見出し画像

人類の欲望や価値観の観察

 死ぬまでの余暇を過ごす老人と話す事があった。そこで感じたのは、死ぬ前と若い時の価値観は異なるだろうという事。例えば、20歳では高年収、見栄を張りたいとか。40代は家庭を養うという事が生き甲斐とか、定年前は老後の資金確保を目的に生き、老後は金に困る事なく、孫や若い世代の為に金銭の援助をしたり、技術を伝承したりと人類へ貢献しようとする。
人間は目的を持って生まれたのではなく、社会や人間に振り回されて価値観を見出し自分なりの幸せを作りにいく。
 欲望に忠実に生きる事はある意味、人類として良い行いともいえそうだ。若い世代は競争し、技に磨きをかけ、子孫を繁栄し、文明を伝承する。つまり、その時々の欲望に忠実であれといえる。人類全体の為と思えば、欲望に素直になれば良い。
 ここで強調したいのは、金は残る。残った金は子孫を弱くし、稼ぐ力を失うという懸念がある。金は余分にもっていてもしょうがない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?