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「オー!サカナ!!」リリックビデオ公開!
久しぶりの更新となってしまいました。
先日、音楽メディアを中心とした媒体からリリースがありましたが、この度、「オー!サカナ!!」という楽曲のリリックビデオを公開しました。
楽曲制作に至った背景、制作者などについては、以下の記事にいい感じでまとめられているので、是非ご一読ください。
さて、この企画に携わった、「中の人」がやっているnoteですので、せっかくなら「ここだけの話」を書いていきたいと思います。
ここだけの話~企画に至った背景~
減り続ける、魚の消費量
業界ではよく出てくる資料ですが、日本全体の魚の消費量は年々減り続け、令和4年度概算値では1人1年当たりの食用魚介類の消費量は22.0kgと過去最低を更新し、右肩下がりの苦しい状況になっているところです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720796648718-RjLYoBZ6hL.jpg?width=1200)
「魚の消費が減る」→「漁師さんや水産業を生業とする人の収入が減る」→「跡継ぎや、新規参入者がいないため担い手減少」という、負のスパイラルが発生することを懸念しています。
(現にそうした状況もあるかと思っています。)
水産業界は、流通形態が多段階である故に、利害関係が異なり、ポイントの支援では「損する人・得する人」が出てくる性質もあり、非常に難しさはあるのですが、唯一みんながハッピーになれるのは、「さかなを食べてもらうこと」つまり、魚の消費量を底上げすることだと捉えています。
みんな魚嫌いになったの?
主要な統計では、魚を食べなくなった要因として、「価格面」、「手間がかかる」などが主な要因に分析されていますが、一方で、日本人の好きな料理のランキングでは、「寿司」や、「天ぷら」など、魚を使った料理が出てきます。
つまり、「魚が嫌いという訳ではない」ということ。
![](https://assets.st-note.com/img/1720797248082-wNJlLp3xMY.jpg?width=1200)
このことから、価格や手間の課題もあるけど、みんなどうせ魚好きなんだから、「いかに魚を食べたい欲を喚起するか」ここが重要だと思っています。
ここで、先ほどのグラフに戻ります。
右肩下がりが続いていますが、よく見ると平成13年度(2001年度)には、40.2kgと、ピークを迎えていた時代があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720797325523-LDPReJwzx3.jpg?width=1200)
意外とそんなに前じゃない。
これが、昭和の頃だと言われたら、家族構成の変化だとか、自給率の関係だとか、社会変容の問題だったと思いますが、平成13年くらいだと、その辺は大まかには「現代」とくくれると思うので、大きな変化はないと思います。(とはいえたしかにモノの値段はだいぶ上がっているなど、変化はありますが…)
おさかな天国
では、なぜこの時、消費が上がったのか。
色々と分析をしましたが、私の中ではこの答しか出ませんでした・・そう、「おさかな天国」
「おさかな天国」があちらこちらで流れていた当時、私は小学生でした。
親の買い物に付き添っては、「さかなさかなさかな~♪」とよく口遊んでいたことを子供心ながら覚えています。
そうだ、これだ。
時代は流れ、今や私も親になったのですが、子供が「おさかな~」と言えば、「今日の夜ご飯は魚にしようかな。」、「あ、それより、自分も食べたいな。」そう思う時が増えました。
実際、「おさかな天国」によって、消費が拡大したというデータも拝見したこともあり、分析的にも、感覚的にも、平成13年度の消費量の底上げには大きく寄与したものではないかと思っています。
あとは、直近で「かのやカンパチソング」など、ブレイクした例もあったので、そうしたことも参考にしながら、オリジナルソングの企画を立案しました。見方によれば破茶滅茶な提案ですが、通してくれた我が組織に感謝しかないです。
オリジナルソングをつくる
・・・と、企画立案の背景としてはこのとおりですが、「誰が、どのような歌を歌うのか。」これが問題でした。
実は、当初私がイメージしていた姿は、今回のリリースとは全然違う形でした。
(正直、今思えば素人考えでもっとスケール感が小さかったです。)
楽曲制作というこの問題を、超絶素晴らしいプロデュース力で仕立ててくれた方がいますが、ここからまた長くなってしまうので、続きは次回とします・・・・。
〈続く〉
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