心の中にある「当たり前」を壊してみた

こんにちは。まきこです。

大学病院をやめて海外留学エンジョイ中なはるかと、薬局後継をやめてクリエイター活動中のまきこ。道を外れたアラサー薬剤師2人が週替わりでお届けする、はるまき交換日記。

今週はわたしがお届けします。



今回も、薬剤師としての「正解の人生」から、現在のへんてこ人生に移行していく過程のお話です。

どうして薬剤師になったの?

薬剤師のお仕事、夢と現実

正解は1つしかないと思っていた

・心の中にある「当たり前」を壊してみた(今回はここ)

・正解のレールから外れてみた


先に書いてくれた、先週のはるか日記↓

はるかちゃんの日記を読んで、

「わたし達が “当たり前” を壊すようになったのは、親世代では当たり前だった、**一生同じ会社で、年功序列で働く **って仕組みが通用しなくなったことも関係してるんだなぁ」

って気付かされました。
あの時代は、一社で長く勤めるため、会社の中で我慢することが今以上にたくさんあったのだろうし、そこに順応して1つの場所で働き続けられることは、強みだったに違いない。


でも、今は逆かもなって思う。

「会社」より「人」の方が長生きするようになった現代、長く働き続けるためには、どんな場所でも働ける力を、1人1人が身につけないといけない。
そして、自分をより生かすためには、たくさん我慢をするよりも、好きなこと・得意なことを磨いていった方がいい。



そんなことを知ってか知らずか、数年前のわたし達も、子供時代から築いてきた「当たり前」の壁を壊し始めました。



心の中にある当たり前を壊してみた まきこ編

私たちが生きている今って、ほんとうに、すごくすごく変化の大きな時代だよね。

目に見えるものも見えないものも、子供の頃にはなかったものが沢山あるし、同時に失われたものも沢山ある。

スマートフォンが誕生していたり、分厚いパソコンやブラウン管テレビがなくなっていたりとかね。



そんな時代の中で、今回のタイトルでもある「当たり前を壊し続けること」は、わたしの人生のテーマの1つになっていて。


薬剤師をやめたこともそうだけど、クリエイター活動を始めたこと、多拠点生活を選んだことやシェアハウスに暮らし始めたことも、自分の中にある当たり前を壊せなかったら選べなかった道だなって思う。


当たり前を見直すタイミングは、主に2つ。

1. 「〇〇 “しなくちゃ”!」て思ったとき

2. 「“ふつう” こうでしょ!」て思ったとき

2つに共通するのは、自分の中にある当たり前を、どちらもネガティブに捉えているところ!


前向きな当たり前ならそのままでいい。だけど、その当たり前に苦しめられているとしたら、見直した方が楽になれると思うのだよね。


「それは、本当にしなくちゃいけないことなの?どうしてそう思うの?」

「誰にとっての普通なの?そうしなくちゃダメなの?」

“当たり前” にネガティブになった時は、そんな風に自分に質問をくり返して、見直すようにしてる。


(いつもそんな風に考えてるから、人から相談を受ける時も、わたしは質問が多いみたい。笑 どんな悩みも、ベストな答えは本人の中にあると思うんだよね〜)



薬剤師をやめた時に壊した当たり前は、

・恵まれた「正解の人生」を前向きに受け入れないといけない

・薬局の跡を継がないと両親やみんなが悲しむ

・アラサーになって道を外れるのは遅い

とかとか。


質問を繰り返した結果、

・恵まれた「正解の人生」を前向きに受け入れないといけない

→頭で考える正解だけが正解じゃない!器用に上手に受け入れられなくても、自分らしく幸せに生きられる場所は必ず存在する。


・薬局の跡を継がないと両親やみんなが悲しむ

→近くにいるだけが親孝行じゃない!どこにいたってできる親孝行はあるし、自分の人生を全うして幸せに生きることが何よりの恩返し。

“みんなが悲しむ” と決めているのも、だから動かないって道を選んでいるのも、親ではなく自分自身。


・アラサーになって道を外れるのは遅い

→遅いなんてことはない!いま周りを取り囲んでいるのが、そういう考え方なだけ。

これは道を外れてみて分かったことだけど、環境を変えると面白いくらい、同じような境遇の人に出会ってるの。好きなように生きるほど、周りには好きな人が増えてくんだよね、きっと。


***

さて、交換日記はここまでなのですが、ここまで読んでくださった方に、1つお願いしたいことがあります。


わたし達みたいに職や暮らしまでは変えなくとも、もし、暮らしの中で

「〇〇しなくちゃ!」「普通〇〇でしょ!」

て言葉が心の中に浮かぶことがあったら、

「ほんとうにしなきゃならない?」「ほんとうにこれが全員の普通?」

と、ぜひご自身に問い返してみて欲しいのです。


自分と深く向き合う作業は、少しエネルギーがいります。

だけど、対話を続けて言ったら、ある時ふっと、次の扉が開いて楽になれる瞬間がやってくるんです。


いま、もし当たり前に苦しんでる人がいるなら、それを体感してもらえたら嬉しいです。



次回は、振り返り編ラスト。

長く信じてきた「正解の人生」を外れてみての実際をお伝えしますね^^

はるかちゃんに、バトンパスします!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?