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自己分析が少し進んだ気がする

こんにちは!作曲家のodasisです。

自己分析

「自己分析」というワード自体は主に就職活動で使われる用語と思います。

採用試験を受ける際に、自分のやりたいことや得意なことを分析し、それを自己PRに落とし込む作業のことですね。

そして僕はこの「自己分析」という単語がめちゃくちゃ嫌いです。

僕は学生時代は普通に就職活動しましたが、当時からこの「自己分析」というワードの軽率さや無責任さに嫌悪感を抱いていたのを覚えています。

就活エージェントが煽るビジネス臭もその理由の1つではあったのですが、「自己分析」という安易なラベル付けと安直なフォーマットで”なんとなく自分のことを理解した気にさせる”風潮が心底嫌いでした。
思考停止を促すものにしか見えなかったのです。

自分のやりたいことを見定めるのは物凄く難しいことだと思います。
人によるとは思いますが、少なくとも僕にとっては時間とカロリーと経験が必要な大変な作業です。自分のことはよく分かりません。

それに、やりたいことなんて変わっていくのが普通だし、自分を騙すのだって上手くなっていきます。

30代になった現在でさえ自分のことは良く分からないし、自分らしさがなんとなく見えてきたなぁと思えても、それも時間が経てば変わっていきます。

僕にとっての自己分析はそういうグニャグニャ変わり続けるめんどくさい自分を世話する大変な作業という感じがします。

自己分析という単語は嫌いですが、それは正確には就職活動の中で安直な手段として使われる「自己分析」なのであって、自分のことを深掘りする努力はとても尊いと思います。

「なにがやりたいの?」と聞かれる

僕はいま作曲家・サウンドクリエイターとして生活しています。(一応…)

新卒で入った会社は総合電機メーカーで、そこでは人事の仕事をしていましたが、そこから10年経ったいま、音楽など音全般の仕事をしています。

世間一般よりは幾分か(自分にとって本来の)自己分析を頑張った自信はあるし、「やりたいことをやっている!」ともある程度言い切れますが、それでも自己分析が足りなくて答えに窮することがあります。

最近になって

odasisは将来どうなりたいの?

と聞かれることが増えてきました。

これに対する答えは「音楽を仕事にする」ではダメです。
そこよりもう1段階踏み込んだ「どういう作品を作りたいの?どういう作品に関わりたいの?」がこの質問の本体だからです。

音楽にもいろいろあります。
僕がやってきたような遊技機のサウンドもあるし、ゲームもあるし、アニメやテレビドラマもあるし、広告やイベント用の音楽もあります。

同じ音楽の仕事と言っても、それぞれが持つ専門性は結構違うので、どこの領域に入っていきたいかというビジョンを聞かれることが増えてくるのです。

最近ちょっと自己分析が進んだ

独立してもうすぐ1年が経ちますが、この1年で自己分析が少し進んだ気がします。

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