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2020年の自分を振り返る。

大晦日の小田貴音です。

先ほど今年最後のお仕事のラジオの放送も終わりまして、
(収録だったけど、#MKN_radio追っかけてコメントしてました)
これで手放しで年を越せるぞ!
と思ったんだけど、何もないのはちょっと不安になる性癖なので。笑
テレビも家にはないしねー。

夕方ぐらいにアメブロの方では年末の挨拶をしたんですが、
こっちでは個人のことも含めて、もうちょっと深掘りしてみる。
相変わらずどこまでいっても自分のことばっか、になっちゃうけど。
寂しいやつー。笑


・1〜4月ごろ。

最初の2ヶ月ぐらいは今まで通りというか、いつも通りというか、
例年通りの「頑張るぞ」の熱量で過ごしてました。
目標は「サバイバル」、実家を出て今年が3年目になるので、
さてこのまま進んで生活を維持できるのか、からスタート。

ところが2月下旬、国から「自粛要請」の言葉が出てきた。
「強制ボランティア」みたいな変な言葉だなー、と思いつつ、
状況と流れをしっかり把握してないとまずいな、とも思いつつ、
それでもほとんどのライブがキャンセルになっていって、
何この状況!?ってずっと思ってたのがこの時期です。

1月終わるぐらいのタイミングですでに、
3月銀山ベース、4月銀山ベース、5月楽座、8月ジューク、
計4本の万貴音ワンマンライブを組んでました。
諦めるのは悔しいので、それぞれギリギリのタイミングまで
(お店に迷惑かけないタイミングも)様子を見ながら探る。
結果、全ての予定はキャンセルに。

ライブは出来なくなったけど、制作は変わらず続けられる。
自分がプレイヤーだけやってたら、この辺で潰れてたかも。
毎週木曜のラジオと、土日の万貴音の練習・本番以外は、
そもそも、これまでも人と会ってないじゃないか。
なので、他の人ほど生活パターンは大きく変わりませんでした。

今こそしっかり制作に力を注ぐべきだ、と思ったし、
外注制作の需要も上がるんじゃないかな、とも思ってました。
そっちでも忙しくなれば、なんとか食いつなげるか、
と思ってたんだけど、実際、3月はそんなことなかったんです。

自分同様、ライブ出来ないと収入がなくなる人は多いので、
出費は可能な限り抑えようとするから、でしょうね。
一体いつ仕事が再開出来るか見通しが立たないので、
そりゃなかなか外注で曲作ろう、とはならなかったわけだ。

じゃあ万貴音でゴリゴリ作ろうぜ、という流れになるけど、
これもまた難しかった。
相方のもう一つの仕事も休みになってたんだけど、
そうそう気軽に会えないのがこの状況だし、
レコーディングってある程度密室でするので、ね。

といった感じで、ステイホームの始まりの3月は、
常に背中に「終わり」がいました。


この時期は短時間で曲を作ってTwitterにあげる、
っていう修行をやってました。ここで供養しておきまーす。笑


・5〜8月ごろ。

主催ライブも吹っ飛び、毎年出てたフラワーフェスティバルも中止、
正直けっこう気持ちはやさぐれてた気がします。
SNSを開けば攻撃的な言動ばかりが目に飛び込んでくるし、
なんか勝手に凹んでた時間が長かった時期、だったかなあ。

それでも少しずつ変化はあって。

5月に万貴音で配信シングル「クローバー」「優しい言葉」をリリース。
特に「優しい言葉」はこの時期だからこそ書けた曲でした。
ミニアルバム「ノーマライズ」もサブスク参入させて、
ラインナップも少しずつ賑やかになってくれました。

YouTube配信はまだ難しかったんだけど、だったら別の方法で、
とまずはツイキャス/インスタライブから主催配信。
スマホのマイクだからクオリティは高くなかったんだけど、
やってみると、みんな楽しんで参加してくれてた。
クオリティって大事だけど、それより大事なものはあるよな、
ということを再確認したのでした。

さらに5月、フラワーフェスティバルがなくなったけど、
例年出演している広島のアーティストが集まって、
各自撮影した動画で「花ぐるま」のリレー。
みんな頑張ってるんだ、伝える場所をもらえたんだ、
と胸が熱くなった出来事でした。

外注制作のほうも、これからどうなるのかと思ってたんですが、
東京の先輩から楽曲制作の依頼をいただいたのを皮切りに、
(このタイミング、きっと手を差し伸べてくださったんだと思います)
少しずつ依頼が増えていきました。
やはり特筆すべきは「藤江潤士」さん。がっちりタッグを組んで、
しかしリモートで作品を仕上げていく、自分の「新しい制作様式」。
「貴音潤士」もとい「プロデューサーズ」のタッグ制作は、
今も脈々と続いています。

