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常識をくつがえす介護施設。自分で歩けなかった人が笑いながら自宅に戻っていく「心を起こす施設」とは…。想いの見える化トークライブ、今回は株式会社POLTE BONHEUR (ポルトボヌール)の大石茂美様をお迎えしました。

 「心を起こす」看護・介護を行っている元看護師の経営者、大石茂美さん。利用者が次々と元気になる奇跡の介護施設を運営しています。なぜそんな奇跡が起こるのか。大石さんがめざす看護、介護の姿とは。介護業界に変革の風を巻き起こしている志についてお聞きしました。 
 現場を本来の目的に機能させるために、明確な視点を持ち道筋を示す。やはりそこがトップ、経営者の役割なんだろうなと感じました。でも、とっても柔らかい、可愛らしい雰囲気の方…。こんな介護施設が広がるといいですね。

《思いの見える化トークライブ》とは、おふぃす・ともともの代表、高野朋美が、経営者その人のバックストーリーに迫り、そこから来る揺るぎない思いを存分に引き出す、楽しくてへぇ~すごいっの1時間です。
これまで:これからの情報など、こちらから(Facebook)発信しています
記事最後に、おふぃす・ともともの連絡先も載せています!

【以下は文章です】
高野:あのFacebookにあのあれです、繋いでるところです。可愛いなカエルが。
大石:いいでしょう?今日なんか1人でちょっと緊張する。
高野:で、えっとね今どんな感じで繋がってるかっていうのをちょっと画面共有しますね。はいこんな感じで今繋がってます、Facebookで。
大石:おおすごい。
高野:はいこんな感じでスタートをしていきたいと思います。はい皆さん、こんばんは。今日も始まりました。
大石:こんばんは。
高野:はい想いの見える化トークライブ始めていきたいと思います。今日のゲストにお迎えしているのはですね、ポルトボヌールという会社の代表で、大石茂美さんをお迎えしております。大石さん、ようこそ。
大石:皆さんこんばんは、大石です。
高野:はいあのご覧になってる方、あのよろしければですね、いいねをしていただけると嬉しい、いいね。あのこのなんか私たちが動いてるこの画面を見た瞬間いいねをしてください。そうするとえどんないいことがあるかというと、私たちが喜びます。私たちが嬉しいということなので、えっとねいいねいっぱい押していただければと思います。でえっとなんかね質問とかあのすごい共感したことがあったら、あのコメントにあ~わかるだったりとか、めちゃくちゃいいと思いますとかなんか、そんなコメンともねいただけると私たちが喜びます。大石:喜びます。
高野:そういうことでよろしくお願いします。
大石:よろしくお願いします。
高野:はいじゃあまずですね。えっとまこのFacebookライブをご覧の皆さんは私か大石さんを知ってる方だとは思うんですが、ちょっと大石さんが何をしている方なのかっていうのを先にね、少し皆さんに知っておいていただきたいので、ちょっと自己紹介お願いしてもよろしいですか?
大石:はい、えっと皆さんこんばんは。え私あの岸田泉州というあの泉州地域でですね、岸和田市と泉市というところでですね、ええ福祉事業をですね展開しております。2施設ですね、介護事業を展開しながらですね。あとは在宅の方の訪問支援、訪問介護や訪問看護の方もですね今あの頑張ってえと進めているような形で頑張ってます。
高野:なるほど、ありがとうございます。要するにこう福祉であったりとか介護であったりとか、そういったところのお仕事ま事業をやってらっしゃるんですね。あ最初からそうだったんですか?大石さん。
大石:私あのずっと病院であの看護をやってきた人間なんで。
高野:ということは看護師さんだったということ。
大石:そう元々看護師ですね。今もま元々って今も看護師ですけど。看護師っていうのがまあ1番そのなんかライセンスとしては1番あの今あの言える感じですね。
高野:なるほどね。だからいわゆる病院にいる看護師さんだったわけですよね。
大石:そうそうそう。
高野:その看護師さんをやってらっしゃる方が、そもそもなぜこあのね介護であったりとか、そう福祉だったりとかっていうところの仕事をやり始められてるんですか?
大石:えっとですね、元々あの医療法人で看護師としてま急性期というような分野のですね、あの看護を提供させてもらってたんですけども。
高野:はいあ皆さん急性期わかりません。急性期ってあのピーポピーポーでま救急車で運ばれていくところが大体急性期っていう、あのとにかく急いでなんとかしないといけない…
大石:治療しないといけない人たちが運ばれてくる場所ですね。でまそこであのえ看護師として働いていた時に、まある日突然あの病院のあの理事長先生に、まあの介護事業の施設を作るんだっていう話から、あの次はお前がやるぞみたいな感じで。えっなんで私なんですか?みたいな。えやりたくありません。
高野:やりたくないって言ったんですか?
大石:やりたくなかったんですよ、なんか。
高野:なんで本当やりたくなかったんですか?
大石:いややっぱりなんかその時の看護感って、なんか治療しているというかまその急性期の病気を直しているその現場が、なんか看護をやってるっていう感じがしてたので。介護施設って言うと、えっ看護師いらないじゃんみたいなぐらいの感覚と、看護師の現場から離れたら看護師じゃなくならないかっていう不安が押し寄せてきて、もう頑なに嫌ですと言い続けてたんですけど。
高野:ああ、頑なに嫌だと言った。
大石:嫌だったんですよ、本当に。そう、それなのに、まそれなのにっていうか、嫌だったんですけど、まその時のあの理事長先生にまなぜ私が選ばれたのかっていうことをまあの質問させていただいたんですね。そしたらその理事長先生に言われた言葉は、あのなんか自分の居場所をずっとま探してるような気がするんで、自分の居場所を作ってみたらどうだっていう風にあの理事長先生に言われた時に、なんかすごくあの遠い存在ではある理事長先生だったんですけども、すごくあの私たちのことをよく見てくださってるんだっていう風に感じて。でま現場で働いてる一看護師をそんな目で見てくださってたんだと思って、まこの先生のおっしゃることだったら、まついていって頑張ってみたいって思って、まあのやりますっていう風に決心したんですけど。
高野:なるほどね。でその理事長先生があの大石さんが、だから自分の居場所を探してると思えるっておっしゃったんですよね。思い当たることはあったんですか?
大石:そうなんです、私あのずっと看護師になったの29歳の時なんですけど。
高野:え?それまでは?
