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三代目ヘッドンホホ

先日、ヘッドンホホ…もとい、ヘッドフォン(「ヘッドホン」のほうが認知度高い表記なの?)を買いました。

SONY MDR-CD900ST

長く業界標準のモニターヘッドフォンとして使われてきた機種で、今でも色んなアーティストの写真や動画でも目にするんじゃないかと思います。
何の飾りっ気もない面構えが「THE ヘッドフォン」って感じ。ラーメン屋の店主が頭に手拭い巻いて黒いTシャツ着てることよりも「らしい」気がします。

実は3月ぐらいに今まで使ってたやつの片耳分が断線して聴こえなくなってしまって、しばらくは別のヘッドフォンで作業してたんです。が、やっぱりこのままだと不便だぞ、ということで再購入。
今回で三代目のCD900STになりました。同じものを買い替えながら使うっての、改めて考えると結構独特のパターンな気が。


む、「モニター」ヘッドフォンってなんぞや?って方いらっしゃいますよね。いなかったら自分のnoteの読者は全員業界人だ。笑

ヘッドフォン、イヤフォン、スピーカーもそうなんだけど、一般向けのものはざっくり言うと「気持ちよく感じる音」を出すように微妙に味付けがされています。「迫力ある重低音!」とか、「煌びやかな高音」とか、そういうやつ。「リスニング用」と表記されてたりします。

それに比べてモニターヘッドフォンは「原音に極力忠実に聴く」ためのものです。料理にマヨネーズや薬味はもちろん、塩や胡椒すらかけてない、素材そのままの音を聴くためのもの。なので曲によっては音がげっそり痩せて聴こえもするし、カサカサしてたり、高音が嫌に耳についたりする。正直かなり耳が疲れます。笑

なんでそんなもん使って聴かねばならんのか、というと、そういう部分を確認(分析)して適切に処理するためなんですね。お医者さんの聴診器みたいなもの、と例えると少しは分かりやすいかしら。


当たり前ですが、この機種以外にもモニターヘッドフォンはたくさん存在します。それこそ時代に合わせてもっとハイエンドな一品も出てます。

例えば同じくSONYのMDR-M1STとか。ハイレゾ規格の音環境に合わせて登場した機種になるのかな、やはりいいお値段しますが試してみたいやーつ。


時代も進んで色々出てるのに、別のやつにはしないのー?と思う方もいますよね。自分でもそう思ってるもの。
でも、おいそれと別のにはしたくない。なぜかというと「聴こえてくる音が変わるのはまずい」からです。味付けされた「いい音」で聴くより、「いつもの音」を聴かなきゃ判断つかないからなんですね。

ヘッドフォンを複数購入して所持できるようになれば色々試せはしますが、それはあまり現実的ではない(主に経済的な意味で)。あと、モニターヘッドフォンを複数試聴できるお店も自分の周りにはなかなかないわけです。特にこういうご時世ですしね。。

なので、今は相変わらずCD900STを選びます。「エイジング」といって、しばらくヘッドフォンに色んな音を聴かせて馴染ませるっていう作業がどれぐらい意味があるのかは検証しきれてないけど、こないだの配信ライブで使った時にはまだ違和感あったので、まだしばらくは鍛える期間かな。

と、断線した二代目もモノ自体は綺麗なままなんで、いずれ配線の修理ができればいいなと思ってます。3つぐらいは持ってても無駄にせずに使えると思ってる。側圧強くないんで、外出時に使うのはちょっと難しいけどね。笑


マイクとかヘッドフォンとか、なんならオーディオインターフェースとか、色んなのを試してみたい気持ちが強いんだけど、まーなかなか実現は難しい。せめて自分のとこに来たやつは精一杯愛してあげたいな、と思う次第です。

よろしく頼むよ、三代目。

ではまた。


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