見出し画像

ADHDの転職

今年、転職をした
転職の内容に関わる話ではないんだけれど
それで起こった体験談を少し

※あくまで一個人の体験談
「こうするべき」とかではないので悪しからず

自身の生きる環境が変化すれば
誰でもストレスを抱えると思う

けれども今回の結果から推察すると
やっぱり我々ADHDはそうでない方と比べて
ストレスの感じ方がかなり違う様に思えた

有名な話かもしれないけれど我々ADHDの人間は
ドーパミンの受容経路に問題がある場合が多く
健常の方より幸福感が薄くなる可能性が高い

そのため相対的に些細なことが気になり
ちりが積もって大きなストレスになる
小さな事柄だろうと1週間は引きずる

自分の場合はそのくらい酷い

特定の「何が・誰が」とかではなくネガティブな事柄全てが
指数関数的に大きなストレスに成長していく
もちろん1週間以上解消不能なのに解消前にさらに増大する

そんな中ついにストレスが危険域に入った

わざと身体にダメージが出るくらい酒を飲んだり
手が震えるまでカフェインを入れたりした

これは依存症かと思った…んだけど
今考えると少し違った上に
もっと恐ろしい衝動だったと気がついた

この行為の正体、自傷行為でした
ストレス過多からくる逃避行為だった

ただただストレスフルな今が辛いから
身体が壊れてしまえばいいという衝動だったみたい

そこに気がついた瞬間
万一のためにとっておいた薬、
「インチュニブ」を飲んだ
(本来薬をとっておくのは非推奨)

飲んで20分、
全てのストレスが感じられなくなった

※これ、こんなに早く自覚症状が出るの自分だけっぽい
通常服薬し始めてから効果発揮まで1〜2週間かかるみたい

このことから結局ストレス増大理由の大部分が
ADHDであることではないろうかと思えた

健常者の方にとって自分がストレスに感じていることは
全くストレスになっていないのかな?
などという想像を禁じ得ない

一応簡単にインチュニブの効果を述べると
ドーパミンの受容経路を少し正常に近づける、というだけ
気分がハッピーになる効果とかは無い(ハズ)

なので自分の服薬状態が健常者の方の状態なのかなと思えてしまう
もっとも、実際のところなんて分からないけれど

ちな先に依存症ではなかったと言ったが
投薬後はアルコールやカフェインが欲しくならなかったことも
依存症とは別と判断した理由となった

服薬を正しく始めることで
生きることが相対的に少しだけ楽になる

ADHDなら誰にでも勧められる方法だなんて安易に言えないけれど
本当に辛い方は選択肢のひとつとして考えてみていただきたい

自分の場合はインチュニブとの相性が異常に良く
すぐ効く上に1錠で約2日効果を実感できるけれど、
副作用ももちろんあるし各々で向き不向きがあると思うので
クリニックでしっかりとご相談を

自傷とADHDの衝動性が
最悪の組み合わせを生んでしまう、
そんな事態が起こらないでほしい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?