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写真集出版から1年

地元の北海道新聞社から写真集『タウシュベツ川橋梁』を上梓したのは昨年の今日のこと。北海道の山中に残る廃線跡の遺構ただ一つを撮りためた、地味と言えばこれほど地味なテーマも少ないような写真集は、今も細々と全国書店やamazonの書棚に並べてもらえている。

北海道を旅するのが好きだった一人の若者(当時)が、それが高じて移り住み、やがて“北海道”の名前を冠した版元から、北海道ならではの写真集を出版する。アウトラインだけをまとめると、自分のこととは思えないような、すごく素敵なことが起きているように感じられるのが面白い。

Life is what happens to you,
while you are making other plans.

人生とは、何かを計画しているときに起こる別のできごと。

高校生のころから繰り返し読んだ写真家・星野道夫の本に出てくるこんなセリフを、心から実感する日が来るとは当時考えてもいなかったけれど、たぶん人生はそういうものなのだろう。

いただいたサポートは、引き続きタウシュベツ川橋梁を記録していくために活用させていただきます。