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いわき在勤30歳。

今日は、彼の誕生日です。
私より3年遅れて、30代に突入しました。
弟のようで、兄のようでもあります。

学芸員になりたくて修士課程を修了したけれど、就職はうまくいかず、異業種の正社員を1年こなし、晴れて博物館系施設運営団体に転職。雑用のち、歴史分野の学芸員になりました。

専門は、戦国時代の日本史。古文書が好物です。
とにかく真面目で、突き詰めるのが好きです。突き詰めすぎて空回りすることもあるので、見ていてハラハラしますが、何となく放っておけない人です。
隣接県が地元なのですが、彼の実力なら故郷の歴史館でも充分務まると思います。文化的な度合いも違うし。東北の日本史界に名を刻みたいなら我が地元にいるのはもったいないですね……。
元々はあまり歴史に関心があるほうではなかったそうですが、文学に疎い以外は本当に伊達政宗な人なので、東北の血と大学での勉学や研究がそうさせたのですね。

そんな、1年間共に働いた前職場の今年度の展示会は、歴史色の濃いラインナップです。館名に文学とも付くのに、その要素が見当たりません。
昨年度は、講演会2つ行きました。展示会は、何も見ていません。ネタ切れ感があったからです。まあ、私がいた頃は、当時の館長がネタを豊富に持っていて退職までに随分やりたい放題していました。そのおかげで、地元の文学や歴史に関する知識や視野が広がったので、思うところもありますが、感謝もしなければいけない存在です。


今しがた、誕生日おめでとうメッセージの返信が来ました。文学系施設に異動とのことでした。
完全に、彼の専門外です。
一から鍛え直し、南から北への大移動でもあります。
配属3年、自分のやりたいことを存分にできて、爪跡も残した。だから?
彼は、意義のあることしかしません。
新天地では、彼の実力は発揮されないでしょう。留任か、別施設のほうが良かったのに。
まあ、私の家に近くはなりましたが。
やっぱり、我が地元では、もったいなさすぎる……!!

とりあえず、元気でいろよ。
私も、生きる。