大石:OLなんですよ。普通の企業で働いていた。
高野:面白い経歴ですね。
大石:そうなんです。であのなんか年齢もバレちゃいますけど、バブルを経験してるのでちょうどバブルがあの終わる頃にちょっとこう世の中なんかやばそうだなって思って。でその時にまあなんか仕事考えて病院だったらなんか安泰かも?みたいな簡単な気持ちで、求人を探していたら、まあなんか看護助手さんっていうのがちょうど日本で始まったタイミングで、看護助手さんの募集に引っかかったんですよね。それで私あの面接受けて、でまあのそこの師長さんに出会って、あの看護師になった方がいいよってすごい進めてくださって。までももう今更勉強したくないなと思って、またその時も頑なに断ったんです。断ったんですけど。
高野:断りますね。
大石:そうなんです。までもある日あの1人の看護師さんのあの言葉がきっかけでま看護師になるという風に決めるんですけども。その看護師さんがあのちょうど看護師さんとして働き始めた頃に、あのナースコールがなりましてね。であのナースコールなってるんであの何々さんの部屋に行ってきてって言われて、おむつを替えてほしいみたいなのよって言われたんで、あ分かりましたってこう行こうとしたその背中に、その看護師さんが私に向かってどうせそれぐらいしかできないんだよねっていうことをなんかこう独り言のように言われたんですよね。
高野:え、結構きつい言葉ですね、それ。
大石:そうなんですよ。でもま今考えるとその方の言葉によって私はちょっとこうなんか目覚めたんですけど。でその言葉を聞いて、えじゃあ看護師さんって何する人なのっていう疑問がずっとその時から沸々湧き始めて、まそのおむつ交換が終わった瞬間師長さんのところに走って言って、やっぱり私看護師になりますみたいな感じで言ったんですよ。そしたら師長さんがえっみたいな感じで。そう締め切り、願書締め切りの前日ぐらいだったもんで、急ぎなさいみたいななって。慌てて翌日の締め切り、締め切り当日に願書出しに走ったって いう。
高野:なるほど。じゃあその看護師さんにすごい憧れたとかそういうことじゃなくて。
大石:全然ですね。もう志何にもなく。
高野:あのこうどうせそれぐらいしかできないでしょって言われて、待てと。
大石:なんだ?と思った。
高野:待て、ちょっと待てと。それぐらいしかできないってどういうことなんやと。
大石:そう。じゃあ何できんだよ看護師と思ったんですよ。
高野:これちょっと私チャレンジするよみたいな感じ?
大石:うん、じゃあ看護師になってあの看護師が何する人か見てやるわみたいな感じ。
高野:皆さん共感したらね、共感したらいいねを。
大石:この話共感できるかな?
高野:志のない状態でこう看護師になっている。いやでもね、そんな感じだと思う。最初から志ありきでなんかなってる人の方が私は少ないなと思うので。そういう感じですよ、大体。大石:そう、そうなんですよ。それで看護師になってからもずっと、まあなんかあの医療現場にいるとま機械もあるし先生もいて、まあなんか看護師をやってるような気持ちにはなるんですけど、まあ1個人こう看護師というこの私自身は果たして何できるんだろうっていうことを、ま現場にいながら考えてたんですよね。
高野:結構こう看護師をやってる間じゅうそういうのはやっぱりどこかで悶々と、やっぱり。
大石:うん、何する人なんだろうって答えは、ずっと導き出せないまま来てたんですよ。でなんかうん何にもないところに行けば看護師のなんか看護師としてのなんか役割が見えるんじゃないかっていうので、まあの3年の、その時はちょうどお礼奉公があったものでお礼奉公を終えたタイミングでやめて、あの海外留学して、あの国境なき医師団に入りたいと思ったんですよ。で国境なき医師団に入るためには英語力がいるとかなんか論文書かないといけないとかっていうことがあって、でちょっと英語勉強しに海外に行こうっていうので海外留学決めて、アメリカに行ったんですよね。あの最初切符を握りしめて。で語学の勉強して、でまあのま1年もいなかったんですけど、お金が底つきて、ま日本に帰るっていうことになって。帰ってきて就職先をあの就職探す、探す前にあの国境なき医師団のまあの募集要綱をねこう調べていたら、その時私准看護師だったんですけども准看護師ダメですよっていうことが分かったんです。なんか突発的に反応して飛び出しちゃうもんだから、ちゃんと調べもしないで行って英語は勉強したものの、国境なき医師団はいけず。まあのすぐに働きなさいと親からも散々言われまして。あの就職先を探していたところに出会ったのがその病院、その理事長先生がやられてるですね。
高野:そうなんだ。あの留学してじゃあもう語学は身についてるわけですか?
大石:ああ、少しですね。少し。
高野:でじゃ准看護師の状態で、その病院に就職されてるわけ?
大石:そうなんですよ。准看護師の状態で就職して、ま現場でまあのまた急性期の現場につかせていただいて、そこで長く病棟に勤務してですね、あの働いてたんですよね。
高野:何年ぐらい、何年ぐらいいらっしゃった?
大石:もう17、8年ぐらいその病院。でなんかあのその時もやっぱり結局ずっとまなんか看護師って何なんだろうかっていう問は、まずっとどっか自分の中にあったんですよね。なので多分そういったのが多分理事長先生には伝わっていて、なんかいつも何かを探してるか何かを迷ってるような風に見たんじゃないかなと思ってるんですけどね。
高野:なるほど。でその病院に就職されてからもやっぱり、看護師として自分って何ができるんだろうっていうのはやっぱり、やっぱり悶々としてたわけですか。
大石:悶々としてましたね、やっぱり。ずっと悶々としてた。
高野:いやでもね、看護師さんってやっぱりあの入院してる患者から見たら、すごくやっぱりこう献身的に色々話し聞いてくれるし、いろんなことやってくれるし、本当にこうあのすごい感謝の対象だと思うんですよ。だからそこにすごくやりがいを感じていらっしゃる看護師さんて多いと思うんですけど。大石さんも当然患者さんからいろんな感謝されたりとかすることってあったと思うけど、それでもなんかモヤモヤってした?
