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生成AIの使い方は実はたった一つしかない


前置き(煽り)

お世話になってます。オフィスMay-eです。

GPT-4モデルがOpenAIから発表されてもう一年以上が立ちますね。そのあとGoogleのGeminiやらClaude3やら、本当にめちゃくちゃ色々な生成AIが出てきました。

しかしまだまだこれらのAIを使いこなせない、あるいはどう使ったらいいかわからないという人も多くいることでしょう。

巷には活用事例として様々なことをやったという内容のテック系記事が出回っていますが、これらは事例ばかり挙げているもの、いわば「帰納」的なものばかりで、そこから導かれるたった一言で言い表すことのできる「演繹」を伝えた記事は見当たりません。

というわけで、弊オフィス代表が言ってしまいます。生成AIのたった一つしかない使い方を。

間違った使い方

正しい使い方の解説の前にまずは間違った使い方について。

芸能人やYouTuberが、自分自身のことをAIに聞いてみた動画なんかをYouTubeに上げたりしてますよね?エンタメとしては正解かもしれませんが、「質問して正しい答えを期待すること」は、生成AIの間違った使い方と言わざるを得ません。

生成AIを使った経験のある方はおわかりのように、奴らはけっこう間違ったことを言います。そんな奴らに、「質問をすること」はもはや愚行と言っても良いでしょう。

生成AIのたった一つの使い方とは?

生成AIの使い方、それは、人間の代わりに「作らせる」ことです。

…はいそんなに怒らない。笑 言いたいことはたくさんあると思います。

しかしこの「作らせる」という発想がほとんど全てだと私は感じており(名前からして「生成」AIですから。笑)、「作らせる」という発想を出発点とすると、生成AIの使い方のわからない人でもアイデアが湧いてくるものと考えます。

たとえば私は「不定愁訴の例を挙げて下さい」という命令をChatGPTに投げたことがあります。不定愁訴とは原因のはっきりしない体の不調のことで、これはある事業で健康に関する意識調査アンケート作成に携わったときに使ったものです。

質問する、という発想だと、1の質問に対し1の正しい答えが求められ、それは生成AIの得意とするところではありません。しかし、作らせる、という発想であるならば、10を作らせてそのうち4は使えないものだったとしても、6を代わりに作ってくれたのだから、かなりの生産性向上であるでしょう。

既に自分に知識のある事柄について「作らせる」ならば、多少の間違いを含んだ回答が返ってきたとしても取捨選択ができます。

何かの者を作る工場でも、機械ではおおまかな形は作ってくれるものの、細かい出っ張りなどは取りきれないためそれを取り除くのは人の作業である、という場合もあるそうですが、それと似ています。

より具体的に言うと、生成AIに投げるべき文章は、疑問形で終わるものではなく命令形で終わるものにするべきだということです。

仮にあなたに部下がいたとして「これやっといて」と言ったらやってくれるような作業はないでしょうか?まさにそうした「これやっといて」は、生成AIの得意とするところなのです。

まとめますと、生成AIに対しては「何を聞こうか」ではなく「何をやらせようか」という意識での向き合い方をすることが、活用の第一歩となるでしょう。

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