わからないしらない
わかった
わかってる
しってる
危険思想。
全部に例外がある。
でも、統計をとりながら、
こんな傾向があるな、
と捉えなければ、
生きるのは難しいから、
わかってたり、
知ってたりすることは
とっても大事なんだけど、
だからって
正解をわかってるって
してるって
思っちゃダメで、
そう、それは、
主に私の日々についての話。
日々むきあうこどもたち。
みんなちがう
時代も違う
家族構成も
環境も違う。
でも、確かに傾向はあって
その傾向を踏まえた上で
より良い対話を
考えているけれど、
こういうこには
こうしたらいい。
なんて
正解はなくて、
どうするかといえば
対話のチャンスを伺うしかない。
私じゃない人には
私じゃない人のやり方があろうし、
いい方法も、あるのかもしれない。
でも私の正解は
正解などない、ということ。
こどもに聞くこと
と
こどもに、わたしの気持ちを伝えること
傾向の上や下をはばたき
一生懸命、
怒ったり、泣いたりして
伝えようとしてくれる子に
正論なんてぶつけずに
どんな気持ち?
うんうんそうか、そうか、
なるほどなるほど
そうなんだね、
そうか、それはせんせいもわからなかったよ
そうなんだ、それは悲しかったよね、
とにかく、
先生はあなたがだいすきで
困らせたかったわけじゃ
ないんだよ
困らせちゃったのなら
ごめんね
と
伝えるようにしてる
うまくいかないことって
たくさんある
技術的にうまくいかないこともあるし
気持ち的にうまくいかないこともある
それを
切り替えられる子もいるし
きりかえることが大変な子もいる
いろんなところに
つまづきのきっかけはあって
つまづかせたいなんて
思っちゃいないんだけど
つまづいちゃったこが
自分でたちあがれたなら
拍手喝采したいし、
自分で立ち上げれないときは
一緒に沼に浸かって
どんな気持ちでいるのか
聞き取れない小さい声を
聞いて
泣き止めない涙の栓を
一緒に探って
顔を上に向けてくれただけでも
スタンディングオベーションしたい。
小さい声を聞く方法も
栓を探す方法も
ないんだよ
ひたすら聞けばいいわけでもない
近くにいればいいわけでもない
ほっとけばいいわけでもない
でも、それぞれが出してる
悔しさや悲しさを
否定しないで
観察して
なかよしになりたいと
強い思いで
待っていると
色んなサインが見えて
そばにいって
そのこにだけ聞こえる声で
ゆっくり話すと
ほんのちょっとだけ、
伝わるんだ。
ほんのちょっとでも
いいの
せんせいは
あなたのことが
すきだよ
ってことだけでも。
どんなに傾向があったとしても
そのこにとっては
たった今出会った
壁で
一生懸命
向き合ってるんだよね
泣いたり怒ったりすると
気まずいし
ヒートアップした方が
ずっと簡単
そしてある程度はヒートアップしても
いんじゃないかとも思ってる。
怒りや悔しさは出したらいい。
きっといっぱい
がんばってるんだよね
ちょっと気まずくなって
どうせ!どうせ!
と心がクサクサしてるときに
でも、
せんせいはあなたがすきなんだよ
って
伝えることが
大切なんだと
思ってる
こどもとの対話は
とっても
尊いものだと
思ってる
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