大石:そう看護師っていうあの仕事の、その病院にいた時はもちろん点滴をしたりとか、まあの先生の治療の補助をしたりとか、まいろんな役割をまあの看護師としてこなすんですけども、看護師っていうこの私が、なんか看護師ってこの私は何ができてるんだろうってずっとなんか考えてたんですよね。
高野:でもなんか十分色々やってくれてるように患者側からは見えるけど。
大石:そうですよね。でもなんかねずっと自分にその看護の本質みたいなところがどこにあるんだろうっていうことを多分問いかけてたような気がしますね、なんか。
高野:なるほどね、でまそんな時にじゃあ介護やってみないかと。えっ私が?いや思ったけど。
大石:そう、まだそこもなんか決められてないし、もなんか求めてるものの答えもないのに、えなんで介護施設に行かなきゃいけないの?みたいな。
高野:看護師として、自分として答えがまだ何も見つかっていないのに、今ここで介護みたいな。
大石:嫌です!みたいな感じ。
高野:めっちゃ、めっちゃいいねが来た。めっちゃいいね。
大石:めっちゃいいね、ありがとうございます。
高野:ありがとうございます。皆さんあの共感ポイントはね、いいねをしてくだされば嬉しいです。
大石:嫌だーって、まあの思っていた時にま本当にその言葉頂いた時にまこの理事長先生がおっしゃるんだったら、なんかの答えがもしかするとそっちに行くと見つかるかもしれないななんて思って、あのお受けすることにしたんですよね。
高野:なるほど。でじゃあそっち行きましょうてなって、そこからどういう風にして?
大石:そこからあのまずは介護事業ってどんなところか見てきなさいと。ま介護保険の右も左も分からないし、福祉もやったことないし、まあの元々法人には既存の施設があったので、まそこに行って介護を見てこいと。学んでこいって言われて半年間研修に行ったという感じですよね。でまそこで見た姿が、あのなんかあの私の心にはあの介護の施設って何なんだろうかねっていう感じだったんですよね。なんかいつも…
高野:どんどんいいねが来てる。
大石:ありがとうございます。なんかね忙しそうに走り回る介護士さんと、なんかあの助けてほしいというか、なんかやってもらいたいって思ってすごくこう介護士さんを止めようとしてるなんか利用者さんとの、こうなんて言うのかな?複雑な感じで。でそこに誰も笑ってる人いないじゃないって思って。
高野:ああ、介護士さんも忙しくて、でそのいらっしゃるこう入居者の方も、あのなんかやってほしいけど、ま忙しいわけですよね、介護士さんね。誰も笑ってない、誰も笑顔…
大石:そう忙しさに追われて、誰も笑ってない感じがしてね、で私のイメージ介護施設ってなんか利用者さんと介護士さんたちが楽しそうに、あの笑ったり語ってるっていうイメージがすごく強かったから、えっ介護事業って何なんだろうっていうところと、私一体理事長先生に何求められてるんだろうかってすごいその時に考えさせられたんですよ。
高野:また、また悩むみたいな。
大石:そうそう悩む。何求められてんの?みたいな。それで看護師だったら答え導き出せないんじゃないかと思って。その時白衣来てたんですけどもう翌日にはあのジャージを用意していただいて、もうジャージを来て現場に立ったんですよ、もう。
高野:なるほど。はいあの見てくださってる皆さんありがとうございます。あのなんか聞いてみたいこととか、なんかあのどんどんね、感想コメントいただいたりとかでき…あのしていただけるとね嬉しいんで。あのめっちゃいいね来てます、ハートマークと。いろんないいねが来てるんで今。
大石:ありがとうございます。
高野:なのでま要するに、あの自分がだから看護師じゃなくて、とにかく介護をする側としてもう現場にもう飛び込もうと思われたわけですね。
大石:そう。なんでこう笑ってるというかこう笑い合えてないのかは、なんか現場に自分も同じ立場に立ってみないと、わかんないんじゃないかなと思ったんですよね。でまあなんか介護士さんと同じ服着て走ってみようと思ったんですよ。でまなんか現場に出た時にはまでも衝撃的でしたけどやっぱりジャージ来た瞬間。
高野:何がこう衝撃的だったんですか?
大石:なんか看護師さんって白衣着てると、どうしても利用者さんも、あの患者さんもそうですけど、なんかありがたいっていう存在なんですよ。あの看護師さんいつもありがとうみたいな。
高野:確かに確かに。
大石:ジャージ着てなんか介護士さんになった瞬間なんか利用者さんからちょっとあんたみたいな感じで。あはいはい何でしょうみたいな感じで。昨日まで白衣着てる時はありがとうございますって言われたのが、なんかもう翌日ジャージ来た瞬間からちょっとあんた言われて。あ同じ人物なのに変わっただけなのに。こんな感じであのご利用者さんて、介護士さんっていう人たちをどう見てるのかなっていうどう映ってるのかなっていうのをすごく疑問に感じたんですね。でま現場に出て、あのやっぱり関係性を作っていく利用者さんとの関係性がまず作れてないっていうこととか、あのただただおむつを変えたり食事を提供するってことを、やってもあの溝というか利用者さんとの関係性ってあの深まらないんじゃないかなっていうのをすごく感じたんですよね。なんでまずはやっぱりその介護に従事する時間をどこまで作れるかっていうのがま最大のチャレンジだと思ったんですよね。なのでそのいらない仕事って言うと変ですけども、介護士でなくてもいいような仕事もいっぱい雑務こなすんですよ、介護士さんて。
高野:例えば?例えば?
大石:うん例えば洗濯物もそうですよね。施設の利用者さんの洗濯を回したり、施設の中の掃除をしたり、まそのフロアーの掃除。掃除もみんなそうだし、そんなこともしないといけないし、もちろん記録とかっていうこともありますけど、ま本当に多岐に渡って介護士さんってたくさんの仕事こなしてるんですよ。でもその中には介護士さんだからこそやるべき仕事もありますけども、これって介護士さんじゃなくたっていいんじゃないってこともたくさんあるんですよね。だったらそれはもう介護士にやらせないで、介護士さんには介護士さん本来の仕事やってもらった方がいいんじゃない?みたいなことを考えて。あの業務整理をしていくっていうか、ま自分が次作る施設はどうかみたいなことを考えたっていう感じですよね。
高野:なるほど。で半年間そこでまあのま研修というかね、介護の現場を見て、で自分であの介護士さんがとにかくその介護士ってプロ業務じゃないことをたくさんやっちゃってると。なので現場で走り回ってるのは、そういうプロ業務じゃないところもやってるからそういう状況が生まれてると。でそれによって入所者の皆さんとちゃんとその向き合ったりとかコミュニケーション取ったりする時間が生まれてないんじゃないかってとこに気がついたっていう。
大石:そうなんですね。なんか自分ではそう思って。でこう面接とかもちょうど並行してやってたんですけど、大体なんで介護士さんになりたいんですかとか、介護士さんになられて喜びなんですかって聞くと、ま利用者さんからありがとうって言われることが唯一こうすごく仕事やっててやりがいになるっていう答えがいっぱい返ってくるんですよね。だけどま現場見てみるとありがとう返してフィードバックいただけるほど、利用者さんと関われる時間ないんじゃないかなって思った時に、そこにすごい仕事の中のミスマッチ…介護士さんたちがやりがいを感じるものと現場でやってることに乖離があるんじゃないかってすごく思って、だったらやっぱり利用者さんからありがたいとか感謝の言葉をいただく環境を作るには、どれだけ介護士さんが利用者さんと向き合う時間を作るかっていうことなんじゃないかなって思ったんですよね。それでいらない仕事はもうやめちまおうみたいな感じだったんですよ。も専門性の低いものはみんななんか業者さんに頼めばいいよみたいな感じ。
高野:ああなるほど。そういう施設をご自身で立ち上げられるわけですか?
