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小田々農園の求人の条件6/ファーストワンマイルとラストワンマイルを合わせ持つ農業

小田々農園が農業EXPOと農業就職・転職LIVEに出店するにあたって、
どのような労働条件を提案できるかをメモしておこうと思います。

農業を始めたいあるいは田舎で暮らしたい人たちが何を望むかは多種多様です。

ここでは、小田々農園や関連会社が四半世紀前から基本としているビジネスモデルについて触れておきたいと考えます。

一言でいうと、
1st 1 mile と last 1 mile を共に持つ産業(農業)は最強
だということです。

#ファーストワンマイルとラストワンマイルを合わせ持つ農業 とは?


この四半世紀インターネットなどにより世の中は変わり、

農家はファーストワンマイルとラストワンマイルを共に持てるようになりました。

私がお勧めするのは

新規就農する場合、
その準備段階として、
まずラストワンマイルから始めることです。
これはほとんどリスクがありません。

あなたが作りたい農産物で、あなたが目標とする農作物を作っている農家の農産物を販売する。

そこから始めて、
つまりその農産物を仕入れて販売し、
あなたの欲しい収入の半分が稼げるようになれば、
あなたの好きな、ほれ込んでいる農産物の生産をしても
きちんとコスト割れしないで生産ができれば、
仕入れて販売した農産物と同程度のものが生産できれば

あなたは農業で生活できることになります。

ですから、農業したい人へのお勧めは
まず販路を作ることです。

ラストワンマイルの構築から入ることです。

友だち、親戚、ご近所、会社の同僚、同級生、趣味などの集まり
SNSの友達、フォロワーなどなど、

あなたのお気に入りの農産物をお勧めしてみましょう。

それは将来の自分が丹精込めて作った農産物の販売の練習になります。
同時にお得意さんの開拓になります

このように、ラストワンマイルの構築から入ることです。

ラストワンマイルは、自ら売ることだけにこだわる必要はありません。

それを販売してくれるプロを見つける事でもいいのです。

八百屋さんなど小売業者、卸業者、野菜を材料として使う料理店、
お料理のサークルや教室などなど

その時、「私も将来農業を始めたいので、その時は買ってくれますか?」
と聞いてもいいかもしれません。

そのお店などで、
どの程度の品質の農産物が
どんな価格帯で
どれほどの量売れているのか
その仕入れ先は何処か、
既存の仕入れ先に問題は無いのか、
今後欲しい種類や品質や価格帯の野菜の量はどれほどあるのか、
その仕入れロットは何キロか、

等のことをリストアップしておくことは意味があるかもしれません。

次回 #収支を知らない人は新規就農に不向き


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