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友達の植物たち

私は定期的に鎌倉のあるお庭のお世話をさせていただいている。

職人造りの庭園

素敵な庭園と裏山があって、果樹も多いし、四季折々にお花が楽しめるように、よく考えられた職人さんによる庭園。巨大な石づみの裏山にはまだ手を入れきれていないけれど、お世話に入らせていただいてからやっと一年になった。去年のこの季節にお手入れに入り始めたのだった。

秋の花たち

サザンカ

朝日を浴びる蜘蛛の巣。大きな蜘蛛の巣は私が払ってしまうけれど、こんな可愛いのは見逃しちゃう。綺麗だな。

秋明菊

雑草に紛れがちな菊たち。雑草と呼ばれてしまう、外来種のアメリカセンダングサやその他諸々は私が抜いて、菊たちがシュッと目立つようにしている。細い茎がゆらゆらとして色っぽい。

サザンカ

まるでドレスを纏った少女のような白いサザンカは、存在感がど真ん中。舞台のセンターに迷わず入る女優のよう。美しいね。

秋の木々たち

万両

年末年始には真っ赤に実る、縁起のいい木ですね。千両(実が葉っぱの上につく)と共にお庭中で見られます。ひこばえも多い。子沢山で縁起のいい樹木なんですね。どんどん増えていくと嬉しいです!苔庭の上にもたくさん生えてきています。

もみじ

春から赤色のイロハカエデに追いつくように、紅葉し始めた紅葉たち。
真っ青な空との対比も美しくって、このグラデーションはずっと見ていたいくらいです。どうして緑から赤になるんだろ!綺麗だね〜。

というわけで、人間のお友達とお話しするチャンスが少ないおどるなつこ、タップ板はじめ植物とは日々お話ししております。苔たちとも仲良しです。
猫ほど雄弁ではないようだけれども、植物の意志はとてもはっきりしていてわかりやすいです。

そして、雑草たちにはいつもごめんねって思い、抜いています。ごめんねって思いながらも、負けるもんか!と思ってしまう強さが雑草たちにはあります。かなわないっていうのかな。

そんな強弱を感じながら、私は空間のバランスをとって、よし!と思うのです。あらゆる生命が、気持ちよく、集えるといいなあ。

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