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♯7-4 庭園調査

遠野と水流 水路の思い出

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 遠野の町は、水の流れのなかに築かれたと言われるほど水流が豊富で、来内川にダムが築かれるまでは、しばしば洪水に悩まされてきました。一方、その水を利用して、街場には酒屋や糀屋、味噌屋、醤油屋が軒を連ねていました。いたるところで水が湧き、大きな水流に触れられる場所は、一日市町だけでも10ヵ所以上にのぼったとも。かつての水路を掘り起こすことで、年配の方は、小さい頃、近所の屋敷の池で筏を浮かべて遊んだり、遡上する魚を捕まえたりしたことの記憶が蘇り、生き生きとした未来と過去の接点が浮かんできました。

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 日本庭園と水路の名残が写る、昭和期の三田屋裏庭の様子。

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 池の発掘調査と敷地のレベル測定。

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 池の輪郭と中島の大きさを特定しようとしている。

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 日本庭園を崩す際に埋めた土屋砂利を取り除く。


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