大石:そうですね。でその時にま次の施設を立ち上げる時に、ま半年間その施設でいろんなことを学ばせていただいて。まあの理事長先生から、どんな施設作るんだいっていう問いかけが始まって。どんな施設を作るかっていうところをこうこう言葉にしてですね、あの考えたあの答えを絞り出した、答えはあの働く人たちが豊かな気持ちでケアができるそんな現場を作るっていうのがま答えなんで、私の役割としてはま働く人を幸せにすることですということをま宣言して、新しい施設を立ち上げたって感じですね。
高野:なるほど。で立ち上げてどうでした?あの順調にうまくことは運んだんですか?
大石:あの立ち上げの時に揃って一緒にあの現場をやってくれたメンバーは本当に素晴らしいあの仲間たちでして。ま能力も高いですし、あの本当に私恵まれていたなと思うぐらい順調にあの進みました。入居者さんもそうですし、あの仕事も順調に、あの仕組みもきちっとできてですね、あの順調に進みましたね。でまあのおかげ様で、あのうーんと私が運営していたま約3年4年ぐらいですけども、利用者さんのご家族様からあの介護士さんとか看護師さんに対してのクレームを言われたことは1回もないですね。あの感謝のお言葉はいただくことありましたけども、あの1度もあのここの介護士さんはとか、ここの看護師さんはって、あの家族さんからクレームいただいたことはなかったですね。
高野:なるほど。ま大石さんが最初…あめっちゃいいね来ました。立ち上げた介護施設はまそうだったんですけど、なんで他の介護施設さんはそれができないんでしょうか?
大石:うん、できてないかどうかちょっと分からないんですけども、やっぱりその介護士さんたちが何を求めて介護やってるかっていうところに、あの本質があって、そこを作らない限りうまくいかないんじゃないかなと思うんですよ。だって働く人たちはやりたいというかその利用者さんからのありがたい感謝してるっていう気持ちを引き出すために介護をやってるんであれば、その環境を作らないといけないんですよね。ま実際にはそこの介護士さんたちが何する人なのかっていうことが、もしかすると、あのずれている可能性はありますよね。
高野:なるほど。なのでこういろんなこうま選択とかいろんなこう掃除とかも含めて、介護士さんたちがあの何を一体こうやりたいと思ってるのかっていうところとは別のところで、介護士さんの仕事ってこんなことよねみたいな感じで設定されている可能性も…
大石:もう何でもやる、生活支援だったらだからま洗濯もやるしあれもするしこれもするし、ま生活に関わること全て介護士さんするんですよねっていう感覚になると、まオールラウンドプレイヤー的に何でもやらないといけなくなっちゃうんですけども、でも本来介護士さんがやることっていうか、やる必要性があると私が感じているのはやっぱり利用者さんのそばにいて利用者さんと一緒に過ごす時間をどれだけ取れるかだと思うんですよ。利用者さんが求めてることもおむつを綺麗に替えてくれることでもないし、あのご飯を上手に食べさせてくれることでもなくて。利用者さんが求めているのも、あのそばにいて一緒に笑ってくれる人だったり、あの何かあることで気にかけてくださったり、あのそういった人を利用者さんも求めていて。で介護士さんもそういう利用者さんの声に答えて幸せだよって ありがとうって言ってくれることを求めてるんで、そこをどこまで実現させるかが会社があのやるべきところなのかなと思ってるんですよ。
高野:ここめちゃくちゃ重要なところだと思っていて。考え方が違うと現場がこんなに違うもんなのかっていうところですよね。ままあの介護士さんって生活全般やるんだからそれはもうあの掃除から何から何までやるもんだよねっていう考え方の施設と、それが本来業務ではなくて、こうあの利用者さんに寄り添ってあの本当気持ちに寄り添って、で今日1日が本当に幸せだったっていう風に思ってもらう関わりをするのが介護士さんですよと。いう考え方をしている施設とが、めちゃくちゃ変わってくるわけですね現場が。
大石:全然違ってくると思いますね。やっぱり利用者さんにとってま残りの人生ですよね、残りの人生を過ごす場所がですよ、ただただ時間がくればお食事が運ばれてきて、あの食べさせてくれる人がいるとか、ま必要な時におむつを変えてくれる人がいるっていうだけだとなかなか豊かにはならないですよね、人生。でも何かしら声かけてくれたり一緒に笑ってくれた、一緒に泣いてくれる人がいるっていうだけで全くこう心の持ちようというか、ま人生の豊かさって全然変わってくるなと。ま自分が年取ってもそういう施設の方がいいなと思うんですよ、なんかそういう施設に入りたい。
高野:確かに、確かに私も今こう想像しながら、私がこうねあの本当にこう体がなかなか自由に動かなくなっちゃって高齢施設に入った時に、ただご飯の時間が来たら、ま食べさせていただくのもそれは重要ですけど、一緒に桜咲きました綺麗だねっていう風に言ったりとか、であの今日なんかどんなねあのいいことがありました?とか、なんかすごい楽しいことありました?って聞いてもらったりとか。で一緒にテレビ見てこのテレビ楽しいね、めっちゃ面白いねって言ってくれたりとか。確かにそういう過ごし方をしたい。
大石:そうですよね。今ここの「ここかえる からくに」っていう施設は7月にオープンして、ま今あのスタッフたちと一緒に、あの運営してますけども、あのここも同じように、あのやっぱりその利用者さんと過ごす時間をどこまで作るかっていうことは、ま大切にしてスタッフたちも関わってくれていますので、本当に今もあの利用者さんの家族さんからは本当にあの感謝のお言葉をいただくことが結構多くて、本当にあの介護士さんや看護師さんにあのいい、あのなんて言うんですかね効果というか、本当に関係性がうまく作れているっていう感じがしますね、ここの新しい施設も。
高野:なるほど、すいません。新しい施設はどこ見れば出てくる感じです?これ、あのあれですよね、あの大石さんの…
大石:住宅型の有料老人ホームのとこですね。「ここかえる からくに」ですね。
高野:ここだ。
大石:そうですね。カエルちゃんのいるところですね。
高野:すいません、あの、からくにってどういうあれですか?