国から持続化給付金を受け取ることも出来たので、
改めて制作環境・配信環境を整え始めたのもこの時期です。
無駄遣いは決して出来ないけど、必要なものは必要だ、
ということで、機材関係がかなりリニューアルされました。
iMacやオーディオインターフェースの新調、SSDの増設など、
それなりにお金もかかったんだけど、随分ストレスも減った。
いかに仕事の環境を快適にするかって、大事なことですねー。

そうこうしつつ、いよいよライブ配信をYouTubeからするように。
毎回少しずつ環境や機材が変わっていくので、
セッティングも都度変わってしまい、一進一退って感じ。
ストレスも凄いんだけど、数をこなしながら勉強するしかない。
次はもっと良く、もっと快適に、を繰り返して進みます。


・9〜12月ごろ。

夏の暑さを長く引きずった今年の秋。
その分、冬の冷え込みは異様に厳しく感じますね。

秋冬は、ライブハウス等での高画質・高音質ライブ参戦多め。
自分で全部準備してオペってみて改めて分かる、
そこを誰かに任せられることのありがたみ。
音楽とステージにだけ集中出来ることはほんとに特別なんだ、
と感じますね。
とはいえ、今後もセルフオペの状況は頻度高くなると思うんで、
これからも勉強と実践を繰り返して強くなろう。

秋から冬にかけて、外注制作は去年までのように、
うちに来てレコーディングして、というスタイルが少しありました。
検温、換気、消毒などなど、なかなか面倒ではあるけど、
お互い(とその周り)の安全確保のためには必要なことなので、徹底。

もう一つ特筆すべきは、最近のnote記事でも紹介してますが、
VP制作の音楽担当を経験させていただいたこと、です。
今まで作る歌ものみたいに「1曲全力勝負!」ではなく、
番組のBGMをまるっと担当するお仕事。いわゆる「空気の演出」。
元々クラシック畑の人間なので、インストは大好物なんですが、
こういった形でたくさん作っていくのはあまり経験が多くない。
(映画やミュージカルの音楽担当はしてたので、初めてではないけど)

何か新しいことをする時は、そのルールを知り、意図を知り、
自分に任された意味を反映させて、全うする努力が必要です。
自分の歌の時は、「聴いてくれた人に何を感じてほしいか」だし、
VPの場合は「この感情を音楽でサポートするには」だったりだし。
プロデューサーさんを始め、色んな方のアドバイスと協力で、
いい仕事をさせていただけました。

万貴音としては年末、つい先日ですが、YouTubeで配信ワンマン。
ほぼノータッチだった「映像関係」のグレードアップも狙って、
照明やカメラも新調し、新曲も用意して臨みました。
映像、音響ともに改善点と、新たな課題をしっかり残した回。
悔しさもしっかりあるけど、きちんと受け止めて未来に繋ぎます。

動画編集もようやく「Final Cut Pro」を導入。
撮影した動画をマルチアングルで切り替えたり出来るようになったんで、
大変だけど面白い。こちらも少しずつ慣れていって、使い倒そう。

仕事量が激増した!というよりも、未知の仕事に踏み込んだ、
という方が実感として近かった時期なのかな。
インプットすべき情報量が格段に上がったので、とにかく怖いのが
「脳の回転がオーバーロードして止まる」ことでした。
今までに輪をかけて忘れっぽくなってしまってる気がするし、
テンパっちゃうと集中出来なくなっちゃうし。
精神的にもゴリゴリを磨耗していったように思いますが、
これ、決して嫌な感じではなかったです(集中切れるのは嫌だけど!)。
成長痛、だと思う。だからこの先は良くなってくれよな!


・まとめ。

3つの時期に分けてまとめましたが、本当はもっとシームレスに、
仕事も感情も、時に体調も浮き沈みした一年でした。
安全と健康の優先順位が爆上がりしたので、高熱が出たり、
といった体調の崩し方はしなかったんですが、
やるべきことをやり、休むべきときに休む、は今後も必要。
もう四十路にも手が届きそうだしねえ。。笑

振り返ればいい年だったよね、とは思えない今ではあるんですが、
改めて自分のこと、自分の感情、大切にしてる(したい)もの、
を見つめ直す時間と共に進んだ年になったかな、と思います。

元々、プレイより制作のウェイトの多い音楽家ではあるものの、
人前で歌えないことがこれほどしんどいとは思わなかったし。
人と会えないことがこれほど不安になるとも思わなかったし。

だからこそ、家族をもっと大事に思えたし、
やっぱり音楽が大好きで、万貴音が好きで、
仲間たちの音楽が好きで、ラジオが好きで。

闘うことをやめない人は格好いい。
自分もそうでありたい。
勉強して、練習して、研究して、実践して、
失敗もして、でも起き上がって歩く。
生きている限り、そうやって鳴らしていこうと思います。


今年頑張った自分と全ての人たちに、愛と尊敬をこめて。
きっと来年、すぐ新年の挨拶すると思いますが、笑

今年もお世話になりました。
2021年も、どうぞよろしくお願いします。


2020年12月31日23時25分 小田貴音。



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