タウシュベツ日誌 番外編#003 夏至の頃のタウシュベツ川橋梁
北国の夏至
写真家の星野道夫が、夏至について印象深い文章を残している。
僕がそれを読んだのは、まだ北海道に移り住むことなど考えてもいなかった頃のことだ。北海道はただ憧れるだけの土地だった。
アラスカほどではないにしろ、北国と呼ぶことにそれほど躊躇しなくてもよい程度には北の土地に暮らすようになり、いつの間にか僕自身も特別な思いで夏至を迎えるようになっている。この日を境に冬へのカウントダウンが始まるような感覚は、北国で暮らす多くの人たちが共有するものなのかもしれない。
本当