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4000年の再会

今日は
満月と天王星が一緒に
地球の影に入る
4000年に一度の
その日だという

4000年という時間
人生80年とだとしても
50回以上生まれ変わらないと
見られなかった宇宙(そら)

今、隣で声を上げる息子は4000年前
何していたのだろうか

縄文と名付けられた頃
名前さえもままならぬ
赤く染まった光る丸を見上げ
きっと、声を上げていただろう

あれから
地球はヒトの快のために
人工物に覆われ
日々、破壊と創造を繰り返し
変わらない景色は見当たらない

あふれる情報は
不吉な月夜を
天体ショーに変えた

4000年かけて変わるもの 
4000年かけても変わらないもの

そんな太古と今に
思いを巡らせ
変わらないもの探す

たった4000年ぐらいじゃ
変われないのは
結局、ヒトくらいかもしれない

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