口減らし、姥捨山、食人、歴史の中には現代の価値観では計り知れない生存方法
人々よ。
長編推理小説ではあるが。
書店の売り場には小説文庫にあるのはもちろんだが、人文書の歴史文化民族のコーナーにも置かれる。
本書は、鬼に憑かれる殺人事件を紐解いてゆくミステリ。
民間伝承上の鬼についての詳細がふんだんに盛り込まれているので、民俗学にも置かれるんだろな。
鬼。子を亡くした母か...
記紀神話、民謡、語り継がれる民間伝承は、とても物悲しいな。
生きるためとは言え。
口減らし、姥捨山、食人、歴史の中には現代の価値観では計り知れない生存方法があったわけだ。
鯨氏の腕光る一冊でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?