見出し画像

鳥を助ける男

人々よ。
季節はちゃくちゃくと夏に向かってるな。
このくらいの暑さになってくると蝉の声が聞きたくなるよな。ビール片手に浜辺のギャル。目の保養って大事だな。

さて、今回は鳥を助ける、心優しい男の話。
無償の愛ってのを地で持ってるやつ。
俺自身が今色んな環境が変わっている最中(詳細はまたの機会にな)、自己投資の為にブックオフに向かったんだ。春には満開の桜が咲き誇る麻生川沿いをママチャリで。もちろん、電動なんてハイカラなもんじゃない。
雨の日なんてキーキー悲鳴をあげるやつな。一応、ジョニー号って名付けてるんだ。やっぱり名づけると愛着が湧くだろ?

で、本をピックアップして35冊購入だ。本当にありがたいよな。
たった¥100でこんなにも有益な投資ができるなんて。作家や書き手の方には申し訳ないと思いつつ、恩恵にあやかってるよ。

そんな時、ふとある男の顔が思い浮かんだんだ。
クラフトファーマーズって店があって、もしやワンチャンいるんじゃねーかって。
久しぶりに会ったその男は変わってなかった。いつも通り、大量の汗をかきながらの登場だ。暑いんだから当然だろって思うだろ、普通。でも、彼は違うんだ。会いたい人がいると嬉しさで心がいっぱいになり、全力疾走で駆けつけるんだよ。心優しすぎるがゆえに、周囲に誤解されがちだが俺は彼に何度助けられたことか。

そんな彼が、何気なく話し始めたんだ。
「亮ちゃん、ムクドリって知ってる?こないだ、津久井道のセブンのとこにムクドリが落ちててさ。気になって見たら、まだ動いてたんだよね。もうどうして良いか分かんなくてさ。そばにいた人とどうしますかね?ってなったんだけど、その人は行っちゃったから、とりあえず水かけてあげたんだ。そしたら、バタバターって動くから、まだ生きられそうじゃん!って思って近くの獣医って調べたら運良くあったから連れてってあげたんだ。そしたら、野鳥はダメなんだって。何か、ウィルスとか?で、市のなんとか課に連絡してもらって…」

なあ、皆はどう思う?
こんな心優しい行動を出来るか?人って一つの側面だけじゃ分からないよな。何気ない会話の中でも、そいつの人間性ってでるよな。

なあ、皆。彼ほどでなくても良いから、ちょっとだけで良いから縁もゆかりもない誰かや何かに優しくしてみないか?そういうのを皆が少しづつやり始めたら、かなり良い感じになると思うんだ。ちょっとでいいからさ。

ここから先は

46字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?