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G7広島サミットで使われた円卓

G7サミットが閉幕しましたね。
各メディア、色々な批評を出しています。
不十分・中途半端だという声もあれば、世論調査では岸田総理の支持率が50%を超え、「指導力を発揮した」という意見もある模様。
ようは切り取り方次第なので、あまりメディアに振り回されないようにすべきかなと。
サミットの特設ホームページで声明や関連文書の仮訳があるので、関係閣僚会議資料も含めて、読んでみようかなと思います。

今回は、その話ではなく、会議で使用された円卓などがニュースに取り上げられていたことについて。

開催地広島の家具メーカーの株式会社マルニ木工が、今回のサミットのために手掛けたものだそうです。
材料にも広島県産のヒノキ材が使用されています。

同社の代表作は「Hiroshima」と名付けられた椅子で、なんとAppleの本社にも採用されているらしいです。
インタビューでは、元々はこの椅子をサミットに採用してもらうよう営業していたとのことですが、実際には椅子にとどまらず円卓の注文が来たとのこと。
大きな円卓で、経験のない挑戦だったらしく、それなのにあんな立派なものができるとは驚きです。

このニュースを見て感じたことは、G7サミットが日本・広島で行われた意味と可能性のようなものについてです。
「核軍縮」や「核廃絶」を訴えるうえで、被爆地広島で行うメッセージ性は強いと思います(結果に対する批判は大きいようですが)。
また、サミットや国際メディアセンターでの食事、パートナーズ・プログラムを含む行事など、広島の文化や歴史などを発信する貴重な機会だったと思います。

これに加え、日本の技術力とブランドを発信するチャンスでもあったのかなと思います。
「日本は衰退している」とメディアや選挙など、様々な場面で聞きますが、可能性は秘めているものと思います。
円卓などはもちろん、贈呈品から、「日本にはこんなすごいものがあるんだぞ」と世界にアピールするチャンスだったと思います。

今回のニュースを「へぇ、そうだったんだ~」で終わるのではなく、海外の方に興味を持ってもらい、買ってもらえるようにアピールをしていくことが大事かなと。
高品質・低価格を売りにするのではなく、大げさかもしれませんが、ジャパン・ブランドというものを広めていき、様々な場面で選んでもらえる・選ばせに行ける存在になってほしいなと思いました。


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