大石:からくにってあの町名なんですよ。泉市の唐国町って。
高野:大阪の泉市の唐国っていうところにある施設なんですね。
大石:そうなんですよ。
高野:すいません、あのめっちゃ綺麗、めっちゃ綺麗。あのここね玄関カエルちゃんいるじゃないですか。カエルちゃん今大石さんの目の前にいるそのカエルちゃんですよね。あのなぜカエルちゃんなんですか?
大石:えっと私はあの2022年にあの間口グループ株式会社という会社にですね、このポルトボヌールを入れていただいて、あの企業の1つとしてですね、あの一緒にあの運営をさせてというかあの企業として入れていただいたんですよ。
高野:ああ、どこかなんか大きな会社さんと、だからまあなんて言うでしょう、一緒に事業をやることになったという感じ?
大石:そうです。えっと私がこの夢をあの追いかけていた時に、ちょうどあのグループのあの前会長さんとのあの出会いのきっかけがありまして。でま夢を叶えたいという思いで、まあの色々とお話を聞いていただいて、であの企業に入れてくださったっていう感じで。でこのこれは本当に私がずっと思い描いてた施設なんですけども、この施設の完成はやっぱりグループの皆様のおかげで、まできたという感じなんですよ。でそのグループのあのキャラクターというか企業ロゴがカエルなんですけども、で今あのこの幸せカエルとしてですね、このキャラクターがね、あの私たちもあの幸せのカエルとしてですね、皆さんにあのお伝えさせていただいていて。あの「ここかえるからくに」の正面玄関とかお庭にもたくさんのカエルちゃんがいます。
高野:でここがその大石さんが目指す、あの本当にこう働いてる介護士さんも看護師さんも本当にこうあの満たされて、そして利用者さんも満たされている。という理想系の施設なわけですよね。
大石:この施設ね、あの利用者さんの、その利用者さんとの時間をやはりその介護士さんがどこまであの持てるのかっていうことに、チャレンジするためにもあの全館には見守りシステムを24時間配備してくれているということと、まあの重度の利用者さん、医療ニーズが高くて、重度の利用者さんがたくさんご入居いただいてますので、ま全室リフトが設置されています。それは介護士さんたちが負担なく介護ができる環境を作ったり、ま大きな施設になりますので、ま見守りシステムがあることで不要なラウンドだったり、まあの動線も結構長いので、まそこを右往左往して走り回らなくても見守りシステムで利用者様の状況がま瞬時に分かるというようなものを完備してる。そのそういった設備を整えることによってま介護士さんとか看護師さんは利用者さんとの時間を、語いの時間を作るっていう感じになってますね。
高野:なるほど。これなかなかあれですよね、あの外から見てるだけだと、ますごく綺麗な施設だなっていうのは思うんですけど、さっき大石さんが言ってくださったようなことって外から見てるだけだとなかなかちょっと分からないかもしれない。言っていただけると非常にわかるっていう。なるほどです。でね、あの私1回あの大石さんがこのからくにを作られる前にね、あの第1号となるあの高齢者施設をま取材させていただいたことが1回あるわけですが、その時にね、もう非常に衝撃を受けたのが、要するにこう要介護度が非常に高い、だからあの本当にこう自分の足で立って歩けない、自分の力では食べられない人が大石さんの施設に入ると、自分の足で立ち、食べ、笑いながら施設をじゃあねって…
大石:帰っていく。
高野:自宅に帰ると。ちょっと待てと。こういう施設ってそういうとこだったっけっていう。
大石:帰っちゃうんですよ。
高野:入ったらずっと亡くなるまでいるよね。
大石:そういう施設が多いんですけどね。あの弊社はあの心を起こすっていうことをテーマに介護を提供してます。なんで心が起きたら自分の足で立って帰る人もやっぱり出てくるんですよね。なんであの元気になって在宅復帰された人もあのいらっしゃいますね。
高野:なるほど。これね多分介護の現場とかにいらっしゃる方ってこの話って多分分かるかもしれないんですけど、一般ピープルの私たちとしては心が起きるってどういうことで、そんな心が起きることで歩けなかった人が歩けたりするもんなのって非常にシンプルに思うんですよ。その辺どうですか?
大石:あのもちろん機能的にまあのもう歩けなくなってる方が歩けるわけではないんですけど、高齢者になって病気を患ったり、ま入院をするというようなきっかけがあった場合ですね、まそれとか大切な人をなくしてしまった後とか、そういう方ってあの心がまずあのもうあの弱ってるというか、心が苦しんでいて体がもうその、あのなんて言うかな、心に引っ張られてる感じ。例えば高齢者になって入院すると、ま大体の人がま私は現場にいて大体の方が言われるのは、もう生きていても意味がない、息子や娘に迷惑かけてまで生きてたくない、もうこんなのどうせ家に帰ったってお荷物なんだからみたいな感じで、こう自分の存在意義みたいなものを否定し始めるっていうことがよく起こります。それこそ介護施設に入られるタイミングもそうだと思うんですけども、なんか自分はいらない人になっちゃったみたいな、家族も荷物なんだみたいな気持ちになられる人も多くいらっしゃって。で私たちが心を起こすと言っている、まその心を起こすってどういうことですかって言うと、いやあなたってとっても必要な存在なんだよっていうことを、ま日々のケアの中を通して伝えていっているっていう感じです。
高野:なるほど。あの具体的にどんな感じで接して、どんな感じでそれ伝えてらっしゃるわけですか?
