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確定申告をして思ったこと(マイナポータル連携を使ってみた。)

 昨年も同様のことを書いているので、二番煎じになりますが、確定申告についてです。今年は2月16日から確定申告が始まります。私は還付で事前に申告できるため、1月25日に終了しました。還付も2月9日に入金になりました。早いと思われるかもしれませんが、青色申告書は元旦にはできていたので、実際には確定申告まで1か月近くかかってしまったのです。その理由は、昨年同様、偏にエビデンスの到着をひたすら待ったことです。申告をしてからの税務署の処理はかなりスピーディーに感じました。

 去年と同じく、年が明けてからエビデンスが来たものを時系列であげてみます。A社(特定口座取引報告書)1月4日、B社(支払調書)5日、C社(保険料等納付証明書)7日、D社(特定口座取引報告書)11日、E社(源泉徴収票)11日、F社(特定口座取引報告書)13日、G社(源泉徴収票)14日、H社(支払調書)25日、I社(源泉徴収票)2月1日となります。

 去年も書きましたが、自分自身の過去の経験からすると、12月の給与当日には源泉徴収票が発行されるのが当たり前と思っていたのですが、年末調整や源泉徴収票や支払調書の先は相変わらず遅く、世の中ではそれが当たり前とは言えないということです。H社、I社はドキュメントの受領日から見て、給与支払日が25日で、1月の給与日に合わせて対応していることになるので、年末調整の制度上は問題はないのですが、2月1日のI社は去年は2月7日だったので、今年は発送ベースでは制度の期限を守っていますが、相変わらず遅いの一言です。I社については振込額が一定で源泉額もわかっていたので、I社に源泉徴収票の到着を待たずに、H社の分を受け取った25日が申告日になりました。

 今回はマイナポータル連携での証券会社の特別口座と国民年金に関してはデータを取り込みをやってみました。手続きは難しくなく、証券会社側で登録するとすぐにデータがマイナポータルに連携されました。医療費控除や保険会社は間に合わなかったので、従来通りの手入力で対応しました。そもそも今の確定申告コーナーでの申告は非常に入力しやすいので、数件程度では手間暇がそれほどかかるわけではありません。それでも連携させるのは税務署の立場から言うと誤入力を防止してチェック負担を減らすということだと思います。医療費控除は市販薬の購入や通院の交通費などは計上できないですが、健康保険を使って医療機関にかかったものはデータ取得ができるようなので、結構入力負担は減るのかなと感じました。そもそもマイナンバーカードでの確定申告は税務署に行く必要もないので本当に楽だなと思います。お勧めです。

 河野大臣がマイナンバーカードを軸に一気に行政のIT化を勧めようとしていますが、巷間で言われている、持ち歩く不安をどう払拭するかが、やはり課題かなと感じます。健康保険証はすでに、マイナンバーカードへの取り込みが可能で運転免許証や国家資格で提示義務のあるカードも次のターゲットとして話題になっていますが、持ち歩きがすべて前提のカードです。単なる鍵という説明を国はしていますが、番号そのものがカードに記載されていることが不安感の元なので、そのうち番号の記載のないカードの発行、交通系のカードのようにモバイル化が進むのかもしれません。

 健康保険証も、マイナンバーカード併用のほうが初診においては医療費が安くなう診療報酬体系になりました。徐々かもしれませんが、持ち歩く人が増えるのかなと感じています。



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