう風に思ってるんですね。なのでこれを100人のストーリーを作りたいという風に思ってるので、あの興味のある方、私まで連絡をいただければなという風に思います。はい、でえっとこのトークライブのそもそものきっかけになった方がいらっしゃってですね、それがこう立石麻由子さんというコミュニケーションコーチをやってらっしゃる方が、そもそものこのトークライブの面白さを伝えてくれた人なんですね、私に対して。なのでま立石麻由子さんのこのコミュニケーションコーチも非常に面白いので、またねあの興味あったら立石麻由子であの検索していただいてね、見ていただければなという風に思います。はい、えそして最後にですね、アンケートのご協力をねいただければなという風に思いますので、今ね、あのコメント欄にもアンケートの方、URL貼るので今日見ていただいてですね、ま率直な感想をね聞かせていただけると非常にありがたいなという風に思いますので。アンケートを答えてやってもいいぞという方是非ね、アンケートを答えていただければという風に思います。ということであっという間の1時間。石崎さん最後に何かメッセージがあったらお願いします。
石崎:皆さん、考えましょう。
高野:考えましょう、皆さん、はい。では今日はですね、ウガンダのフルーツ王、石崎陸さんにおいでいただいて色々トークをしていただきました。ということで皆さんまた次回お会いしましょう。また来週です、来週トークライブやります。
石崎:またねー。
高野:またね、ありがとうございます。はーい。
石崎:ありがとうございました。

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