大石:あのなんか言葉にして大切な人なんだよって伝えたりはしませんけども、毎日語らう 時間を持ったり、一緒にま過ごす時間も含めて常に体に触れたり、笑い合ったり生きているっていうことがこんなにも楽しいんだっていうことを感じていただけるような関わりをみんながしてるって感じですね。
高野:なるほど。でそういう関わりをする中でなので、自分なんていなくてもいい存在だっていうのが、あのちゃんと存在していいんだという風に思った時に、こうぺしゃってなってた心が起き上がってくるわけですか?でやっぱりここがやっぱ不思議なとこなんですけど、そうなると立てなかった人が立てるんですか?
大石:立てるようになりますね。立ちたいと思いますもん。
高野:あ、立ちたい。なるほど。だから立てないっていう方の中には、機能的にどうしてもやっぱ立てないって方いらっしゃるけど、そうじゃなくて、立つ気持ちすらないみたいな…
大石:もう立てないと思ってる人もいますし。もう立つ気力も失ってる人もやっぱりいますよね。
高野:なるほど、だから気力が戻ってくると、立とうと思うわけですか。
大石:やっぱり人間って二足歩行で歩く人間って人間だけですよね、二足歩行って。なので歩くってすごい尊厳というか人間としての尊厳みたいな部分なんですよ。なんでやっぱり心っていうか気持ちが前に向くと、歩きたい立ちたいっていうその人間の本能的な部分が多分目覚めるんじゃないかなと思うんですけどね。質問してないからわかんないけどそうじゃないかと思ってる。
高野:自分で立てるとま立てれば、体の動きって出ていきますよね。そうするとやっぱ自分で食べれるようになったりとかして。
大石:あのそうだからなんか、うちだと立てた時にあのみんながみんなで喜ぶんですよ。立ったみたいな、あのちっちゃい赤ちゃんが、ちっちゃい赤ちゃんが…
高野:歩けたら?
大石:すごいみたいな感じですよ。で立ったって、すごい頑張ってるねみたいな感じだし。なんかあの例えば介護施設とかだけじゃないと思うんですけども、やっぱり立つとこけるっていうリスク、そのリスクヘッジをみんなし出すんで、立たないでとかあの座っててくださいみたいなの声かけすごく多いんですけど、うちは自由です。そら生きてるんで立ちますよっていう感じ。立ったら立ったで、どこ行くんですかって聞いてくださいっていう感じなんですよ。だって意味があって立ってるんで。その目的があるのにそこをなんで立つのって言われると、いや私だって多分嫌だから。立った時なんで立つのなんて言われたら、え立っちゃだめってこと?って思いますね。なんで立ったらダメなんですかって思ってると思うんですよ、利用者さんって。あどこに行かれるんですかって言って、お手洗いよって言うと、お手洗いにじゃあご一緒しましょうって言いますし、歩きたいって言った、じゃあ手であの手をついて一緒にあの添えて歩きましょうって言いますし。みんながそんな感じで、立たないでくださいみたいなことは全然そんなことはほとんどないですね、 やらない。
高野:なるほど。ただまそのね、立ってその身体機能が弱ってたりするとやっぱ転んだりとかねする。確かにあるだろうなと。その気持ちも分かるんですが、あのそういうこうリスクってどうなんですか?
大石:実際あの例えば施設に入っていてあのこけてあの骨折するってみんなま病院とかでもまリスクありますねって言われるんですけど、でも病院じゃなくてもこけますよね、私だってこける。
高野:私もこけます。
大石:生きてるとこけることもありますよね。なのでうちでは契約の時に、あのちゃんと家族さんにご説明してるんですよね、あのずっと24時間監視もしてないし、あのこける時はこけるんですよと。でも人生豊かに生きてもらうためには、私たちは制限しませんよっていうこともきちっとご説明させていただいてます。もちろんあの見て見ぬふりは、あの立ち上がって、ほったらかしにはしません。もちろん立ったらどこ行くんですか?極力みんながそうしてあの利用者さんのあの行動を制限するってことはほとんどっていうかしないですね。
高野:うーん、なるほど。あとま現場には看護師さんと介護士さんがいらっしゃるわけですよね。で大石さんが最初に経験した看護師さんの白衣着てると看護師さんありがとうていう。介護士のジャージになった途端あんたって呼ばれる。あのやっぱ利用者さんが非常にこう看護師さんと介護士さんっていうのをこう分けて考えていらっしゃったりするわけですか?
大石:分けて見えてると思いますね。白衣着てると看護師さんだし、ま先生ももちろんいらっしゃいますけども、まやっぱりこう介護士さんっていう人たちをまあのどういう視点で見てるかっていう、あのその時はですよ、あのありましたけど、今弊社の施設とかだと、皆さん介護士さんにも感謝の言葉をたくさんくださるので。やっぱり利用者さんとの関係性が築けてなかったんだろうなって思いますね。利用者さんも人間なんでやっぱり感情お持ちだから、ちょっとあんたって言いたくなるような関係性を築いているとやっぱそうなっちゃうし、でもそうでなくてきちっとあの利用者さんと向き合っていれば、あのうちなんかだと、みんなあの利用者さんからは本当に丁寧の言葉いっぱい介護士さんたちいただいてますね。
高野:うんなるほど。であとその看護師さん介護士さんていうとこで言うと、あのこれ今もあるかどうか分からないですけど、序列がある?要するに看護師さんの方が上で介護士さんの方が下だみたいな、そんな観念があるっていう風に聞いたことあるんですけど。この辺どうですか?
大石:うちは全くないですね。あの同じユニフォーム着てますしね。介護士か看護師かわかんない。あの分けてないんですよ、あの一緒のユニフォーム着てます、あのチームなんでね。 同じユニフォームを着てますので介護士か看護師かわからないのと、あの看護師さんと介護士さんてま持ってるライセンスはもちろん違うんですけど、もちろん看護師さんよりも介護士さんよりも、看護師さんの方が医療ニーズのある方については、やっぱりそう医療的なことはできる。より専門性高いと思うんですよね。ただあの弊社の看護師さんに私がいつもお願いしているのは、看護師の役割って明確にここにありますってことを伝えてるんですけども。看護師の役割は働く介護士さんたちが安心して安全に介護ができる環境を作ってくださいってお願いしていて。なんで本当にあの介護士さんたちが働きやすいあの安心して働けるように、看護師がもうそのなんていうか不安だったりとか怖さだったりを持たないように、あの看護師さんが土台に立って、あの上に介護士さんを支えているっていう感じですね。なんで上に立つっていうよりかは支える役割って感じです。
高野:なるほどね。例えばどういう風なその支え方というか、現場でどういう風にしてらっしゃるんですか?看護師さんって。
大石:えっと看護師さんは例えばまあ吸引が必要な方だと、こういうところ気をつけてねとか、この人はこのようにしてあげてくれたらこんなに大丈夫、こういう風にしてあげるとすごくあの気持ちいいからねとか、あの看護師さんの視点とかあの病状に応じてどうしてあげてもらうとあの介護士さんも利用者さんも安全なんだよっていうことを伝えてもらってますね。
高野:だから介護士さんとしては医療的なところってわかんないし、どうやっていいかわからないみたいなところを看護師さんがそのプロの目線で、あのこんな風にするとあのみんなが安心だよみたいなところをサポートしてあげるみたいな感じ。あぁめちゃくちゃいいじゃないですか。
大石:私、指示命令するっていう感じではないんですよ。こうしなさいああしなさいっていう人ではなくて、こうするといいよっていう、こうしてみたらどうっていうようなアドバイザーみたいな感じですよね。
高野:も介護士さんめちゃ働きたくなるところじゃないですか?
