「すぎる」が多すぎる?

このところよく目にする言い回し「~~すぎる〇〇」が何となく気になる。

美しすぎる○○
美味しすぎる〇〇
楽しすぎる〇〇
......

「~~すぎる」からダメと後に続くのかと思いきや、そうではない。もっぱら誉め言葉として、「〇〇」のところを強調したいときに使う。

よく使われる強調表現「すごく」、「本当に」、「とても」、「超」などは強調したい言葉の前に付ける。それに対して、これは後ろに付けるという意味で斬新な使い方だと思う。初めてこの表現を使った人は言葉に対する感性が優れているのだろう。だからこれを見た側の感覚にもうまくひっかかる。コピーライターの仕事だろうか?

ただ、正直言ってまだ違和感がある。たぶん自分では使わない。

もちろん言葉は生き物なので、新しい使い方に文句を言うつもりはない。皆の感覚に合えばずっと使い続けられるだろうし、皆が合わないと思えば自然に淘汰されるはずだからだ。

この表現の寿命はどれぐらいだろうか?

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