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ヒトと、太陽と月

シュタイナー著書 に「太陽内部から働きかける存在達により」人間の脳が構成されている、とあり。松果体と太陽の関係は神秘思想では語られていますが、プラス、脳がコンピュータとして機能する力、神経伝達の仕組みが、太陽を受信することで動くのではないかと自分でも体感します。

一方「月の内部の存在たち」は生殖や欲望、生命力など第二〜第一チャクラに働きかける。もうこれだけで人間が精神性と地上で生きる事への執着、という二つの力で拮抗する仕組みが分かります.. が、なぜか「スピリチュアル」な筈の皆さんが、月が好きなのです。

私も最初の頃は何も知らなくて、自然界の一部として月を意識して、満月の願い事〜とか、やっていた気がします。が、それが「スピリチュアル」ではない、という事が今では分かります。太陽と響き合いその光を取り入れる(自己の性能を活性化させていく)か、願望などを通じて月と関係を結ぶかは、真逆の方向性なのです。

もちろん個人の自由だからどちらでも良い訳ですが、縦の法則と横の仕組みが、一緒になってしまっている、まだまだ「スピリチュアル」は過渡期で、混乱している分野です。ワケが分からないけどそれが面白いシュタイナーも、読んでみる価値がありますよ。ワケがわからない分だけ、私にはそれがとても真実味として感じられます。

どちらでも良い・・と言いつつも。太陽的な意識に切り替えていく、大人っぽい個人や社会へシフトしていかないと、この先、地球でのヒトの立場は難しくなっていく気がしています。統率された自由がない世界、という意味ではなく、個々の人間が大人として自己実現していく力が集まると、社会も自ずと整っていくというイメージ。

そのためには準備段階があり、抑圧感や被害者意識やトラウマのようなものをもし抱えているとしたら、まずはそれを癒してリリースしないと、「大人として」と言われる事がとても辛いと感じるものです。ただただお説教されているような気分になったり反抗心を抱いたり(長く「癒し」の仕事をして来たのでよく分かります..)

間に合うだろうか?と思うようにさえなって来たここ数年。見えない世界の知恵を使って、自分という情報を整理していき、社会や世界や地球のこと、全体のプロフィットを考えられる人々が増えて行き、社会が自然と成長し洗練される。そして、これまでの時代のツケを解消し修正する。・・そのプロセスと、

地球環境の変動と、もう修正できないかもしれないというタイミング。間に合うのだろうか?と。

言葉や議論などを表面上、発信していても、相反する力が各分野で働き、拮抗するばかり。ヒトの本質そのものを変えていこうとする動き、もしかするとマルクス・ガブリエル氏の哲学などもそうなのかもしれないけれど。

シュタイナーなどの「オカルト(本来は秘教という意味)」と言われてきた分野に、脳科学や量子物理学が追いつく時代(これから数十年?)に期待したいと思います。

(2022 Jan by Twitter に加筆)