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やはり別れの言葉はあった方がいい | チームラボ 金沢城 光の祭

こんにちは
イデアレコードの左川です。

墓参りで石川県を訪れており、折角の機会なので「チームラボ 金沢城 光の祭」を3歳の娘と一緒に行ってみた。チームラボのイベントは初めての体験だったのだが、想像以上に楽しかった。最初は3連休初日の夜に行ったのだが、入口のあまりの混雑ぶりに諦めて、平日の夜に行くこととした。
※感想中心の内容ではあるが、一部ネタバレもあるかもしれないので注意。


古えの石垣の円相

自分としてはどのように変化をしていくのかをずっと観ていたかったのだが、子供は「怖い」と言って断念。石垣で延々と繰り広げられる「円相」(円形を一筆で描いたもの)ってだけでカッコいいのだが、子供には難しかったようだ。

Walk, Walk, Walk - 金沢城

多くの客が足を止めてひたすら動画撮影をしている光景が目立つ作品。子供も「カエルさん!」「うさぎさん!」と言ってひたすらと対峙していた。両脇の石垣で展開される終わりのない「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」は大人も子供も関係ないようだ。

みんな無我夢中に撮影している

自立しつつも呼応する生命と呼応する木々

他の客はそっと静かに次々と変化していく色を楽しんでいる感じだったが、子供はバシバシと叩きまわり、群生の中を走り回っていた。夜の金沢城ということもあって柵から落ちないか、迷子にならないのか心配でひたすら子供を追いかけて終わった。子供は楽しそうだが、大人は疲れる。体力のいる展示である。

夜の公園みたいな感じ
子供は叩きまくって遊ぶ

呼応する木々

なぜか子供の反応が良くなく、「早く行こう」と袖を引っ張られた。ライトアップされた美しい木々は美しいのだが、子供にとっては「鬼」「おばけ」が出てくる前兆と思ったのかもしれない。

戌亥櫓石垣

自分の歩く速度やペースによって音楽体験が変わっていく、とのことだが、大人も子供もその変化に気が付くことができなかった。ただ大きなトンネルの中から何かが出てきそうな禍々しい雰囲気は好きではある。子供も不安そうに見ていた。

我々の中にある巨大火花

赤い光をずっと見ていたら目がチカチカした、大人も子供も。

金沢城の石垣に住まう花と共に生きる動物たち

花と動物の繰り広げる美しい世界観に没入していく体験は圧倒的と言っても過言ではない。子供も食い入るように見つめていた。作品が長いせいか、草原に座りながらゆっくりと鑑賞したり、動画撮影をしている客が多い。

石垣で繰り広げられる世界は圧巻!

お絵かき武将

チームラボらしい作品ではあるが、子供が一番ハマった。最初、塗り絵はあまり乗り気ではなく、駄々こねていたため、子供の指示に従って自分が色を塗ったのだが、スクリーンに自分の武将が写しだされると一気に虜となった。延々と自分の武将を追いかけて離れることがなかった。

元の塗り絵
それがこうなる
ずっと離れないで追いかけていく

が、突然武将が画面外へと立ち去ってしまうと泣き出してしまった。別れが悲しかったようだ。子供にとって別れには準備が必要である。これはチームラボの開発者に声を大にして言いたいが、黙って立ち去るのではなく、「ばいばーい」と手を振ってから画面外に消えて欲しい。


開催は11/26までで残り僅かとなっていますが、かなり面白く、子連れでも楽しめるので近くの方は是非行ってみてください!

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