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「文明開化」とは、商いを捨て、帰農して開拓生産に志すこと。『幕末維新の民衆世界』

人々よ。

幕末動乱期と言えば、新撰組やら白虎隊やら、坂本龍馬、西郷隆盛などなど維新志士がとりだたされるが、そんな時、市井の人々、庶民つまりパンピー達は何を思って何をしていたのか。

当時の庶民達が書き記した庶民日記を元に、紐解く一冊。

黒船が来航した時、庶民達は...政府役人達が大わらわをよそに、街は何やら騒がしいがあれやこれやと御触書が出て商いが出来ず、まいったねこりゃなんて冷めた目でいたようで。

当時は特に米価の高騰下落が常に関心事であったようね。

やたらと、打毀しと称して壊しまくってたし、何かとありゃ、一日中踊り狂ってたり。

本書のオチが、まあ粋なこと。

本書の主人公的な扱いの近江の旅商人小杉元蔵にとって「文明開化」とは、商いを捨て、帰農して開拓生産に志すことであった、と。

しかし、古語や聞きなれない物言い、単語が多くググりながら読んでたら、読み終わるのに二週間もかかってしまった。

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