見出し画像

Office ioの二人三脚スタイル


オフィスイオは二人三脚

どうもこんにちは、hanaです。よく尋ねられるのですがOffice ioは、私が、デザイナー/CEOとして、そしてクリエイティブディレクター/COOをAndy氏に任せたスタイルで経営しています。もともとオフィスイオは、デザイナーとして私がひとりで経営していたデザインオフィスという立ち位置でした。


デザインとディレクション

ただ、私がデザインをするうえで必要なディレクションを得意としていないのですね。企業様をヒアリング、課題を見つけ、解決するためにどんな提案をしよう...と考えたときに「これだ!」と思う最終アウトプットであるビジュアルが一番に、直感的にパッと頭の中に浮かぶのです。そう、完全に感覚を使用したビジュアル先行型です。でもそれではダメなのですね。「なぜ、そのデザインが課題解決に繋がるのか?」というところを言語化する必要があります。言葉で説明しないと自分以外の人にそのデザインの意図は伝わらないですから。なので、目の前にある課題を、言語化・設計するという工程をクリエイティブディレクターである彼に全てお任せしています。逆にAndy氏は、実際に手を動かして目に見えるビジュアルを作るということはしないので、その部分を私が補っています。


正反対の場所からの答え合わせ

そしてふたりのやり方で面白いのが、CDの彼は課題整理や設計を言語化しながらロジカルに順序立て、コンセプトや最終アウトプットに向けて頭の中でイメージを固めていくのですが、その彼の中で最終的に提案したいと導き出したイメージと、私が最初に脳内で直感的に浮かぶビジュアルがほぼほぼ一致するのです。私の提案画を初めて見た彼が「そうこれ!このイメージ!」と。これは何度制作を重ねても、です。左脳と右脳の逆方向からのアプローチでありつつ、着地点は同じ。アウトプットのときに答え合わせをするような感覚です。お互い、何より大切にしているのが本質を汲み取ることなので、彼はロジカルに左脳で、私は直感の右脳で、本質を汲み取っているようです。それが、アウトプットしたときに答えの合う理由かな、と思います。


クオリティが高いアウトプットのためには相性が大切

この特殊なやり方の良いところが、最終アウトプットまでが圧倒的に早いところ。また、お互い本質に基づいて導きだしているので「違う、この方向じゃない」と何度も右往左往したり迷走した方向修正をすることがないのです。(もちろん更なるクオリティを求め微調整を繰り返すことはありますけどね)そしてこれ、シンプルに書いていますが実はそう簡単なことではないのですね。制作する上で、ディレクター・デザイナーの感覚や価値観、本質的な部分が違うと、ディレクター側は、デザイナーから全然違う制作物が上がってきて「これじゃない」と修正回数が増えたり、デザイナーもディレクターの意図が汲み取れず、「何が言いたいんだろう?」と、どの方向を目指してビジュアルを提案したらいいのか迷子になります。よりクオリティが高く最高出力でのアウトプットのためには人と人との相性はとても大切になっています。


まとめ

今回はOffice ioの内部でどんな風に役割分担をしているのか?というところを書いてみました。ちなみにこちらはディレクターの視点でかかれた「左脳と右脳の逆方向からのアプローチ」でデザインができあがるまでの記事です。ぜひこちらも読んでいただければと思います。ご静聴ありがとうございました!









もしよろしければサポートをお願いします。頂いたサポート費用は、作品を作ったり、発信を増やしたり、役には立たないけれど幸せな気持ちになることに使いたいなと思います。