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”オフィスをおしゃれにしたい”が言いにくい

「”オフィスをおしゃれにしたい”が言いにくい」


新卒で入社した上場企業を退職し、中小企業へ転職した。
創業30年を超える増収増益、地方の優良企業。
転職初日、ご挨拶に伺うと煙草の煙が充満した事務所に書類が山積したスチールデスク。
自身のモチベーションは高かったが、「ここで働くのか・・」という気持ちが拭いきれない。



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前職の環境は比較的先進的であった。
フリースペースやデスク配置のおかげで社員同士のコミュニケーションも多く、意識高く業務に励むメンバーが多かった。
(こいつ、ずっとここでコーヒー飲んでんなという人間ももちろんいた)



現職に話を戻し、入社後しばらくし環境改善を提案したことがあった。

・これが地方の中小だから。
・悪目立ちするといけないから。

この返答に違和感はあったが、どこか納得し腹落ちした。
確かに悪目立ちというか出る杭打たれる雰囲気を感じていた。

「この業界は男社会だから、(女性は事務か掃除)」
「事務所綺麗にするのは無駄、(周りからばかにされる)」

悔しいがそれが当時の状況だった。



インスタで #オフィス と検索すればこれでもかとお洒落で非日常な空間が広がっている。
メディアでもオフィスツアーと称し、スタバ片手の若い社員がシリアルビュッフェやビーズクッションを紹介している。

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これじゃない。
地方の中小企業に適したオフィスはここまで立派な環境でなくていい。

経年劣化したデスクを変える
動くたび悲鳴を上げる椅子を変える
山積みの書類をデータ化する
黒ずんだ壁紙を綺麗にする
湯呑をマグカップにする
壁に貼ってるA4の紙を排除する

このくらいで十分なのかもしれない。
これだけで雰囲気が明るくなり、社員の表情も明るくなるはず。


私たちの会社では期待以上に変わった。

ロングデスクにすると退社前に片付けるようになった。
椅子を変えると腰痛が減った。
書類をデータ化すると100近いファイルを処分できた。
壁紙を選ぶとき、これまでで一番社員が一つになった。
社内に笑顔が増えた(気がする)


コロナ禍で浮いた会食費等でこの提案に予算を付けてくれた社長ありがとう。
何度でも言いますありがとう社長。
来客のたびに会社褒められて照れ隠し、隠せてないが。


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この記事を読んでいただいている皆さんの頭の中にも理想のオフィスがあると思う。
同時に現実とのギャップが大きく、何を誰に言えばいいのか・・。
社員の方はこれまで、そしてこれから一生懸命尽くす会社に少しは理想を求めてもいい。
経営陣の方は福利厚生として環境改善を通し、社員の生産性最大化を図ることもできる。


これから不定期になるが、オフィス改善のためになる記事を書いていくことで皆さんの働く環境を少しでも良くしたい。

それが私たちの会社のモットーであり、そのためのnoteにしたい。


"ALL THE WORKERS SHOULD BE HAPPY"

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