コロナ予防とリンゲルマン効果
こんばんは。
昨日くらいから警戒ステージ4と報道されていましたが、ステージは3のまま、本日、北海道知事は札幌市民に不要不急の外出自粛要請を出しました。
既に【集中対策期間11/7(土)〜11/27(金)】として飲食店への時短営業要請も出ていましたが、今回の外出自粛要請は市民全員が対象です。
これには以下の『感染リスクが回避できない場合』という但し書きがあります。
1.新北海道スタイルを実践していない施設の利用
2.密閉された屋内において人との距離が十分に保たれない長時間の会合
3.飲食の場面においては、大人数(5人以上)、マスクをしない大声での会話、2時間を超えるような長時間の会食
私は、第一報を聞いた時『?』という気持ちになりました。ニュースでインタビューを受けている市民の方も『十分気をつけているのに、これ以上どうしろと?』『わかりにくいです。もっとハッキリ線引きして欲しい』と答えていました。
多くの市民が同じ気持ちだと思います。また勤務先などにより対応に温度差があると思われます。
ちなみに、札幌出身の大黒摩季さんは予定していたコンサートの中止を発表しています。
それにしても、私も札幌市民ですが、なぜ札幌市でこんなにクラスターが発生しているのか不思議で仕方ありません。
北海道は大きな離島です。最初のウィルスはどこから来たのでしょう?観光客でしょうか?
GoToトラベルは継続とのことですが、観光客が北海道の道央(北海道は道央・道東・道南・道北の4つのエリアがあり、札幌は道央)に観光に来て札幌に寄らないのは非常に考えにくいです。
市民には外出自粛要請をして観光客はウェルカムとは、矛盾しているように感じてしまいます。
北海道のクラスターは感染源が特定できなくなっています。施設名などを公表しないため知らないうちに感染者と接触しているのかもしれません。
ワクチンが使える時期になるまで、一人一人ができる感染予防を続けるしかないのでしょう。
しかし、こうした時に陥りやすいのが『自分1人くらいマスクをしなくても大丈夫』といった考えです。
これは【社会的手抜き】【リンゲルマン効果】と言われるものに近い心理と言えるでしょう。
リンゲルマン効果とは、一人で作業するより集団で作業した方が生産性が低下するという心理です。
例えば、1人の人がある作業を100%の力で行うことができるのに、10人20人でその作業を行うと、1人あたりの力が100%以下に低下してしまうのです。自分が100%の力を出さなくても大丈夫だろう、自分ばかり頑張るのは損だと考えるのです。
同じように、マスクや消毒をしない人を見かけたり、GoToトラベルで旅行をしている人を見た人は『あの人もしてないからしなくていい。自分ばかり我慢することはない』と感じてしまうのです。
こうした集団における心理なので、100%の人が予防を実行するのは困難だと思われます。
でも。もしあなたが『自分一人くらい』と感じたら『あ、リンゲルマン効果だ』と自覚して『全員で一丸となって予防しよう』と感じ行動して欲しいと思うのです。
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認定コーチ・カウンセラー・介護支援専門員
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