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今日は月食 saros136 menber20/70

19時16分から20時42分

この時間帯に皆既月食が全国的にみられる。20時くらいに東の空をみあげると、赤黒い月をみつけられる。

星空がきれいな場所に住んでいる人は、皆既月食が中は星空がめちゃきれいにみえるので、つかの間の星空を眺めてほしい。

NASAのEclipseサイト

月食や日食の情報は、NASAのEclipseサイトに詳しく出ている。

世界中でおこる月食日食を予報している。自分が到底生きていないであろう期間まで計算している。
日食と月食は太陽と月と地球の位置関係で、月と地球が相互に太陽を隠し合って起こる現象だ。

サロス周期

昔の人は約18年たつと、同じ条件で日食や月食が起こることを発見しその周期を記録からみつけた。サロスと名付けたのはエドモンド・ハレーだ。
現代でもこのサロス周期は、日食や月食の情報をまとめるのに使われていて、日食や月食にもサロス番号+メンバー番号が付いている。今回はサロス周期136番の月食でメンバー70番という番号がついている。

サロス136のカタログをみると、このサロス周期では、1680年4月13日 から2383年6月16日まで40回の日食が起こることがわかる。

1680年はどんな年?

1680年だと将軍家綱が5/8に亡くなった年で、天文学者渋川春海が生きていた時代だ。サロス周期の長さを考えると星の世界は長いなあとおもう。
将軍が亡くなって、家綱→綱吉と受け継がれた年でもある。
三井商店の三井高利が生きていた時代でもある。
その時も、太陽も地球も月も存在して、月食を起こしてたのだから、天体の存在感、ちっぽけな人間というのを改めて感じさせる。

行きかふう年も旅人なり

この時期生きていた松尾芭蕉も奥の細道の冒頭で、月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり。と書いている。旅というのは、時間と空間を移動することなので、時が流れるのも旅なんだよな〜としみじみとした気持ちになる。

星占いのホロスコープでみると

2022/11/8の月食ホロスコープ

月食なので、太陽と月の位置は180度の関係になる。月食はノード上で満月になることなので、地球の赤道面対しての月の軌道の昇交点ドラゴンヘッドが月と重なって、降交点ドラゴンテイルが太陽と重なる。ついでに天王星と月は食なので、これも重なってる。
このホロスコープで影響が出そうなのは、月食がおこる、おうし座、その反対のさそり座、クロスになる、しし座、みずがめ座となる。
特におうし座(月)ーさそり座(太陽)で月食なので、まあこの2つの星座の人は、生まれ変わるとか、広まるといったことかな。クロスしている星座のしし座ーみずがめ座軸もみずがめ座の土星がちょうど裁定位置にいるので、なんだろうなー。このシェア社会の促進を一度立ち止まらせるといったことがおこるのかもとか。

月食中の月がみえるのは、おひつじ座

赤黒い月が輝くのは、おひつじ座の方向になる。星占いでいう星座だと、おうし座方向になるのだけど、天球の星座は歳差運動のせいで1つずれている。おひつじ座生まれのひとは月食がみえる方向におひつじ座がある。

天文アプリ、REDSHIFTのスクショ

おひつじ座は2等星で構成されるので、少しくらい星座。月が完全に隠されると月の上のほうにおひつじ座がみえるだろう。
月の左の下の方にプレアデス星団(すばる)も目のいい人なら見つけられるかも。プレアデス星団はおうし座の一部なので、そこからさらに下にいくとアルデバランという赤いおうし座の一等星までみつけられたらすばらしい。
アルデバランのあたりにも、ヒアデス星団という星の集まりがあるのでよくみてほしい。

月食は時の流れを感じられる天文現象

日食と違い、ゆっくりと起こる月食は時の流れを感じやすい天文現象だともいえる。ぜひ月食を眺めてほしいし、悠久の時を感じてほしい。

国立天文台のYou Tubeで天王星の出没ピックアップ

隠される瞬間

出てくる瞬間

いや、星っていいもんですね!!!

現場からは以上です!


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