カラス食はあり?

季節を問わず街中でカラスをよく見かける。2、3羽で行動しているときもあれば、数十羽の群れを作っていることもある。真夜中に鳴き声が聞こえることがたまにあるが、あれはなんだろう?ねぐらにいても仲間同士連絡を取り合っているのか。それとも夜中にも飛び回っているのか。いずれにしても、あの色だからどこいてもこちらからは見えないけれど。

都会のカラスは人を見慣れているせいか、近づいてもぎりぎりまで逃げようとしない。片目でじっとこちらを観察しながら、しっかりと間合いを測っているのがよくわかる。賢い。

よく見ると、どのカラスもいい体格をしていて肉付きもよい。羽は見事な黒で、特に若くて元気そうなカラスは黒光りして艶もある。かなり栄養状態はいいようだ。やはり都会にはエサが豊富にあるのだろう。

丸々と太ったカラスを見てふと思った。このカラスの肉は食べられるのかな?鶏の肉は日常的に食べるし、鴨肉もうまい。旅先で雀の姿焼きだったか昔食べた記憶はある。鳩肉の経験はまだないが、食べられるはずだ。旅番組でヨーロッパのどこかの国の鳩料理を紹介しているのを観たことがある。だからきっとカラスも食べられると思う。ただし野生の動物や鳥類を勝手に捕るのは法律違反になるはずなので、いくら食欲をそそられてもそれはまずい。

しかし、法律上の問題がクリアでき、寄生虫や病原菌の問題がなく、肉の味もいけるとなれば、動物愛護の世論を極力刺激しないようにしながら、野生のカラスをどんどん食用に回すというのはどうだろうか?そうすれば、ゴミを漁って散らかす被害や、人を襲ってくるとか、農作物を食い荒らされるとか糞による被害も減るはずだ。日本の食料自給率も少しは上がる。

しかし知能の高い生き物だから、捕獲するのは難しいかもしれない。わなを仕掛けても簡単にはかからないだろう。狩猟免許を持った人がそこらじゅうで猟銃をぶっ放すのもまずいだろうし。これについては知恵の絞りどころかもしれない。

仮に家の近くに "カラス料理専門店" ができたとしたら、自分ならどうするだろうと考える。結局、しばらく様子を見て、繁盛していそうなら行くことにしようと思う。小心者なので。

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