大石:うんなんかね、あのすごく仲いいんですよ看護師さんも介護士さんも。あの看護師さんもすごくあのやさしい看護師さんがすごくどちらの施設も多くて、あの仲良しですね、基本。
高野:ええめちゃくちゃいいじゃん。私が介護士さんだったら絶対就職したいです。
大石:いや本当に就職して、介護士。だから就職してほしいですよ。でも本当にあのそうみんな仲良しなんですよね。なんかあのそうイニシアチブ取り合ったりとかなんか攻め合うことあんまりしてないかな。
高野:なんかいやでもね、そういう環境はすごく大事だけど、そうじゃない環境もやっぱあるなって思うんですよね。でうちはま幸いなことにうちのま父まだピンピンしてるんで、介護はあの必要な状態じゃないですけど、やっぱ取材で介護施設とか行く時もあるし、でちょっとやっぱりこう垣間見る時ってあるんですよね。なんとなくギクシャクしてるなだったりとか、やっぱ感じることあるんですよ。でとにかくとにかくみんな忙しそう。
大石:そうですよね。
高野:とにかく忙しそうです、どこでも。で仲良く仕事をしている感を感じるところは残念ながら多くないです。
大石:うーんそうなのかな。結構ねあの法人で施設作った時もそうでしたけど、ま私がかんちっていうところもあるかもしれないんですけども、あのみんなねあの介護士さん看護師さんがあのよくね言われるんが、あのなんかよく看護師さん怖い人多いでしょうとか仲悪くてそんな時どうしてるんですかとか聞かれることあるんですけど、うちね仲いいんでね、わからない。
高野:そんな状況が生まれていないので分かりませんみたいな感じなんですね。
大石:そうそう、えなんで仲悪くなっちゃうんですかねみたいな感じですね。休憩とかも一緒だし、なんかみんな和気あいあいとやってくれてて、みんな仲いいですね。
高野:多分思うにそのお互いのプロとしての立ち位置がはっきりしていないから、なのでそうなるとなんとなくマウント取りたくなってくるじゃないですか?そういう状況になってんじゃないかなとは思いますけど。なのでその看護師さんって介護士さんが働きやすいように医療的な観点がサポートする役割なんですってはっきりしてるじゃないですか。そこがどうやら大きな違じゃないかなっていう風に話を聞きながらやっぱ思います。
大石:そう支えてあげてほしいんですよね、介護士さんたちがこう介護やりやすいように。なのでま軟膏を塗るタイミングもどのタイミングが介護士さんが1番塗りやすくて忘れないのかっていう。よくねあのよくよくよく聞くと、あの1つの例でいくと、軟膏が出たからこの利用者さんにこの軟膏を塗ってねって介護士さんお願いするみたいなんですよ。そうすると介護士さんは、はいわかりましたって言うんですけど、それはいつどのタイミングで塗ったらいいかっていうことが明確に指示もないんで、まどっかのタイミングで塗ったらいいやって思ってると塗り忘れちゃって、でそれを見つけた看護師さんが、え言ったじゃない なんで軟膏塗ってないの?全然薬減ってないわよ、言ってるでしょみたいな。なんぼ言ったって軟膏塗り忘れてるじゃんみたいなことになるんです。
高野:なるほど。あのね笑顔マークが上がってる。多分ご存知の方じゃないかな。
大石:なるみたいで。あのその時にあそのそういうことが起こるのってやっぱり看護師さんがえ介護士さんが一番軟膏の塗りやすいタイミングどこだろうなって、おむつを変える時だったら背中にこの軟膏を塗りやすいだろうなって思うと、え何時のおむつ交換の時にはこの軟膏を塗ってよねって言うと、介護士さんは忠実に仕事してくれる人なんで、言われたら確実にちゃんとやってくれるんですよ、介護士さんって。
高野:素晴らしいですね。
大石:そう言われたらきちっとやってくれるんですよ。
高野:うわプロや、プロや。
大石:プロ、そうプロなんですよ。なんできちっとやっぱ指示出す側がきちっとどこで塗るのが忘れないだろうなっていうとこまで考えてあげて提案するっていうのはすごく大事で。なんか例えば、えそんなの介護士さんがちゃんと考えてやったらいいんじゃないですかってあの言われる看護師さんいると思うんですけどね、介護士さんってあのすごい努力はし ようってすごく頑張られるんですよね。なんであのおむつ交換のタイミングに、あのそう手間なくあの軟膏を忘れないように塗るように、どうしたらいいかまではあの考えない。塗らないといけないから塗ろうとはしてくれますけども、どのタイミングでどうやったら効率よくこの軟膏塗れるかななんてことは、あの介護士さんたちは考えないのかなと思って。看護師さんたちが、どうやったら効率よく忘れずに介護士さんが軟膏塗れるタイミングいつだろう?このタイミングだな、じゃあこのタイミングで塗ってね、やってみてみたいな感じでお願いすると、確実にやってくれますよね。
高野:ああなるほど。この軟膏の話題でね、いいねがバンバン上がってきてるんですよ。よくあることなんですね、そういうことが。
大石:よくあるあるなんですよ。この話。
高野:あるあるなんですね。
大石:よく聞く。
高野:で今聞いてるとなんか、ちょっとしたことじゃないですか。
大石:そうちょっとした、それがね、あの支えるってことなんですよ。介護士さんたちを支えてくださいってことなんですよね。
高野:そんな大げさなことではなくて、ちょっとしたことなんだ。
大石:ちょっとしたことで、全く介護士さんたちの余力もできるし手間もない、そうそれをなんかね、あの看護師さんが支えてあげてもらいたいなっていうのを、まうちではお願いしてる感じなんですよね。
高野:なるほど。あのですね大石さん。55分です今。このトークライブが始まる前に大石さん1 時間って1時間話すことあるかなっておっしゃってたんです。多分ね、半分も聞けてない気がするんだ、私。でしょ?でちょっとね、もう残り時間が少なくなってるので大石さが今ね、そういう本当にこうあのそこで働く介護士さんも看護師さんも本当にこうあの気分よく働いてるわけですよね。でそれによって利用者さんも非常にこう幸せに過ごすことができている。本当理想をこう実現されてってると思うんですけど、今後なんかどんな風にしていきたいとかなんか、こんな風にもっとしたいと思ってらっしゃることってあるんですか?
