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擦り切れた言葉たちをきっといつかまた愛せる時は来たり

Facebookを開いた瞬間トップに表示される「◯年前の投稿です」機能、
あれはダメだと思う。
やるべき仕事を終え、ようやく子どもたちを寝かしつけて、やっと自分の時間だ〜って一通りのSNSを開くタイミングで出てくるの、絶対ダメだと思う。
ただでさえ現実逃避してしまいたくなる冴えない1日の終わりに、少なくとも私の人生のうちで1番SNS映えていた時代の、友達と行った海外旅行や朝まで踊ったクラブ通いの写真を目にしてしまうことほど、自我崩壊のトリガーとなるものはない。

名称未設定のアートワーク 58

初めまして、イラストレーターのおえかきおはるです。
雑誌やネットメディアの挿絵を描くお仕事がしたいけど全然依頼が来ないので、もういっそ自分で文章を書いてイラストも描くことにしました。
夢叶っちゃった⭐︎
結婚出産によるブランクどころかmixi以来の本格的なライティングになります、当時の勢いを取り戻すべく1記事ずつ頑張ります。
お付き合いいただけますと幸いです。

いつからか、SNS上でまとまった文章を書くのを避けるようになった。
メインで発信しているInstagramはイラストを見てもらうためにあえて言葉を少なくしているところもあるけれど、自分の言葉でしっかりと気持ちを綴ったり意見したりするのが怖いと思うようになった。
当時mixiであんな赤裸々に弱さや女々しさをぶちまけていたエネルギーは、どこからきていたのだろう。
ただの若さだったのだろうか?
やっぱりうだうだ言うことが諦めきれなくて最近本格的にTwitterを始めてみたものの、140字ですら満足に扱えない自分のダサさに落ち込む始末。
あれ、気持ちを言葉にすることってこんなに難しかったっけ。

時々すごく、あの頃が懐かしくなる時がある。
コロナが、仕事が、子どもが、とかそういうことではなく、もっと気持ちが自由にふわふわしていたあの頃。
あんなに恋が辛かったのに、なんにも未来が見えなかったのに、明け方いつもジュディマリ聴きながら泣いていたのに、そんな自分を不思議と愛しく思う今のわたしがいる。
わたし、大人になってしまったの・・・?
さぁやってきました深夜1時のメンヘラタイム、はいどうぞ召し上がれとFacebookが恋しかったバイブスを提示してくるもんだから、思わずスクショして「10年前だって、やば🥺」のテキストに #エモい #楽しかったあの頃 のハッシュタグを添えてInstagramのストーリーズの投稿ボタンを押
そうとして止める、の愚行をついつい繰り返してしまう。
「やば🥺」即ち、「やば🥺(いぐらい映えてたあの頃のわたしを見て)」

あの頃と今、どっちがいいかと言われたら、今だ。
深夜に電話で振られる心配はないし(たぶん)、父親のアル中に寄り添ってくれる病院も見つかったし、「小さな頃から」は今も泣けちゃうけど、確実に今の方が人生をしっかり生きている実感がある。
ただ、欲を言えば、心が少し窮屈だ。
自由でふわふわした自分を"ちゃんと"させるために必死でかき集めてきたいろんなルールを、そろそろ解いていく時期なのかもしれない。

名称未設定のアートワーク 59

ひー!しんどい!
こんな感じでnoteを通じて気持ちを言葉にして発信することと、挿絵を入れる練習をしていこうと思いますが、1記事書いただけでヘトヘトだし気づけばもう深夜3時。
シンデレラタイム余裕で終了、RIPわたしの肌細胞。
でもなんでだろう、昔から深夜のほうが文章を書くのは捗る気がします。
朝早く起きてカフェで作業して・・・みたいなルーティンに一生憧れてるけれど、きっとわたしはこれからも夜な夜な書いては途中で「ママ!!!泣」って夜泣きに中断させられて翌日寝不足で夕方パワー不足でイライラしてブチギレながら生きていくのでしょう。

リハビリの第1回にお付き合いいただきありがとうございました。
もしよければ、また次回!

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