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コンサル未経験でのマネジャー入社をオススメしない理由

こんにちは、おでんです。

今回は、コンサル未経験でマネジャーとして入社することをオススメしない理由について書きます。
最近、私のチームのマネジャーがプロジェクトをクビになりました。そのマネジャーはコンサル未経験で入社しており、間近で苦しんでいる様を見てきて感じたことをみなさんにお伝えしようと思い、この記事を書くことにしました。これからコンサルへの転職を考えている方の参考になれば幸いです。


未経験マネジャーをオススメしない理由

いきなり高いレベルが求められる

コンサルタントとして未経験でマネジャーとして入社することは、非常に厳しい環境です。入社してすぐにチームのリーダーを任せられることが大半ですが、その際に高いレベルの能力が求められます。アサインされたばかりでまだ何も分からない、なんて言い訳は通用せず、周囲からは「マネジャーなんだからそれくらいできるでしょ、なんとかしてよ」というプレッシャーがかかります。手厚い教育を受ける、なんてこともありません。大量のドキュメントを渡されて、「これ読んで勉強しといて」となるのが当たり前、と思っておくとよいでしょう。

若手にナメられる

コンサルタントとしてのスキルや知識が未熟な場合、生え抜きで鍛え抜かれた若手からナメられます。パワーポイントの作成などのコンサルスキルが身についていない場合、若手から信頼されず、影でバカにされることもあります。前職の知識をフル活用できるようなプロジェクトであれば、知見者として威厳を保つことができますが、そうでない場合は確実にナメられることになるでしょう。
実際、クビになったマネジャーは、いつもチームメンバーに詰められていました。前職で課長だった40の人が20代の若手に詰められる光景は、見ていて心苦しいものです。

体力的にしんどい

コンサルタントとしての仕事は基本的に長時間労働が求められます。最近は働き方改革が進んでいると言われていますが、そのシワ寄せはマネジャーにいくことも多いです。これまでまったり働いてきた人からすると想像もできないくらい労働時間が増え、心身ともに消耗します。さらに、スキルが未熟なため、同じ仕事に対して余計に時間がかかってしまうこともあり、余計に苦しむことになるでしょう。

ランクを落として入社するべき

コンサルタントとしてのキャリアを積み重ねるためには、未経験のマネジャーとして入社するよりも、まずはコンサルスキルや働き方を身につけることが重要です。そのためには、マネジャーの1つ下のランクであるコンサルタントとして入社するべきです。昇格が遅れるから嫌だ、と思う方もいるかと思いますが、能力が認められたら1年で昇格することも可能なので、あまり心配しなくてもよいでしょう。また、コンサルタントとして助走をつけてからマネジャーに上がる方が、その先に上がるスピードも早く、より長期的なキャリアの成功につながるというメリットもあります。


以上、コンサル未経験でマネジャーとして入社することをオススメしない理由についての記事でした。
未経験のままマネジャーとして入社することは、自身の能力や成長にとってハードルが高いだけでなく、周囲とのコミュニケーションやリーダーシップ能力を問われるため、ストレスやプレッシャーが大きくなる傾向があります。
個人的には現職でそれなりの地位にいる人は、無理して転職しない方が幸せなのではないかなと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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