大石:えっとそのね、私あの会社作った時はあの社員の幸せを実現する会社というかまそこを目指していたんですけども、ただまあの幸せってすごくテーマが広くてですね。ま本当に人それぞれの幸せってあるもんで、あの会社の幸せ職員の幸せみたいなところをですね、まだまだなんかあの見出せてないかなっていうところがあるんで。そうなんですよ。なんでやっぱりケアを通してですね、あのどうやって働く人たちが豊かにあの仕事を楽しんでもらえるか、その中にま幸せ見出してもらえるかみたいなことは、まだまだ追求していきたいなと思っている。
高野:いる、カエルみたいな。なるほど。いやでも十分聞いてるだけでも結構満たされてるんじゃないかと思うけど、まだまだ改善の余地あるわけね。
大石:まだまだ。まだまだ私たちは改善の余地がいっぱいあると思う。まありがたいことに素晴らしい仲間に恵まれましたんで、これからもあのチャレンジ続けていきたいなっていう風に思っています。
高野:素晴らしい。あのこれをね、もしご覧になられた看護師さん介護士さんの皆さん、まだまだ、まだまだ良い、本当にこう幸福で満ちた施設っていうのは、まだまだできると。やることはまだ色々あるぞということなので、もう是非大石さんとね一緒に、そういう施設を 作りたいだったりとか、そういう現場で働きたいという方はカエルちゃんが待ってます。
大石:待ってます。よろしくお願いします。
高野:あのポルトボヌール、あのポルトボヌール、すいません最後に聞いていいですか?これどういう意味ですか?
大石:えっと幸せを施すっていう意味で、フランス語なんですよ。
高野:フランス語なんですか、いやいいですね。
大石:これからも、施し続けます。
高野:ポルトボヌールってあのまカタカナで打っていただいて、検索していただくと出てくるんで、是非ねあのこの大石さんのこうあのスマイルが待ってるんでね、あのこうもそう叩いていただければなという風に思います、はい。ありがとうございます。
大石:はい ありがとうございます。
高野:でえっとちょっと最後にですね、えっとまこの想いの見える化トークライブ、えっとですね、ちょっと最後にちょっと宣伝がある。で宣伝がね。でえっとまこのトークライブ、私やらせていただいてる経営者専門ライターが私のお仕事なわけですよね。で実はですね、あのうちではこういろんなこうま大石さんのような、本当志を持った経営者の皆さんとか事業主の皆さんのあの本当歩いて来られた道のりをこう本当にこう一冊、小冊子なんですけどね、にまとめたあのブックを作ってるんです。でこのブックをですね、今14名の方たちが作ってくださってるんですけど、100人作りたいんですよ。なんで100人作りたいのかって言うと100人分のストーリーを作ったら、その中のどれか1つはあなたの勇気に繋がるストーリーがあるっていう風に私は思ってるんですね。なのでこのねあの100人分のね社長のストーリー、事業者のストーリーっていうのをね、是非作りたいなと思ってるので。興味のあられる方はですね、これあの「おふぃす・ともとも」というあのググっていただきますと出てくるんで。もう叩いていただければなという風に思います。大石さん本出してなかったですか、そういえば。
大石:出してます。
高野:大石さん、本も出してます。
大石:本も出してます。
高野:なのであの大石さんももし興味があったらこの100人のストーリーの中で出ていただければなと思います。そしてえこのトークライブのきっかけになった方っていうのがいらっしゃるんですね。それがこのコミュニケーションコーチやっている立石さんっていう方なんですね。えこの方もですね、このコミュニケーションによって現場をよくしていくというのをやってらっしゃるんで。立石麻由子とこうググっていただくと出てきますんでね。後で、あそうだそうだ、チャットにあのねまた後でアンケートを私あの皆さんにお願いしますので、そのアンケートの中にも、え立石さんに興味のある人はあのチェック入れてくださいねっていうのが項目があるので、是非ですね興味のある方はチャットにね、今ピアと投稿しますよ、パッとね。チャットに投稿したってダメなんだ、コメントだ、コメント、ピア。そうズームの感覚、え今あの投稿したんで。まここからねアンケートにお答えいただければなという風に思います、はい。これがアンケートでございますということで、はい大石さん、あっという間です、本当。
大石:あっという間です。
高野:1時間時間終わっちゃった。いやもっと聞きたいこといっぱいあるんで。またちょっと大石さん新しい展開とか出てきたら、是非またあの今年のね終盤にまたご登場いただいて、あの喋っていただければなと思いますので。
大石:ありがとうございます。
高野:ありがとうございます。はいじゃあ、あのご覧いただいて、皆さんすごいね、たくさんいいねとかくださいました。ありがとうございます。はいあのまたねこれタイムライン上残ってますんで。あの最初から見たいぞって方はタイムライン上から見ていただければなと思います。それでは皆さんありがとうございます。
大石:ありがとうございます。
高野:なんかそうカエルちゃんはなんかこうなんとか帰るとか言わないんですかね。
大石:幸せカエルです。
高野:幸せカエルです。ありがとうございます。あハートがいっぱい上がった。ありがとうございます。はい終了です、すごい楽しかった。めちゃくちゃいいねが上がって、うわっとあがってた。私あの自分のあのコメントとかあのいいねが上がってくと見えるんですよ。うわっと上がってましたよ。
大石:ええ、そう良かった。嬉しい。
高野:すごい、素晴らしい。
大石:皆さんあのなんか続々LINEもメッセージくださってます。
高野:あ、すごいすごい。
大石:すごいあっという間でしたね。

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