見出し画像

職場が嫌いなら長になろう。簡単に転職しないほうがよい理由

介護の仕事をしている人が、45日無休で働かされるブラック介護事業所から、意地悪な者ばかりがいるブラック介護事業所に転職した。
この人は、前のブラック介護事業所でも施設長だったが、今の介護事業所でもすぐに施設長になった。
この人は私にこう言った。

「とにかく意地悪な人ばかりで。
まあ介護なんで、良い職場なんて期待していませんでしたけどね。
それで私は『あなたたちはここの施設長になれなかったが、私は、入社してすぐに施設長になって、施設長の給料をもらっている』と思うようにしています」

それで私は、次のように助言した。
ただし、この人の目の前で言ったのではなく、メールを送った。

「意地悪な人とサボる人は、ちゃんとした職場を嫌います。
ちゃんとした職場になれば、そういう人たちは自然と辞めていきます。
ちゃんと仕事をするフォロワーを1人でもつくれば瞬時に職場はよくなります。
おじいちゃん、おばあちゃんのために頑張ってくださいね」

職場を嫌ったら、転職しないほうがよい。
長になって職場を変えたほうがよい。
駄目な人ばかりの職場でも、必ず一人は「本当はちゃんと仕事をしたい。でもそういう雰囲気じゃないから、みんなに合わせているだけ」という人がいる。
職場を良くしたい人が長になって改善に妥協なく取り組めば、まず「本当はちゃんと仕事をしたい」と思っている人がフォロワーになってくれる。
さらにその人は、別の「本当はちゃんと仕事をしたい」と思っている人を仲間にしてくれる。
そうなると、意地悪な人やサボる人は居づらくなるので辞めていき、新しく入ってくる人は、ちゃんとした職場のルールにしたがうので、ちゃんとした人になる。

職場を良くする方法は、長になるしかない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?