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居場所 コミュニティ

人々よ。

あなたに居場所はありますか?

コミュニティですね。

昭和の時代に教師もののドラマで「人は一人では生きていけません。支え合って生きています」という台詞がありました。

ごもっともです。

自給自足している方も、その道具や材料を作成、生産しているのは他人です。
運搬してくる人も他人です。

無人島生活で、全てを自らの力で生きているサバイバル人種、税金の類を一才払っていないような方はレアケースなので除外します。

一般的な方はコミュニティを持つ方が殆どでしょうか。

実社会で、人間交際が苦手な方もいます。
友人がいないという方もいます。
知人レベルもいない方も。

便利な時代と言いますか、良いのか悪いのかは判断しかねますが、今では仮想空間での人付き合いが行われています。

実際に体験してみました。

あるアプリをインストールし、自らの分身であるアバターを作成しました。
ワールドと呼ばれる、いくつもの仮想空間が存在し、自由に行き来できました。

そこには実に様々なアバターが存在し、見た目は正に人種の坩堝。この仮想空間では、声は肉声を通せるようでアバターから発せられるチャットでは本人の声が飛び交いました。

しかし、このコミュニティは恐ろしい。
実社会では目、身振り手振り、その他多くの所作から読み取れるものがあります。

この仮想空間では当然のことながら、それがない。
こういった言い方は、あまりよろしくありませんが実に民度が低い印象でした。

その空間のユーザーは恐らく、10代〜20代の子供達だと推測します。語彙力が非常に乏しく、身内意識が著しく高い。

新参者に対して非常に攻撃的です。
しかし、発する言葉や論理性が欠落しているため、言葉尻を捉えて、詰め返してみると、途端にログアウトします。

人格形成期にこの空間での社会性が慣れてしまうと、実社会に出た時にどうなるのかという心配よりも、今後5年、10年後、大半の子供達がこれらで育ってデフォルトになった者達が創り出す社会とはいかようなものになるのか、一抹の不安がよぎりました。

WEB3.0の時代に突入し、人との関わり方も変容していきます。

いつの世も変化はつきものです。

老いては耳に従えとは言ったものですが、これが中々。

自分自身、若いとは思っていても、いつの間にか感覚というものは老いの境地に近づいているものですね。

関わる人数が多くなればコミュニティも大きくなります。

コミュニティが出来ると、自然にそこに独自の文化が生まれます。規則や暗黙の了解、しきたりなど。

今回、仮想空間というものを経験して感じたのは、はるか昔の日本の村八分を感じました。

ネット社会という技術的なものは進化していますが、人との関わり方、在り方は、逆行して藩時代のそれと酷似している気がしてなりません。

あなたの居場所は実社会にありますか?
仮想空間ですか?

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